新潮社さんのレビュー一覧
投稿者:新潮社
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2002/08/28 13:20
本書の構成概要と特徴
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■第四期新潮文庫全解説編…戦後発行の全5601書目を日本作品と海外作品に分け、著者名五十音配列とし、各書175字前後の解説文を付す。同一著者の作を発行年月順に配することで、文庫化の変遷も映す。
■初期新潮文庫目録編…大正三年(1914)創刊より3期にわたる戦前新潮文庫全557冊の各期別刊行記録リスト。
■紀田順一郎氏が創刊事情と後の変遷を考察した「『新潮文庫』出版史」。
■カラー口絵8頁。
■執筆者書誌総合索引…訳・寄稿・解説を含む全筆者を、関わった全書名と共に記述し、筆者の新潮文庫での〈全仕事〉や筆者相互の接点も一望できる人名索引。
■書名索引…各表題作や副題からも引け、シリーズ企画の一覧も可能な書名索引。
★初期新潮文庫を含め全収録小説名を網羅。★読みやすさと探しやすさを両立させた縦組み目録構成。★基礎書誌情報が索引中に収められており、引くと同時に確認ができる。
紙の本お鳥見女房
2001/07/13 11:15
編集部コメント
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【編集部コメント】
『誰そ彼れ心中』『幽恋舟』『月を吐く』などで、新しい読者をどんどん増やしつつある作家・諸田玲子さんの連作時代小説、シリーズ第一弾です。
舞台は、江戸・雑司が谷にある幕府隠密お鳥見役の役宅。小川が流れ、鎮守の森があり、といった長閑な自然に囲まれた土地柄です。「お鳥見役」というのは将軍家の鷹狩りを首尾よく運営するための役職ですが、じつは裏の役回りがあります。それは一言で言えば機密情報収集のための特務機関の一員としての任務。そうした事情から、この家の主人は留守がちで、女房の珠世が持ち前の機転と情愛ですべてを切り盛りしています。物語は、この家に子連れのあやしい浪人者が転がり込むところから始まります。この男、子沢山の上にある女から親のかたきと狙われていて、珠世が彼らの面倒を見ることになったことで、一家の周辺には様々な事件が相次ぎます。珠世はその都度、機転よく、情愛にあふれた解決をして、周囲をホッとさせます。
はらはらさせつつも、その都度温かい気分にさせるハートウォーミング時代小説シリーズ、第一弾。
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