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佐々木 眞さんのレビュー一覧

投稿者:佐々木 眞

18 件中 16 件~ 18 件を表示

「伝説の営業マン」が25年の体験から授ける,正しいセールスのあり方,売れる法則

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 著者の岡本和芳氏は,1946年生まれの販売支援コンサルタント。経歴によれば,東京トヨペットにて業務課勤務13年間で累計1000台を販売した後,1984年「自動車業界で培った営業力を試すために」三井ホーム入社。11年間で累計契約200棟を突破。この間,住宅業界の居並ぶトップ営業マンの2倍の売り上げ(85億円),2倍の粗利益(22億円)をあげ,“伝説の営業マン”と呼ばれているそうである。
 本書は,「自他共に認める口下手」で「根性,頑張り,迫力,どれをとっても満足にできない欠点の多い営業マン」であった岡本氏が,いかにして競争し烈な2業界でトップ・セールスマンになることができたのか,その背景を著者自らが具体的に解き明かしてくれるユニークな営業実践マニュアル本である。装丁,派手な惹句,「お客さまに好かれる知的新規開拓術」「見込み客を確実に生み出す実践テクニック」「お客さまをその気にさせる最強トーク」といった扇動的?見出しなどが,読者の目と頭を混乱させる。
 しかしそうした不愉快さには目をつぶって本文を読み進むにつれ,作者のセールスという仕事に対するまっとうな取り組みと課題解決に向かうアプローチの鋭さに目をみはらされる。たとえば,トップ・セールスマンは体育会系のバリバリ型ではなく,無口でとつとつとした話し振りで物静かな印象をもつ人が多いとか,みんな「話し上手」より「聞き上手」であること,絶好調のときでも絶えず新規開拓を心がけているとか,ささいなエピソードの中にプロフェッショナル営業マンとしての著者の真骨頂を垣間見ることができる。
 著者は付き合いゴルフも接待もゼロで好成績を出し続けてきた人である。夜討ち朝駆けのスポ根丸出しの営業はもう古い。顧客のウォンツをよく観察し,持てる資質と販売材料と人脈を最大限に活用し,自分らしい個性をスマートに売り込む営業をやってみよう,と著者は全国のセールスマン諸氏に呼びかけている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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近代日本の消費革命をけん引した百貨店の軌跡を,戦前,戦中の貴重な資料と多角的な考証で浮き彫りにした

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 百貨店は明治維新以来,大衆消費社会の最先端を走ってきた。衣料も雑貨も家具も絵画も住宅も,近代市民の文化生活と称される一切合財を,百貨店は「今日は帝劇,明日は三越」の時代から,鳴り物入りで提供してきた。屋上展望台も大食堂も美術館もバーゲンセールも博覧会も少年音楽隊も(ここから今日の宝塚歌劇が誕生する)すでにして戦前の百貨店の「必殺の文化装置」であった。
 本書の熱心な読者は発見するであろう。戦後のバブル全盛期に花ひらいたアートもイベントもカルチャーもプロパガンダも最新マーケティング手法もライフスタイルも,その全ての萌芽が,なんと半世紀前に顕在していた事実を! そして驚くであろう。日の下に新しきものなし。近代における小売業の進化とは一体何ぞや,と。知られざる歴史の細部にいま光が与えられた。新世紀の入り口で苦悶する百貨店の真の歴史と奥行きある実体を,本書はおそらく初めて開示したといえるだろう。

(C) ブックレビュー社 2000

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紙の本相続税の常識 第3版

2000/07/22 06:15

相続税のあらましを把握しておきたい現代人のための14章。「知っておきたい税法の常識」シリーズの1冊

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 あなたがブラジルに大金持ちの伯父さんをもっているかいないかは別にして,いざという時の遺産相続,そして相続税にいかに対応するかは,現代人の必須の知識といえるだろう。本書は,相続税法を初めて学ぼうとする人や税理士試験をめざす人を対象に,「相続税・贈与税のあらまし」に始まって「相続税の計算」「相続税・贈与税の財産評価」まで全14章にわたって相続税の仕組みや贈与税についてじゅんじゅんと解き明かしてくれる。
 とはいっても,相続税は民法の相続制度を前提にしているのでなかなか難しい。そこで,本書は各章ごとに「ポイント」を要約したり,要所要所で例題を出して具体的に相続税の計算をさせたり,それなりに理解しやすくするための工夫をしている。ちなみに,評者には脳障害の子供がいるので,本書第8章の「障害者控除」の項に興味があったが,一般障害者と特殊障害者の区別などが詳しく記述されていないので若干もどかしい感があった。

(C) ブックレビュー社 2000

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