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トミヒロさんのレビュー一覧

投稿者:トミヒロ

3 件中 1 件~ 3 件を表示

日本で唯一のジャンル、“夏休み漫画”

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

公式HPでは「新感覚トロピカルコメディー」というジャンル分けがされているが、私としては一巻のゆうき氏の言葉を借りて「日本で唯一の新ジャンル、夏休み漫画」と分類したい。


この漫画を書店で見つけても
「パンゲアの娘って???」
「KUNIEってのはローマ字読みでええのんか???」
「表紙を見てもどげんな話かさっぱりわからん!」
と思いスルーしてしまう人は多いと思われる。
ああ、もったいない。

この漫画を手にとろうと思う人は、おそらく「究極超人あーる」「機動警察パトレイバー」で有名な漫画家ゆうきまさみのファンであることと思う。
いわゆる作家買いというやつだ。

なぜ作家買い以外の人がスルーしてしまうのか。
それはこの作品のジャンル分けが難しいからだ。
どういう漫画かわからないから、手にとらないのである。

まあ、少年漫画であることは間違いない。
だって少年サンデーコミックスだもの。
で、何系かということである。
主人公は普通の小学6年生の男の子、日向陽(ひなたあきら)。突然あらわれた南国の少女・クニエはなんと陽のお嫁さんになりに来たという。名古屋弁をあやつるクニエに翻弄されながら、陽はクニエの故郷の島へと行くことになり…。
というストーリーなのだが、この中に恐竜とアメリカ海軍とが同時に出てくるから何系なんだかわからなくなってしまうのだ。

でもご安心あれ。
この漫画、読む価値のある作品である。

「機動警察パトレイバー」ばりのメカ描写に「じゃじゃ馬グルーミン☆UP」でならした動物や自然物の描写がそれはもう見事にこの「KUNIE−パンゲアの娘−」のなかでいっしょくたになっている。
全ての要素が渾然一体と無理なく存在しているのだ。
それゆえにメカ系とも南の島系とも少年の成長物系とも分類しがたいのである。

ここまでこの“何でもあり”な設定を生かすことが出来たのは、ゆうき氏の卓越した力量の為だけではないと思う。
作者自身の作品への意欲があって初めて出来た作品であるといえるだろう。
売れ筋路線のジャンルを無視して、「全編これ夏休みな漫画」を作ろうとした作者と編集者の志は正当に評価されるべきである。

恐らく日本で初の路線の漫画のため、少々馴染みにくい点は否定しない。
だが、「これは全く新しい試みの漫画なのだ」という前提で読んでほしい。
なかなかおもしろいとは思いませんか?

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…バカでオモロ、そしてホロリ。それが…青春中!

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青春学園コメディバカ少女漫画である。
コメディとバカは語感が似ているが、よく考えると意味合いが別であることはおわかりになると思う。
要は、おもしろいってことさ。

全てにおいて完璧な姉にコンプレックスを持つ主人公・寺田希莉子は青春を謳歌しようと高校デビューを目論むが見事に失敗。
おまけにエロエロ男子高校生・坂巻に言い寄ら(処女を狙わ)れ…!?
みたいなお話。

栗原まもるの画力はかなりのものだ。
そのうえ、そのハイテンションさや確実にヒットしてくるギャグセンスもすごい。
そのうえ、女の子の恋のせつない気持ちや初体験への不安や期待で揺れ動く様の描写が丁寧で上手い。
古本屋、本屋で作家買いしてしまう漫画家の一人である。

とくにこの作品はギャグがぶち切れてる。
某有名大河演劇少女漫画ガラスの仮○気味なコマとか大好きだ。
思わずして笑える漫画である。
そして、タイトル通り読んでるこっちも青春を味わえる。

隠れた名作にまた一つ出会ってしまった。

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今更ながらの名作

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田村由美という漫画家を知っているなら読んで損はない。
田村由美ワールドが現在と比べて少々荒削りながらも“炸裂”しているからだ。
荒削りとはいえ、絵もストーリーも標準以上のレベルだからご安心あれ。
ラフだからこそより作品の持つエネルギーの熱さを感じるのだろう。

もちろん田村由美を知らなくても十分楽しめる。
ローラースケートで首都高を疾走する主人公・巴。
スタント養成所を装った東条財閥のスパイ養成所グリーンシップの訓練生でもある巴が、養成所の教官・上総、東条財閥の跡取り伊織と共にさまざまな事件に巻き込まれていく。


強くあろうとすること、ひたむきに生きること、愛するということ、愛されるということ、などなど口にするのが少々照れくさいようなテーマを自分でも意外な程に素直に受け入れることが出来るのは、田村由美の醍醐味である、と思う。
ちょっと醒め気味のあなたにもおすすめの熱い漫画。
熱いのがお好きならばとってもおすすめの一品だ。
蛇足だが、少女漫画丸出しの絵なので馴染みのない方には少々手ごわいかも。
でも、少女漫画って面白いよ、慣れたら世界が広がるよ、と言わせてください。

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