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斎藤正樹さんのレビュー一覧

投稿者:斎藤正樹

2 件中 1 件~ 2 件を表示

M・エンデの<時間の物語>を現代物理学が語ると…こうなる!

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 子供は未来に逃避したがり、大人は過去に回帰したがる。そんな人間の欲望がタイムマシンを生んだ。時を旅する物語としてはH・G・ウェルズの『タイムマシン』が有名だが、日本にも『浦島太郎』というタイムトラベル譚がある。
 本書は物理学の本ではあるが、いわゆるお堅い解説書ではない。2063年のニューヨーク市の音楽博物館を舞台として、ショパンの音楽が流れる中、3人の登場人物が時間に関する実験をするSF仕立てになっている。
 著者によると、本書の効用はタイムマシンのことやタイムトラベルが可能であることがよくわかること、時空に関する現代物理学の専門用語が使えるようになるばかりか、映画化されるようなSFが書けるようになる——かもしれないと説く。
 もちろん、本書を読んだからといって実際にタイムトラベルができわけではない。しかし、少なくとも「時間は実在するのか」「時間は一方向しか流れないのか」「時間に始まりと終わりはあるのか」という深い問いについて、想いを巡らすことはできるだろう。

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紙の本マッターホルンの空中トイレ

2000/11/08 17:26

環境と人間の想像力が創り出した世界の愛すべきトイレたちの物語

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 誰でもトイレにまつわるエピソードの1つくらいはあるに違いない。しかし、トイレ話で一冊の本まで書いてしまうとなれば、その人はただ者ではない。著者の今井通子氏は、女性としては世界初、ヨーロッパアルプスの三大北壁を登頂した登山家で、世界の山はもちろんのこと、そこで経験した仰天のトイレ遭遇のエピソードも並みの人間の及ぶところではないのである。
 例えば、書名にもなっているマッターホルンの空中トイレは、便器の穴の下は約2000から3000メートル、トイレットペーパーが下から吹き上げてくる風で目の前を乱舞するという豪快さだ。
 「まえがき」でも述べられているように、泌尿器科医師でもある今井氏は、トイレに関して、あくまでもまじめに、キレイに明るく語っている。
 この本は、自宅のモダンな便器にうちまたがり、そっとページをくくるのが正しい味読法ではないだろうか。

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