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yurippeさんのレビュー一覧

投稿者:yurippe

40 件中 31 件~ 40 件を表示

紙の本

紙の本ハイヒールCOP 1

2003/04/14 23:21

凄腕美人刑事は、男性ハントも「技あり」

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警視庁きっての検挙率を誇る、本庁保安二課の美人刑事・市子さんは大のブランド狂。
「一流品こそが私にはふさわしい」と豪語してはばかりません。
シャネル、ディオール、サンローラン、ヴィトン、ブルガリ、ブルーノ・マリ…、と全身上から下までブランドづくし。
課長のデスクはいつも、犯人逮捕の際に汚れたブランドスーツのクリーニング代請求書でいっぱいです。

三度のメシより犯罪とブランド品を愛する市子さんは、男性の趣味も超一級。
理想の男性像は、働く女性に快適な環境をもたらしてくれる「5E(イー)」。
いわく、

容姿E
性格E
センスE
マナーE
頭E

足が命の刑事稼業。
けれど、市子さんは今日も7cmハイヒールで犯人逮捕と5Eハンティングです。
痛快無比の事件簿を一読すれば、スッキリ爽快。
一話完結で読みやすく、束の間、時間を忘れさせてくれる作品です。

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紙の本

紙の本口のきき方

2004/03/14 18:17

言葉遣いのほう、よろしかったでしょうか?

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話しコトバに敏感になれる一冊である。
昨今、日本語本のブームであるが、本書は日常のフランクな「話し言葉」を扱ったものだ。

アナウンサー暦30年、という話し言葉のプロフェッショナルである著者が教えてくれる、数々のアドバイスは貴重だ。言葉遣いが乱れてきた、と感じたらその都度読み返したい一冊である。

また、日常にジワジワと浸透している若者コトバを、ただけなすだけでないところも好感度が高い。
■〜のほう ■ぶっちゃけ ■〜みたいな ■ビミョー ■〜とか ■〜系
■私的(ワタシテキ)には〜 ■よろしかったでしょうか ……etc.
などなど、年配者達の眉をひそめさせてやまないこれらの言葉も、著者は頭ごなしに批判するのではなく、若者達の心理分析をしつつ新しい話し言葉の潮流を解説している。

間違った言葉遣いの指摘、正しい話し言葉のススメをしつつも、ヘンな言葉、違和感のある言葉、時代の文脈で生まれ出た新しい言葉もきちんと評してくれているのだ。もっと、自分もコトバのアンテナを立てて行きたいなぁ、と感じさせてくれた一冊だった。

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紙の本

紙の本エロイカより愛をこめて 29

2003/12/05 01:42

次なる舞台は、悠久のトルコ

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新刊が待ち遠しくてならないこの作品! 待望の29巻です。

NATOの情報部員(“鉄のクラウス”こと少佐)、旧KGB工作員(仔熊のミーシャ)、世界を股にかける大泥棒(伯爵)を中心に、キテレツな登場人物たちが、陰謀のあるところ右へ左へ、世界中を駆け巡るスパイ・アクション・コメディです。そして今回の舞台はエキゾチックな大地トルコ。KGB元工作員のテロ計画を阻止するため、鍵となるイスラムの宝剣を追って、一行の大追跡劇が繰り広げられます。

29巻に至っても作品のテンポは一向に衰えることなく、今回も読者を愉快な旅へと連れ出してくれます。少佐や伯爵や仔熊のミーシャ、そして彼らのユニークな部下達に会えるだけでも嬉しくて、毎回新刊を手に取ってしまうのですが…。

けれど、スパイ・アクションであるこの作品が本当に面白かったのは、やはり冷戦時代(単行本19巻まで)。東西対立構図が明確だったからこそ“NATO情報部(西側)の鉄のクラウス”V.S.“ソ連KGB(東側)の仔熊のミーシャ”との騙し合いは冴え渡りました。しかし今は、ロシアがNATOに加盟するかどうかというご時勢です。ベルリンの壁が崩壊し、東西のスパイがその役目を終えたとき、スパイ小説は絶滅の危機に瀕しましたが、本作も例外ではありません。

