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依田 憲枝さんのレビュー一覧

投稿者:依田 憲枝

33 件中 16 件~ 30 件を表示

症状に合わせた82種類もの生ジュースの作り方を紹介。材料の野菜と果物の特長も丁寧に解説

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 ジューサーミキサーを使った手軽で簡単な生ジュースの作り方を掲載した本。手作りのメリットは,材料が選べること,塩分・糖分・添加物の心配がないこと,経済的なことである。抗酸化物質や食物繊維など主な野菜の有効性を解説し,材料の野菜と果物の成分,含有量,摂取量などを記載している。「胃腸の弱い人にはキャベツ」のように症状別に効果的な材料を示しているのでわかりやすい。「野菜は青臭くて苦手だ」という人でも飲めるような工夫や,ビタミンCを酸化させない組み合わせもアドバイスしている。
 美しい素肌づくりのために,疲労回復・スタミナづくりに,さらには生活習慣病の予防や健康維持として,目的別にいろんな種類を紹介しているので,自分の健康に合わせたジュース作りが可能。高血圧に良いジュースが3種類紹介されるなどレシピはバラエティに富んでいる。大人だけでなく,栄養価の高いジュースは子供のおやつとしても喜ばれるだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000

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各医療機関での取り組みを中心に,オーラルケアの必要性から口腔ケアの新しい提言を示した

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 口腔ケアは単なる看護ケアではなく治療的看護であり,基本的な手技や評価法の統一が必要とされている。本書はマウスケアからオーラルケアへ,概念の転換の契機となった第21回日本呼吸療法医学会学術総会カンファレンス「マウスケアーの理論と手技の確立」をまとめたものである。
 最初に,ICUにおけるオーラルケアとその背景で,その必要性を概説。気管挿管中は口腔内の自浄作用が低下するため細菌が繁殖しやすく,誤嚥は特に人工呼吸器関連肺炎の発生と密接に関係している。オーラルケアの実際として,4つの医療機関での取り組みを紹介し,適切なオーラルケアを行うことで口腔内細菌を減少できることを示した。各施設の現状では,使用する薬剤,道具,施行手順と手技のポイント,観察とアセスメントについて具体的に掲載し,歯科衛生士との連携についても触れている。最後に,安全・簡便・効果的なオーラルケアのための研究課題を掲載した。
(C) ブッククレビュー社 2000

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音楽療法士を志す人へ,現場で活躍している先達からのメッセージ。実際の音楽療法を詳しく紹介

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 音楽療法は音楽を使った治療である。最初に,治療の道具である音楽は人にどのような影響を与えるか,「音楽の力」を解説。治療に当たっては「音楽療法の標的」にすべきクライアント(治療対象者)の日常生活の問題点を挙げて,何を標的にすべきかを絞り込む。「音楽療法実践方法」では,診断例を挙げてどのような音楽療法を取り入れるかを説明する。ここまでは音楽療法を総論的に書いているが,わかりやすくまとめられている。
 最前線の音楽療法の様子がよくわかるのが,9名のクライアントについて記された「音楽療法物語」だ。著者が勤務する身体障害者療護施設は,身体に障害を持ち,何らかの理由で家族とともに生活できない人が生活している成人施設である。コミュニケーションが取りにくいクライアントに対し,どのようにアプローチしているのかが詳細に書かれており,それぞれ治療ターゲットは何か,ポイントを抑えて解説している。
 まずクライアントの日常生活における問題点を挙げる。精神障害がもたらす諸問題としては,独り言,心的内面世界への閉じこもり,突発的暴力,不眠,異食行為などがある。このほか下肢機能障害,便秘症,咀嚼力低下のためキザミ食を摂取,日常プログラム希薄といった生活上の問題点から,何が音楽療法の標的となり得るか推考する。即興音楽の提供など音楽療法の効果としては,抑圧された精神の解放,積極的な人との交流促進などが期待される。
 音楽療法の世界ではクライアントこそが主人公である。これについては本書で繰り返し触れている。セラピストの仕事は音楽を使ってクライアントを快い境地に導くことである。ターゲットを絞り込むために事実を的確に掌握する推理技術を身につけよ,クライアントを命がけで救済しようとする精神を持て,といったアドバイスは,著者から若き音楽療法士たちへの道しるべとなるだろう。参考に,著者が使っている即興演奏例も掲載されている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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介護保険の主治医意見書を作成する際に参考になるハンドブック。項目別にポイントが示され使いやすい

