サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. S&Gさんのレビュー一覧

S&Gさんのレビュー一覧

投稿者:S&G

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本水曜の朝、午前三時

2005/06/15 00:17

考えようによっては幸せなラブストーリー。でも泣けます。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「もしあの人と結ばれていたら・・・・」人は誰でも一度くらいそう考えたことがあるでしょう。人生にifはなく、実際にかなわない事とだからこそ、思い出はいつも美しいまま残るのかもしれない。
訳あって別れたものの、もし結婚していたら身に降りかかってきたであろう様々な苦難を経験する事もなく、暮れのひと時だけとは言え、毎年最愛の人と出会える幸せ。こちらの方が、ある意味ずっと甘美な人生なのではと思います。本書は、考えようによってはとても幸せなラブストーリーです。
もし、真実を鳴海さんからでなく、臼井さんか成美さんから直接うちあけられていたら。もし、鳴海さんと会った後臼井さんに電話したとき、彼の口から説明が聞けたら、彼女の心は違ったものとなったでしょう。でも、結局どちらが良かったなんて誰にも分からないのでは。
こうした事は別にしても、この小説のかもしだす切なさは特筆ものです。まさに珠玉のラブストーリーです。主人公の淡々とした語り口が、読者の心に染み入ってくるようで、かなり泣けます。私が一番好きな場面は、直美が臼井さんのアパートを尋ね当てた後、再会を果たし、その後下鴨神社で初めてのデートをするシーンで、まるで彼女の心の震えが聞こえてきそうです。
ところで、題名はS&Gにちなんでつけたものだと思いますが、成美の命日と関係あるのでしょうか。しがない大学院生だった臼井が新車を持ち、かなり金回りが良かった本当の理由は何なんでしょうか。誰か知っていたら教えてください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。