ストーリーの質も、人物達の魅力も今まで通り『エロイカ…』は続けられていますが、やはり往時の精彩は欠いています。そしてこの作品が冷戦時代のあの輝きを取り戻すことは、今後もうないでしょう。それはひとえに、時代のせい。

今現在、読者がこの作品を手に取る理由は、お馴染みの愛すべき登場人物達にまた会いたい、という一途なファン心ではないでしょうか。『エロイカより愛をこめて』と共に成長した読者達の、いわば“愛の残滓”なのかもしれません。

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紙の本

紙の本コスメの魔法 13

2003/09/25 01:08

キレイは女の子のシアワセの素(もと)

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「キレイを怠けるのは犯罪なのです!」
——マ・ベール化粧品の美容部員にしてこの作品のヒロイン、高樹礼子サンのキメゼリフが素敵な『コスメの魔法』。13巻に至り、キレイの伝道師はより一層の健在ぶりです。

読みながら、メイクやお肌ケアの方法を自然と覚えられるのも本作の魅力ですが、一番の読みどころは何といっても礼子サン流の「本当のキレイ」の追求です。毎回、様々な悩みを抱えた女性たちに、厳しく(時にやさしく)その人自身に合ったキレイを手ほどきしていきます。その根底にあるのは、心の中からのキレイ。

メイクのハウツー漫画のように見えて、実は悩める女性たちへの丁寧なカウンセリング、という仕立てになっています。

誰が何といおうと、やはり女性とキレイは切っても切れない関係です。クレオパトラの古代から美人は人類最大ともいえる興味の対象でもあることですから。

オシャレやメイクといった虚飾になんて目もくれず、自分の目標に向かって歩む女性も素敵です。けれどそんな女性がひとたび虚飾の遊び心を取り入れるゆとりを持ったら、もっと素敵になるのではないでしょうか。『コスメの魔法』に登場するのは皆、芯のある一生懸命な女性たち。キレイに関心のあるなしにかかわらず、この作品はきっとすべての女性にとって読んで損のない一作です。

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紙の本

紙の本お作法不作法

2003/07/29 00:33

みんな感じてた“プチ不愉快”と“プチ疑問”

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本書は2001年4月から2003年3月にかけて、朝日新聞学芸欄に連載された「お作法不作法」の文庫化です。ちょっとした社会のルールや日常の疑問について、読者の投稿をまとめ解説を加えたもの。例えばこんなテーマがとりあげられています。

・どうする職場の義理チョコ
・場を盛り上げる笑い方
・食後のつまようじ
・どう思う? 子どものおしゃれ
・コンサート、座っちゃダメ?
・「ため口」どこまで?
・集合住宅のベランダのお行儀
・ジーンズのTPO
・女性の夏服、露出どこまで?
・カメラ付き携帯電話のマナー
・電子メールは手紙か会話か
(目次より)

本書を読んで、オジさんたちの食後のつまようじを不愉快に思うのは自分だけではなく多くの女性に共通だったんだ、と安心したり。あるいは自分の出したメールの一文に「>」などの印をつけて引用されるのがイヤだと思う人が意外と多い、ということに反省したり。また、いつもジーンズで出社・仕事をしているので気に留めませんでしたが、「ジーンズのTPO」の項では職場での服装について考えさせられたり…等々。

人の嫌がることを無意識の内にしていたことに気付くと、本当に自分が恥ずかしくなります。社会の大人は不愉快を口に出さず、ぐっと我慢をしていることが多いので、なかなか気付き辛いから尚更です。本書は、そんな日頃の我が身を振り返るきっかけとして、ほど良い一冊ではないかと思います。

イヤな事件や暗い世相に覆われた昨今だからこそ、せめて他人に不快な思いをさせず、かつ自分も社会のルールにのっとって快適な日々を過ごしたい。そんな思いを抱いている方にはオススメです。でも意外と不作法をする人に限って“作法”そのものに無頓着だったりして…。

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紙の本

恋は絶叫マシンのごとく

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爽やかで、アップテンポで、洗練されたコメディセンス。
秋里作品はいつだってファンの期待を裏切りません。