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 介護上の医学的注意などを記載する「主治医の意見書」は,要介護認定や介護サービスを計画する上で重要な資料になる。本書の目的は,医師が意見書の各記載項目と関連事項を理解し,スムーズに作成できることである。
 構成は記入の流れに沿って,一問一答式で全部で88収録。各項目の冒頭で記入時の心構えなどを記した。心身の状態に関する意見にはページを割き,中でも「理解および記憶」と「問題行動の有無」は介護の手間と時間を判定する重要な項目として詳しく説明。例えば,自分の意思の伝達能力で「伝えられる」とはどういうことか,判断基準を具体的に示している。問題行動の有無は家族や介護者からの聞き取りでオーバーに表現されることが懸念されるが,多少オーバーでも1つひとつの訴えを記載することが介護の参考になるとしている。その他の意見書関連事項では「意見書の記入を依頼された場合の診察や検査は,どのように算定するのか」なども掲載。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本脳低温療法

2000/12/26 15:30

脳卒中患者の奇跡的生還例を紹介しながら,脳低温療法の有効性と可能性,今後の展望を述べる

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 脳低温療法は,わが国が世界に発信する数少ない脳治療の一つである。低体温による脳保護のメカニズムが解明されつつある今,その有効性が注目されている。本書は,この治療法の現況をわかりやすく解説したものである。
 最近始められている脳卒中を対象にした脳低温療法について,詳しく記述している。脳を冷やすことで,血管性脳浮腫を抑え,活性酸素の産生を抑制するなどの効果から,低体温が脳の虚血に応答する多くの反応系に関わり,脳障害の破壊的進行を抑えることを解説。脳塞栓症から生還した3つの症例も併せて紹介した。低温の副作用である免疫機能の低下による感染症の克服が,今後の大きな課題だろう。脳低温療法の有効性を最大限に引き出す方法や,技術のガイドラインの作成が求められており,治療として確立するため,他施設無作為コントロール試験が進行中である。低体温と薬剤開発の両輪による治療法の確立が期待されるところだ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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紙の本婦長のためのマネジメント

2000/12/26 15:30

効果的なマネジメントを展開するために,婦長としての看護管理の基本的な考え方と実践例を挙げた

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 現代は利用者のQOL(生活の質)追求が強く,また保健医療福祉制度の改変が著しい。医療現場はもはや社会の変化や医療経済と無縁だと言ってはいられない。これらに的確に対応するには,婦長の看護理念及びマネジメントとリーダーシップが必要である。看護現場の管理者である婦長が,さまざまな課題にどう対処すべきか,そのヒントとなる知識と実例を掲載したのが本書である。第1章から3章で総論を述べた後,第4章から10章まで各論として実際の取り組みを中心に構成した。
 総論では,看護管理の基礎,看護管理と経済,質の評価を説いた。看護単位の責任者である婦長は,サービスの質向上のために,看護部の理念や目標を念頭に,自分の看護単位の評価をすべきだとしている。病院の機能や理念を理解していないと,その病院での医療の価値を見失ってしまう。第三者からの評価として,病院機能評価の視点から見た看護の質についての記述もある。また,婦長には看護の質の保証を,医療経済のバランスとともに考えることが求められる。
 各論では,サービスマネジメントを特に大きく取り上げている。勤務体制については,新たな勤務体制として三交替制から二交替制に変更したプロセスの実例を紹介。看護方式では「固定チーム継続受持ち制」とするまでの変革計画が具体的に掲載されている。これらの取り組みは大いに参考になると思われる。さらに,ストレス・マネジメント,クリティカルパス活用と在院期間短縮の実際についても触れている。
 人を育てることもまた婦長の重要な役割である。人材育成を目指した現任教育では,スタッフとの関係育成と職場における人材育成について記述。このほかに,アメニティを考慮した病棟管理や,物品管理の章では,種類も多く,管理上多くの注意が必要な滅菌ディスポーザブル製品の管理を取り上げ,システム整備の実践例を掲載した。感染管理,情報管理さらには業務改善と研究についても述べている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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知りたいことがコンパクトに書かれた,てんかん医療の入門書かつ,てんかん教育としても役立つ本

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 「てんかん」と診断された患者や家族が,この病気の正しい理解と見通しを持てることが本書の目的である。患者の生活の質(QOL)の向上のために,てんかんとのつきあい方だけでなく主治医とのつきあい方まで詳しく書いている。
 てんかんに対する間違った認識を解くために,まず「てんかんって何だろう」「てんかんの原因って何だろう」から入り,発作のタイプを説明する。続いて,最近のてんかんの診断と治療について,磁気共鳴画像(MRI)検査で脳の皮質形成異常などの発見が容易になったことや,血中濃度を測定しながらの薬物療法の普及で発作のコントロール率が上昇したことを解説。
 治療は,患者が望んでいる程度の発作コントロールが,患者と医師の間で同意されていることが基本であるとし,ノン・コンプライアンスの場合,医師はその理由を探す必要があるとも述べている。日常生活,学校生活や予後,てんかんに関する26の質問も参考になる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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気軽に質問できるインターネットを活用し,回答を公開することで皮膚病患者の不安を軽減する

