江川あおいさんのレビュー一覧
投稿者:江川あおい
2004/01/18 14:48
好転の種はここにあった
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昨年から人生が好転しはじめた私。好転の種を探して、たどり着いたのがこの本だった。キリスト、老子、釈迦、仏陀悟りを開いた人の言っていることは真実。ただ、平凡な私たちにはそれを理解できなかっただけ。
他人には教えたくなくなる一冊である。
2004/02/18 15:06
希望を呼び起こすバイブル
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眠っていて、自分の望み通りになるなんて、とても信じ難い話だ。
しかし、「信じる者は救われる」という言葉が証明してくれている。昔から語り継がれていることは真実である。早速今日から実践したい。年齢には関係ないそうだから…。
紙の本ともだちは海のにおい
2005/05/31 15:45
海のにおいが広がる
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上の子がいつだったかの読書感想文にこの本を選んでいたので、気になっていたものの、上の子の部屋にあったので、そのままになっていた。引越しをして、本棚整理するとき、上の子が「これも」と言って出したので、読んでみた。工藤直子さんは好きな作家だし、長新太さんも好きな作家なので、コラボしたらいったいどうなるか?楽しみだった。期待通り、読んでいると、以前住んでいた海辺に近いアパートを思い出した。くじらといるかが友達になって、その2人(?)を中心に簡単な詩や話で構成されているけれど、とてもさわやかで、5月の海、というイメージだった。シリーズになっているようなので、もう1冊もぜひ読んでみたい。
紙の本宝島 下
2005/07/07 11:44
憑かれた?
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伝説の海賊、クルドが残した宝を探す話のつづき。イシュトバーン一行はやはり同じ宝を探す残忍な海賊に捕まり、役にたちそうにない友を残したまま船を燃やされてしまう。しかし、クルドの宝にくわしいという老人を訪ねたとき、運命はイシュトの手の中にゆだねられる。イシュトってやっぱり選ばれし者?それとも憑かれやすいのか?(笑) 冒険映画のワンシーンのようなイメージで読ませてもらった。
紙の本火の山
2005/06/29 14:29
表紙のオッサンの正体は?
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ゴーラ軍との戦いを、イシュトと1対1対決で「チャッチャ」と苦もなく片付けてしまったグインは、スカールと共に山へ逃れる。が、新たな追っ手が…またしても、グラチーのおっさん(爆)。おっさん、やりすぎってば。ほどほどにしておかないと、愛弟子みたいに切られちゃうよー。というわけで、北の豹と南の鷹が会いまみえたわけだが、何も動く気配はなく、102巻も終わるのだった。やっぱりグラチーのおっさんのお膳立てしすぎが災いになっている、と思うけどなー。ところで、表紙のオッサン、誰よ?(笑)ライダゴン??
紙の本豹頭王の試練
2005/05/08 05:42
前人未踏の領域
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100巻達成! これでついに栗本先生も前人未踏の世界に足を踏み入れることになるのですね。感慨無量です。それはさておき、100巻で終わるはずのグインサーガですが、100巻にきてもまだ半分、という気がしてならないのは私だけでしょうか?(笑)今回はルードの森でイシュトバーンに囚われの身となったグインが再び脱出をする、という話なのですが、話の終わりに「なんでこの人がここに?」という人が現れ、また新たなサーガが生まれる予感がしました。それと、巻き毛のマリウスことディーンが、鍵を握っているようなニオイがしましたが、皆さんはどうだったでしょうか?
紙の本蜃気楼の旅人
2005/01/09 08:57
あと2冊でエンディング可能?
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星舟から落ちた(?)グインはノスフェラスで療養を続けていたが、心の中に芽生える帰省本能(??)に突き動かされ、ノスフェラスを去る覚悟を決める。ウーラとザザという旧友のことすら思い出せないグインに新たな試練が…ノスフェラスの対岸に見えたものは…こんな波乱があって、本当にあと2冊で終わるのか?? ファンとしては心配でもあるが、こうなったら100冊越えて、誰にも越えられない金字塔を建ててほしいとも思う。
2005/05/31 15:58
最後の最後まで手に汗握る
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引越し先の隠し部屋で見つけた地図を手がかりに謎解きをしながら、伝説になっている「聖杯」を探す3人の子どもたち。風のように現れて去っていく「教授」は味方なのか? 息を潜めて読み進むうち、手に汗握って、テンポのよい展開に息継ぎする間もありませんでした。別タイトルでこの話の続きがあるそうなので、そちらも興味ありますが、6冊のシリーズというので、ちょっと腰引き気味(笑)です。
紙の本だれが君を殺したのか
2005/07/29 14:33
若きころの自分とダブる
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主人公マルティンの親友のクリストフが「事故死」し、なぜクリストフが「事故死」したかを回顧するかたちで話が進む。クリストフは学校や家庭で孤立させられていた。彼の厳しい父は私の父の姿を彷彿させられ、クリストフが若いころの私とダブってみえて、胸が痛かった。クリストフの「事故死」は本当に「事故」なのか??胸に棘をさしたまま話は終わるが、親も子も理想を追うだけでは永遠に分かり合えないかもしれない、と思わされた。
紙の本ヒットラーのむすめ
2005/03/25 18:26
もしも、そうだったら?