本作の主人公、広田玉手(たまて)は青山や代官山を闊歩する、大手出版社のファッション誌編集者。給料の大半は洋服代へと消えてしまう“オシャレ命!”の玉手に降ってわいた異動辞令は…。

なんと青年向けエロ漫画雑誌「バーニングハート」の編集部。そこはまさに、流行の先端を行く瀟洒(しょうしゃ)なファッション誌とは対極の世界。4階にあるムサ苦しく不潔な編集部は社内で“死界”と呼ばれて忌み嫌われ、めったなことでは誰も近づきません。まさに天国から地獄の辞令に玉手は奈落の底。ところが「バーニングハート」の看板漫画家にして超美形のマイナスイオンと恋に落ち…。

エロの風味もほど良く効いた“オトナ向け”ドタバタコメディの傑作です。ほんのひと時、玉手の恋の暴走に付き合ってしまいましょう!

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紙の本

人間の哀しき業(ごう)は、果てることなく

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不慮の事故死を遂げた人や、殺された人達の魂がやって来る「怨(うら)みの門」。その美しき門番、イズコが問う。
「あなたは3つの行き先のうち、どれを選ぶのか」と。

 “死を受けいれ天国に旅立つ”
 “受け入れず霊となって現世をさまよう”
 “地獄での永遠の苦しみと引き換えに、現世の人間を1人だけ呪い殺す”

殺された人達の魂は、哀しくも、現世の人間を呪い殺す選択をする—。
誰もが内に抱える歪んだ怨念を、毎回様々な形で描き出すディープな作品です。人を殺すこともゲーム感覚でしかない若者や、陰湿なイジメの果てにクラスメイトを自殺に追いやる少女たち、盗撮が唯一の趣味のサラリーマン…。
登場人物たちは、いずれも現代の病んだ風潮を浮き彫りにするような存在です。

普通の人々のダークサイドを鋭くえぐり出すこの作品の仕立ては、社会派とも言えるでしょう。軽いノリのコミックスが物足りなく思えたときに、きっとフィットする作品だと思います。

※『スカイハイ』は釈由美子主演でドラマ化もされました。釈さんの扮するイズコ、中々魅力的でした。

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紙の本

ディープなジャズを、ライトに楽しむ方法

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例えば、まったく本を読まない友人から「読書をしてみたいんだけど、何を読んだらいいのかな?」と聞かれたら、どう答えますか?
いきなり大江健三郎のノーベル賞作品や、ドストエフスキーのロシア古典文学といったヘビィ級を提案するのは、ナンセンスのように思われます。
これらは相当な読書体験を積んだ上で、ようやくその深みを味わえる作品ですから、初心者にはまず読みやすいベストセラーなどを提案するのが親切でしょう。もちろん、読書をしなくても非常に知的レベルが高く文化的な素養にも優れている、という初心者は例外ですが。

従来出版されてきたジャズのガイドブックは、まさに大江健三郎やドストエフスキーを初心者に推薦するものでした。
実験的なマイルス作品や、感情のおもむくままに奏でるアバンギャルドなコルトレーン作品、慣れない耳にはサッパリわからないチャーリー・パーカーやバド・パウエル…。ジャズ史上の巨人、名盤がズラリのラインナップでしたが、内容はカルト級のものばかり。ジャズはマニアックでとっつきにくい、という堅固なイメージの形成に、こうしたガイドブックは一役買っていることでしょう(私も学生の頃の4年間、ジャズバンドでピアノを担当しましたが、OBやガイドブックの勧める「名盤」には、当初まったくついていけませんでした)。

本書が画期的なのは、誰の耳にも聴きやすい「ベストセラー」を提示してくれた点です。まずは楽しむこと、好きになることから始めたい、という初心者のツボをグッと抑えてくれています。

筆者は、吉祥寺で名高いジャズ喫茶「メグ」を(もう30年以上も)営んでいるジャズの大ベテランです。初心者に対する的確な提案とサービス精神は、ジャズの酸いも甘いも知り尽くした筆者ならではのもの。