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 著者が開いているホームページの「談話室掲示板」に寄せられる質問を取り上げ,皮膚病について同じような疑問を持つ人への情報発信を目的とした本。診断が確定したうえでのセカンドオピニオンとしてアドバイスした161の一問一答を収録した。インターネット上の診断はできないので,基本的には速やかに専門医の診察を受けるよう勧めている。診察を受ける際の予備知識が得られ,病気に対する不安や心配を軽減するのに役立つ。
 足白癬(みずむし),いぼ(疣贅),かぶれ(接触皮膚炎),色素性母斑(ほくろ),脂漏性皮膚炎などの症状や,液体窒素療法,レーザー治療やステロイド外用剤といった治療に関する質問が多かった。質問内容はできるだけ原文のまま掲載しているので,読者は読んでいて身近に感じられるだろうし,著者もそれに対していねいに答えていて好感が持てる。また,患者だけでなく,他科の医師からの質問も掲載されているのが興味深い。
(C) ブッククレビュー社 2000

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大きく様変わりしつつある片頭痛の治療方針を中心に,最新情報を記述した片頭痛の教科書

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 片頭痛の臨床は,この十数年来,神経科学の進歩に伴い飛躍的な発展を遂げた。特にセロトニン受容体に関する研究が進み,新たな発作時治療薬トリプタン系薬剤が出現,わが国でもようやくスマトリプタンの注射薬が,さらに発作予防薬としてカルシウム拮抗薬が承認され,片頭痛治療は新たな時代を迎えた。本書はこれらを踏まえ,プライマリー・ケアを担う一般医や研修医を対象とした片頭痛の本格的な解説書である。
 「片頭痛の病態生理」では,片頭痛の成因,自律神経,脳循環との関係,神経伝達物質の変化や片頭痛の誘因などから病態に触れ,「片頭痛の臨床」で前兆がある・なしのケースや予後,鑑別診断のポイントを指摘。「片頭痛の治療」として,発作時の治療には酒石酸エルゴタミンとスマトリプタン,鎮痛薬などを解説。間欠期の治療・発作の予防にはカルシウム拮抗薬,β遮断薬,抗セロトニン薬,非ステロイド性鎮痛薬を挙げて選択方法を記述している。
(C) ブッククレビュー社 2000

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性特異的生物医学研究の始まりとして,循環器病学だけでなく高齢化社会の「女性学」としても参考になる

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 死因別死亡確率として,男性ではどの年齢層でも悪性新生物がトップであるのに対し,女性は65歳以上で心疾患が第1位なことから,女性の人口比率が高い高齢化社会を迎えるに当たり,女性の虚血性心疾患の予防と医療が今後の重要課題であることは間違いないだろう。
 なぜ閉経前の女性で虚血性心疾患発症率が低いかについては,第2章「女性ホルモンの心血管系に対する作用機序」でエストロゲンの心血管系の作用を解説。第3章には臨床報告として第47回日本心臓病学会シンポジウムでの講演を収録。女性に特異的な病態である微小血管狭心症についても記述している。さらに3大危険因子である高血圧,高脂血症,耐糖能異常について女性の特異性を述べ,喫煙,食事,ストレス,身体活動や運動といった生活習慣の改善による虚血性心疾患の予防効果を説明。最後に,女性の健康を守り多彩な効果が期待できるホルモン補充療法の現状と展望を述べている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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生活習慣病の予防について,事実と根拠に基づいた人間栄養学からアプローチした新しい視点を紹介

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 医学分野での事実・根拠に基づいた医学(EBM)と同じように,食と健康についても人間栄養学としてのEBN(Evidence-Based Nutrition)を編者らが提唱した。誤った理論の流布や有用な情報が活用されない昨今において,有益であるといえよう。EBNはまだ確立されていない考え方だが,医学と栄養学の融合が図られるよう今後の発展を期待したい。
 まずEBNとは何かを第1章で述べてから,第2章でEBNから見た食事と生活習慣病について解説。高血圧,高脂血症,アルコールと肥満,脂質と肥満,食物繊維と大腸がん,乳がんを取り上げ,それぞれEBN的視点から栄養との関連を考えた。そのほとんどがヒトを対象とした研究結果に限っているのが特徴である。さらにEBN実践講座入門として,論文・専門書・教科書の選び方と読み方,インターネットの活用術といったEBNの拠り所である情報収集についても細かく述べられている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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肺がんの適切な治療のために,医師が患者に伝えたい知識を,また患者が医師に聞きたいことを示した本

