サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. 七海なぎささんのレビュー一覧

七海なぎささんのレビュー一覧

投稿者:七海なぎさ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

子どもにこそ見せたい「本物」の動物写真

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

動物写真家・岩合光昭さんのベスト版写真集。

彼の写真は以前から好きで
写真集も結構持っているけれど、
本人の「お気に入り」を集めた自選集、しかも
絶版になった初期の写真も載っている!のを見て
思わず即買い。 

いいんだな、これが。

サバンナの熱くて乾いた風、
どこまでも青く広がる大空を舞う鳥たちの鳴き声、
太平洋を悠々と泳ぐクジラの匂い。
彼の撮る写真は
下手な映画よりよっぽどドラマティックで雄弁だ。
何より、動物たちがたまらない。
自由で、自然で、激しくて、かわいい。

写真だけでなく撮影のエピソードも興味深かった。

「命というものは、親であっても助けられるものではない。
子ども自身の生きようとする力が基本なのだ」
という彼の言葉が耳に刺さる。
自殺や他殺、イラク戦争などのニュースが溢れる現代だから
尚更この言葉が沁みるのかもしれない。

日野原先生が『生き方上手』のなかで
「子どもに死を教えるのは、私たち大人の役目です」
とおっしゃっていたのを思い出す。
そうだ、この写真は子どもたちにこそ見てほしい。

千の言葉を尽くすより
たった一枚の写真が生と死を諭すこともあるだろう。

それにしても
人間と自然との間にこんなに隔たりができたのは
いったいいつからなんだろう…。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。