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世界でゲームはどのように受け入れられているか

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エンターテインメントゲームが各国でどのように受け入れられているかを調査し、それらがどのように規制されているかに関しての実地報告報告を行う。そしてそれらを元に、日本ではどのようなレーティングシステムがふさわしいのかを探求する。日本では、昨年 CERO が結成されるまで、ゲームに関しては映倫（映像倫理協議会）などに該当する機関は存在しなかった。一部の PC ゲームに関してはソフ倫という業界団体があったようだが、ゲーム業界全体をカバーする機関ではない。本書のレーティングに関する調査は、CERO の設立に先立って行われており、1 兆円規模といわれるゲーム産業が存在する日本においては意外なことに、初めての研究書と言うことになる。
少年犯罪やコミュニケーション能力の問題としてゲームの影響が議論されることが多い昨今、本書はそれら犯罪の問題を直接的に取り扱っているわけではないが、それら社会評論的な言説とは違った側面からの研究として手に取る価値がある。