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 進歩が速く,複雑化する治療の成果を享受するには,患者も知識が必要である。本書は,わが国で急増しつつある肺がんを取り上げ,患者の前に専門家がいるように,実際の問題について的確に答えている。
 まず,肺がんの特徴として,肺がんは難治がんであることを言い,続いて肺がんの病態と病理,その症状について解説。さらに検査と診断,治療について詳細に述べている。本文のポイントが欄外に記載されているので,要点がわかりやすく,専門家以外が理解するのを助けている。
 本書の大きな特徴は「肺がん患者とその家族のあり方」についての記述だ。医師の視点からは,何をどう伝えるか,わかりやすい説明として絵を使うことを勧めている。患者の視点からは,何をどのように聞くかについて述べられている。必ず予約を入れること,説明は一人で聞かないこと,説明の内容はメモを取ること,病院を変わりたいときは率直に話すといったノウハウが示されている。
(C) ブッククレビュー社 2000

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病気と闘う子どもや,病気を克服し,自立して生活する青年たちを通して,心臓病を正しく認識する

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 心臓が血液を送るポンプの役割をすることや,心臓の壁に穴が開くなど心臓のさまざまなトラブルと症状,診断と薬,治療について,イラストとともにていねいに解説。特に治療に関しては専門的な部分ではあるが,「手術による治療」「カテーテル治療とペースメーカー」の2つについて,子どもにもイメージしやすいように,絵を多用してわかりやすくしている。
 体育や学校行事などの学校生活を子どもが安心して過ごすために,担任教師や養護教員の理解が必要だが,本書はその参考になるだろう。子どもは他の子と同じように学校生活を送りたい気持ちから,頑張りすぎたり,病気を隠してしまうこともあるので,周囲の理解や配慮の必要性を「友だちに知ってほしいこと」で述べているのが本書らしい。
 心臓病をもつ子どもたちの保育園の様子,手術をして,制約を受けながらも自立し,前向きに生きている青年の姿や,「全国心臓病の子供を守る会」の活動も紹介している。
(C) ブッククレビュー社 2000

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難病の白血病と闘う子どもの現状を紹介。子どもから大人まで,病気の正しい理解を助ける本

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 血液の病気である白血病について,正しい知識を得るために「血液とはなにか」から始まって,白血病の種類と原因,治療や副作用をイラスト付きで解説。病気に負けず,闘病生活を経て「こんなに元気になりました」という子どもの姿や,病院で勉強している様子なども描かれ,これらは白血病の子どもたちの生活,学習,就職など,病気を取り巻く環境を知るうえで大いに参考になるだろう。また,骨髄移植のための「骨髄バンク」や「がんの子供を守る会」の活動も紹介している。
 小学校高学年以上が読者対象なので,やさしい表現で書かれているのが特徴。難しい骨髄移植の説明にはイラストを多用し,白血球の型が合う確率については家系図を使うなど,視覚的なアプローチの工夫が見られる。周りの友だちや先生に知っておいて欲しいことを,具体的に示していることにも注目したい。ここでは,退院後も以前と変わらず同じ気持ちで接して欲しいことを強調している。
(C) ブッククレビュー社 2000

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これからの外来看護の方向性を示している。豊富な実例が看護の改善に必要な方法を導き出す

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 本書は日総研情報誌に掲載されたものに一部加筆修正し,再構成された。各医療機関での取り組みが,データや院内のシステム図などとともに掲載され,具体的な記述はかなり参考になると思われる。
 第1章では「外来看護の専門性を追求する」として,外来看護業務,看護体制,地域との連携について,それぞれ再確認した。第2章では,かく(フォーカスチャーティング),つかう(患者情報),みせる(診療録開示)を使いこなすための方法が載っており,たとえば「かく」に関しては,外来看護記録用紙の試作や看護記録の記述のポイントを紹介。
 第3章は糖尿病,循環器,小児科など疾患症状別の患者指導の進め方を,第4章では日帰り手術とクリティカルパスを説明し,平均在院日数短縮のために外来看護ができることは何かを追求している。さらに,入退院を外来看護でコーディネートするという試みは,新しい看護スタイルとして興味深い取り組みといえる。
(C) ブッククレビュー社 2000

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