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小林 弘忠さんのレビュー一覧

投稿者:小林 弘忠

3 件中 1 件~ 3 件を表示

ネットワーク社会の女性のライフスタイルを紹介する。ビジネスを成功させた主婦の実体験を基に実証

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 パートをしながら,その何倍もの収入が得られる。しかも元手もかからない。そんなうまい話はないとだれもが思うだろうが,ネットワーク・マーケティングをビジネスとして成功させた主婦が,体験をもとに実証してみせた女性のためのニュー・ビジネス書である。
 ネットワーク・マーケティングという言葉は日本ではまだなじみが薄い。ネットワークとマーケティングの概念を結びつけたもので,製品供給者(企業)から製品やサービスが代金と引き換えに消費者に届くマーケティングをネットワーク化したものだと著者は説明している。
 女性の立場で製品,サービスをとらえ,満足すればその製品,サービスを受け入れて賛同者をふやしていく。ネットワーク化していくこの過程で,新しいタイプのビジネスが生まれるという。
 企業は自社の製品,サービスを販売するために多大の宣伝,広告費を費やす。しかし,宣伝,広告は供給者側の価値観に基づいており,実際に製品,サービスのよしあしを判断するのは消費者である。消費者がマーケッターになり,製品,サービスを判定すれば客観的な価値観が生じ,よい製品との評価が定まっていけば,企業の営業も拡大することになる。自社製品を評価するマーケッターのネットワークが広がるところがビジネスとなるのだ。
 つまりマーケッターは,企業の代理業者として企業から報酬を受けとる独立した経営者となれるのである。そのネットワークづくりには費用も人手もかからない。なぜなら口こみで十分だからだ。日常無意識にしている行為で,企業との間に契約による金銭授受関係が発生するわけだ。それならば特定企業のまわし者とみられないか,賛同者をひろげることは,ねずみ講と同じでないのか?
 それは違う,と著者は言う。マーケッターはすぐれた製品,サービスだけを選ぶのであり,それが生活向上につながっていくからである。顧客満足度(CS)を満たす時代にかなったビジネスといえようか。
 著者ナンシー・フェイラはネットワーク・ビジネスを始めてから25年の実績をもち,数々のノウハウを伝授し,疑問点もわかりやすく教えてくれる。ビジネスの仕組みも分かって面白いが,これからの女性のライフスタイルについても,いろいろな示唆を与えてくれている。
(C) ブックレビュー社 2000

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デジタル犯罪の手口解明と今後の取り締まりの要点を具体例で提示

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 ハイテク犯罪は,コンピューターを狙ったものとコンピューターを利用した犯罪とにわけられる。本書もこの両面からアプローチしているが,この種の書籍とひと味違っているのは,第一にハイテク犯罪のすごみがじかに伝わってくること,第二に取り締まり面からその対処法もフォローしている点だ。
 著者によると,侵入者はいまやどんなコンピューター・システムにも入り込むことができる。しかもロジック・ボム(論理爆弾)と呼ばれる複雑なプログラムまで侵入後に残せるようになり,ハイテク破壊が単なる法違反を超えて,戦略的行為となっているという。彼らのターゲットとなりうるのは,政府をはじめとして,テロリストを脅威と感じるか目障りと考える企業や事業体,不特定の社会集団や特定の人種であり,何よりおそろしいのは,テロ行為を指揮する者の進化だと指摘する。
 一方で著者は,デジタル犯罪行為の捜査,予防,起訴にいたる取り締まりの重点も,具体例をあげて提示し,コンピュータ・テクノロジーを逆手にとった捜査,司法テクニックが必要だと強調する。<武器>を使って侵入してくる不法者とその防御についての対策のくだりなどは,さながら物語を読むような興趣を誘うだろう。
 侵入者のこまかい手口,その防衛の両面を解き明かす切り口は,この種の書物ではあまり例がないが,著者紹介を見れば,それが納得できる。
 イギリス人の著者は,実は19年前,侵入者の1人だった。しかし,その後最年少のコンピュータ・サイエンスの講師となり,イギリス政府や多国籍企業のサイバーセキュリティー対策を手がけている経歴があるのだ。
 サイバー本は,むずかしい用語が多く,難解な内容に陥りがちだが,つとめて平易に,専門的な事柄は注釈も付しているので読みやすい。サイバーセキュリティーの必要性を実感させられるサイバー危機管理読本といえる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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IT革命の本質と,変わっていく生活を明快に分析する。21世紀はモバイル・インターネットの時代だ

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 IT革命とは何だろう。本書は一般ビジネスマンのこうした自問に明確な答えを引き出し,21世紀のIT革命の進路を予測してくれる。
 パソコンとインターネットの急激な普及によって,一部の研究機関,研究者しか使えなかったハイテク技術が,企業の生産,加工,流通プロセスばかりか一般にも使われるようになってきた。それがIT革命だ,と本書はいう。ITはマルチメディア,ディジタル社会の基盤となる情報技術である。
 ハイテク技術の普遍化をもたらせたものは,いうまでもなくパソコン,そしてさらにインターネットの融合である。閉じた世界ではなく、開かれたネットワーク化によってあらゆるところに情報がリアルタイムに届けられ,ビジネス形態が変わりつつある。この現状を本書は具体例を示しながら解説する。
 たとえば,コンビニエンスストアが脚光を浴びてきたのは,インターネットによる企業間取引が浸透すると巨大卸問屋である商社などの中間業者は不要となるおそれもあり,それに危機感をいだいた商社が消費者の窓口としてコンビニに目をつけたためだ。総合メディア企業のタイムワーナーとインターネット・プロバイダーAOLの合併,ソニーのネットビジネスへの参画など今後の変化をにらんだ現代の産業再編成の動きもIT革命ゆえなのである。
 しかし,21世紀のIT革命は,これまでのIT革命とは違うのではないか——これが本書のテーマであり,趣旨である。20世紀のIT革命はパソコンであった。しかし,携帯電話のiモードに代表されるモバイル(移動通信)の登場によって,モバイル・インターネットの時代を迎えている。モバイル・インターネットによって産業,社会,生活の仕組みが変化していくと予測する。
 監修者の石井威望氏は東大名誉教授。本題のIT革命を通して,経済の現状を分かりやすく分析し,企業の将来を考える手助けをしてくれる。ビジネスマンの参考書といえよう。
(C) ブックレビュー社 2000

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