綾戸智絵、ケイコ・リーら、すっかりお馴染みになった日本人アーティストから、
クラシック風の美しいサウンドが心地良いビル・エヴァンスやミシェル・ペトルチアーニ、思わず鼻の下が伸びてしまうセクシーボイスとクールな美貌のダイアナ・クラール、永遠のスタンダードナンバーを収録したキース・ジャレット作品……などなど、本当に心憎いラインナップとなっています。
上級者には物足りないかもしれませんが、これからジャズを聴こうかな、と考えている方にはとてもお手頃な一冊だと思います。

※本書は朝日新聞社のホームページ「アサヒコム」での連載を文庫化したものです。その後も続編の『サニーサイドジャズカフェの逆襲』が出版され、先月は「帰ってきた JAZZ Cafe」のタイトルで連載も復活しました。

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紙の本

紙の本東京名物

2003/04/08 22:55

ポケットサイズの東京ガイド

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現代文明のエッジを行く東京。
けれど、そこかしこに江戸情緒の名残も留める懐の深い都市です。
そんな東京の昔ながらの名物を、豊富な写真つきで紹介しているのが本書。
明治時代の文豪も愛用した相馬屋の原稿用紙、佃(つくだ)界隈の隠れた名物レバーフライ、サクッとおいしい空也最中に、江戸千代紙、金太郎飴、きんつば、元祖たい焼き、穴子ずし。
昔懐かしいおやつや頑固職人が腕を振るう逸品、脈々と受け継がれる秘伝の珍味…等々。
徳川家のお膝元として繁栄したお江戸の精華がもりだくさんです。
東京生まれ・東京育ちの筆者がそっと教えてくれる、豆知識や季節限定などの耳寄り情報も見逃せません。
下町を訪れるときにはちょっとポケットに忍ばせたい、眺めて楽しいガイドブックです。

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紙の本

紙の本東大生はAV男優

2003/12/15 00:31

エリート街道とエロ街道——二兎を追う者は一兎をも得ず

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何ともソソるタイトルである。東大生とAV男優、インテリジェンスとエロの両極。知的エリートはどんなプレイを見せるのかしら? と知的庶民の下世話な好奇心で買ってみた。「私小説」を謳(うた)っているが、果たしてどこからフィクションなのか…?

主人公の黒川龍一は東大の建築学科5年生(一浪・二留)。ミーハー根性でマスコミ業界を狙って就職活動をするも全滅。本命の広告代理店、電通を落ちた時点で“なんとなく”AV男優を志す。フーゾク嬢に「あなた、大きいわね。AV男優になるといいわ」と言われたことがきっかけだ。初仕事のSM撮影では、奴隷役の女優の手足を押さえつけるだけで、2万円の出演料を手にした。もちろん本番も絡みもナシ。あまりのボロさにハマり、芸名「ファンキー堺」でAV男優の顔を持つに至る。

主人公・黒川の特徴は中途半端さだ。人気AV男優たちのようにエロに対する真摯さがあるわけでもなく、かといって勉学への執着も浅い。中途半端な軟派気取りで、中途半端なエリート意識。だから、AV稼業も学生生活も就職活動もパッとしないのだ。

行動のすべてが「なんとなく」で、思想がどこにもないのである。なんとなくAV男優、なんとなく卒業もしたくない、でもなんとなく就職はしなきゃならないかな…。どちらの道にも腰を据える覚悟のない黒川に、読みながら苛立って仕方がないのだが——

けれど、何かと勝ち組、負け組とくくりたがる人々やマスコミの風潮を見るとき、ちょっと待てよと思うことがある。勝ち負けって何? そんなに大事? 何でもかんでも格付けしたがる世間にちょっと疲れを感じたとき、黒川の煮え切らなさにはどこかホッとするかもしれない。
ああ、こんな生き方もありなのかな…と。

大企業が簡単に倒産し、昨日の社長は明日のホームレスになり、いい大学を出ても就職はままならず、出会い系サイトやネットビジネスは隆盛をめ…。
流動的で、バーチャルで、勝敗や成否の指標も曖昧で、つかみどころのない今の時代——。黒川は、21世紀型の高等遊民なのかもしれない。

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