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石川憲二さんのレビュー一覧

投稿者:石川憲二

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

紙の本サウジアラビア現代史

2000/11/08 17:48

アラブの大国の歴史が2時間でわかる!

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 サウジアラビアは現代社会において極めて特殊な国である。まず、最強の戦略商品である石油をどの国よりたくさん埋蔵しており、輸出量を調整したり、オイルマネーを駆使することで超大国に匹敵するほどの政治力をもっている。さらに地球の人口の18%を占めるイスラム教徒の二大聖地であるメッカとメディーナを国内に擁し、その影響力は計り知れない。それでありながら「サウジ(サウード)家のアラビア」という国名が示すように、ここは、ある一族が支配するエリアにすぎないのだ。なにしろ成文憲法がないのだから、国家という定義付けができるかどうかもわからないのである。そしてもうひとつこの「国」の特殊性をあげるなら、ある程度、真っ当に世界史や地理を勉強した人でも、ほとんど内情を知らないという点だろう(日本のインテリの何割が、サウジアラビアの国王の名前をいえるだろうか!)。もっとも幸いなことに、この国は建国してから、わずか70年しかたっていない。だから本書を一冊読めば、それだけでサウジアラビア通にはなれるのである。

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紙の本

紙の本意外体験!イスタンブール

2000/11/08 17:09

ミステリーよりおもしろい添乗員報告実話

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 フリーの添乗員である岡崎氏はこれまで何冊かの旅行本を著しており、どれもなかなか味のある作品なのだが、なかでも文庫のために書き下ろしたこの顛末記は、絶対に「一気読み」してしまう1冊だ。
 今回、彼が同行したのはトルコへのパッケージツアー。主催する旅行代理店に「トラブルを起こしそうなお客さんはいないから」と託された参加者たちは、たしかに年齢も「分別ある」40〜70代と、一見、手がかからなそうに思える。ところが海外という非日常社会に置かれた瞬間、彼らの内包していた複雑な過去や人間関係が次々と滲み出し、想像もできないような人生ドラマが展開される……なんていうスタンダードな解説文はこの本には似合わない。ただの「添乗員の仕事日記」だと考えてページをめくると、あまりのおもしろさに、足下をすくわれるほどのショックを受けるだろう。
 もし本書がフィクションなら、文句なく、今年のミステリー・ベストテンに推薦したい作品である。

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