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高津文美子さんのレビュー一覧

投稿者:高津文美子

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本の紹介(著者より)

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 どうして人間という生き物は他人の恋愛、結婚、そして人生に興味を持つのだろうか?日本の伝統的な「結婚は家と家との結びつき」は正しいのだろうか。それとも「愛がすべて」で愛を信じて結婚をするのが正しいのだろうか?そもそも果たして「愛」とは何だろうか?本書は「尋常でない社会状況下」で「尋常でない愛、そして結婚」をした勇気ある日本人女性たちの半生を3人の著者が、それぞれの見解から描いた。
 終戦直後日本は大きな社会変換の時期を迎えていた。敗戦で社会経済は混沌とした状態で、人々は途方にくれ、また多くの男性は生気を失っていた。そして日本の歴史上記録に残る多数の外国人が入ってきた。アメリカ、オーストラリアの占領軍兵士たちである。年頃の男女が知り合い、恋に落ち、そして結婚。このきわめて自然なはずの行為は、当時の日本社会では受け入れられなかった。日本人女性の相手が外国人、しかも昨日まで敵であった国の、男性であったからだ。「元敵兵に体を売った」「売国奴」「パンパン」「オンリーさん」というような、非難の言葉を浴び、世間からは白い目で見られ、挙句に親からの勘当を受けてまでも「恋に落ちた」男性を信じて新天地に飛び出した女性達は果たしてどうような半生を送ったのだろうか?幸せな結婚生活を送った人、異文化の壁を乗り越えることが出来ずに苦労をした人、「今度生まれても同じ人生を歩みたい」という幸せな人もいれば、「もう一度やり直せるならば、日本に残って人生を全うしたい」と願う人。
 今後国際結婚がますます増えていくであろう日本社会だが、異文化の人間と恋愛をしている人、結婚を考えている人、また結婚をしている人だけでなく、「愛」「結婚」ということをもう一度考えたい人にもぜひ読んでもらえたら幸いです。

林かおり:アメリカ、カリフォルニア州立大学ジャーナリズム学部修士号(アメリカ在住)
田村恵子:オーストラリア国立大学考古人類学博士号(オーストラリア在住)
高津文美子:アメリカ、カリフォルニア州立大学文化人類学学部修士号(アメリカ在住)

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