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スクールバスを待つ間の暇つぶしに始めたはずの「お話ゲーム」ですが、ある日真実のニオイのする話が始まり、バスを待つ仲間は皆その話に熱中し、雨の日だけ、と決めていた「お話ゲーム」の日を毎日にし、さらに待ち時間を長くするために早めに家を出ることにするほど。もしも、自分の親がヒットラーだったら? 何ができるのか? 「ヒットラーの娘」という重荷を背負って生きていくことができるのか? 相手の立場になって考えることができるようになった少年は深く考えてしまいます。親から受け継いだものをどう生かすかは、子どもが決めることなんだ、親だから正しいとかではなく、自分の考えを持って生きることが大切なんだということに気付くことになります。心の成長を描いた作品でしょうか。
紙の本北の豹、南の鷹
2005/06/26 11:15
豹と鷹の「会」
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記念すべき100巻が出た後、何度検索しても101巻がヒットせず、なぜか102巻はヒットして出てくる、という奇怪現象に見舞われ、100巻と101巻を同時購入してしまった。(^_^;)100巻で鷹が出てきたとき、なんでこんなところへ?と思ったけれど、101巻を読めば、謎が解ける。が、それよりも私はマリウスが歌ってグインと「リンク」してしまうところや、それをヴァレリウスが目撃して、ナリス様との繋がりを感じるところに感涙した。マリウスの歌…聴いてみたい、と思うのは私だけ?(引)にしても、グラチーのおっさん、またしてもでしゃばりすぎ!はやる気持ちはわからないでもないが、お膳立てしすぎは返って食欲を失うこともあるよ、と言ってやりたい。(笑)
紙の本ルードの恩讐
2005/03/08 11:15
残りは1巻だけど…
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グインサーガシリーズも、100巻で終わる、ということなので、残り1巻となってしまいました。終わるのでしょうか?(笑) 栗本先生自身も100巻は単なる序章になるかも?と謎めいたお言葉をもらしていらっしゃいましたが…。それはさておき、99巻はグインとイシュトの過去もひっくるめた攻防になるのですが、なにせグインは記憶を失っているので、旗色が悪い。イシュトも癇癪病が悪化していて、とても後味の悪い結末に…。イシュトちゃん、あんた、ビョーキやで! 天に唾吐くと、いつかは自分に戻ってくる、というよい例にはなっているけれども、それでたくさんの人が嬲り殺しに合うのはちょっと悲運というにはあまりにもむごいような気がします。
紙の本メイシーちゃんのクリスマス ひっぱってめくってプレゼントみっけ! ミニ版
2004/01/07 05:50
プレゼントはなぁに?
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おなじみメイシーちゃんシリーズのクリスマスバージョン。3歳になったばかりのウチの子(男)に、クリスマスイブの日に渡すと、その日から1日に5回は読むことになったほど楽しい内容。メイシーちゃんの靴下の大きさにちょっとビックリかも?(笑) クリスマスのわくわくが伝わってくる1冊です。
2005/05/28 08:38
親子共有の秘密ってステキ!
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ダニィは父子家庭で、話上手なお父さんが大好き。でも、ある夜お父さんがいないことに気がついて、お父さんからショッキングな告白をされてしまいます。どうにかその罪悪感を取り払うことになったのが、憎まれ役の存在。これがまた全身から毒気をプンプン出していて、村中の嫌われ者。それからダニィはひょんなことから、お父さんの秘密に加担することになるのですが…。私の父がこんなユーモアと、子どもの心を忘れていない人だったら、どんなに楽しい子ども時代が送れたでしょう??この本の終わりの、作者からの伝言「たいくつな父さんは願い下げ!」が全てを物語っています。最高に楽しい話でした。