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S.I.さんのレビュー一覧

投稿者:S.I.

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本スパイの世界史

2009/07/03 11:11

東アジア史がほぼ欠落

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

西洋近現代史を概観できるほどのボリュームがありこの点では★★★★。
読んでいくうちに近現代世界史の知識も必要になり他書もかなり参考にした。東アジアに限っては中国、朝鮮半島、そして日本の関係するスパイ史はゾルゲ事件以外はほとんど出てこない。この点は物足りないが、東アジアについて書き出したらさらに別に二冊ほどの分厚い本が出来そうである。またわが国に関係したスパイものは活字にはしにくいのであろとも想像される。
読み終えるのにはかなり労力は費やしたが、それだけの内容でした。

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歴史は繰り返す

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2002年6月に書かれたお隣の国の最高権力者の歴史評伝。出版以降さらに二人の大統領が生まれたが、この国の支配者が誰になろうとも簡単には変わらない独特の政治風土。歴史は繰り返す。新政権による前政権の不正摘発はある程度は予想されてはいたが、前大統領が自ら命を落とすという運命までは誰が想像してたか。地理的には一番近い国の政治風土の理解を深めるためには良い一冊であり、わが国の今後の政治情勢にも参考になる。

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ルポルタージュの原点の一つ

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

昭和48年に世に出た傑作。平成20年も末になり(自動車産業を含む)契約社員たちに対する首切りの報道がされている今、もう一度読み返す価値のあるルポルタージュの原点。35年を経ても変わることのない労働者の実状は人間の尊厳とは何かという壮大な問題提起であろう。

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今話題の前◯僚◯殿も御一読下さい。

13人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 著者は大東亜戦争終了時まで外務省に在籍し特に昭和の初期からは中国大陸勤務が長かった外交官である。1920年代から本格化した日本の大陸進出に官吏として参加した一人として、戦後に書かれた(自省を込めた)回想記である。旧字体で表記がされており現在では読みづらいので一つ減点したが、大日本帝国復活を望むような方々ではなくても短時間で読破出来る易しい文体なはずである。
 『侵略国家などとは濡れ衣、、、』と主張される今話題の前航空幕僚長殿はこの回想を読まれてそれでも『濡れ衣うんぬん、、、』とお思いかどうかを是非とも知りたい。職業軍人が政治についての口出しを可能にする世の中に戻してはならないと強く感じた一冊でした。

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紙の本憲法講話

2008/10/22 04:34

わかりやすいお話

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 25年以上も前の学生時代に購入していたが実家の本棚に読まずに放置されていた。この度本の整理をしていて手に取った新書の中の一冊。
 憲法の問題はあまり身近な問題とは実感できずに仕事に追われる毎日ではあるが、時には暇を見つけて考えねばならぬ事のひとつである。昭和の時代にはあまり実現性のなかった改正論議が安部元政権の誕生もあり、最近までまたまた(!)熱を帯びてきていた。昨年来の政権たらい回しの繰り返しの状況の中でこの論議も置き去りにされた感が強いが、国政選挙の重要な争点の一つとして忘れてはならない問題である。
 著者は古典的護憲憲法学者の代表者の一人として著名であるが、40年以上前の昭和42年に出版された本書の内容(著者の主張は極力抑えた、単に憲法解説の書である)は驚くべきことか(!?)21世紀の現代でも真理の一つである。

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紙の本ことばと国家

2008/10/15 14:24

世紀を超えた名小論

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

四半世紀以上前に出された小論であるが、21世紀の民族問題がさらに混沌とした現在でもまったく色あせない内容。世紀末ころからこの十数年の間に数多くの新たな新書シリーズが創刊されてきたが乱造・乱発の感は否めない。この小論のような時代を超えた真理を持った新書はやはり老舗と言われる岩波や中公に多いと思うのは私だけだろうか。言語と民族の間の複雑な関係は切っても切れないものであることを再認識させられる。

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紙の本アジア冷戦史

2008/10/04 15:14

東アジア限定で★★★

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本のタイトルからは広いアジアの様々な地域の『戦後史』を思わせるが、内容は東アジアにほぼ限定された冷戦時期のふり返りである。この点で星を一つ減点した。
 ソビエト連邦崩壊後次第に明らかにされた新事実が多く紹介されており周辺諸国との我が国との関係を知る上でも有用な書ではある。それにしても、ソビエト連邦や中華人民共和国そして米国も含めて大国の自己中心的な世界観には改めて問題があるとの認識をもった。

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紙の本湛山除名 小日本主義の運命

2008/01/18 19:11

現状に対してのアンチテーゼ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2008年初頭の日本国の現状に対してこの戦後の20世紀中盤の評伝が今もって輝きを失っていないことは悲しむべきことか?21世紀のこれからには、福田自民党でも小沢民主党でもない第三の道が必要なことを痛感させられる。

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ただの入門書だが、、、、

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 post団塊世代が書いた一世代上の世代に対する評論書。
新書としてはよくまとまってはいる。時代考証がややずれている点が幾つかはあるが、時の流れはまあ妥当な線だ。
 結局団塊の世代とはいったい何だったのか、彼等自身の総括はされずに21世紀に入ってしまった。この書によると私などは『新人類』だが、自分ではそう意識をしたことはかつてない。私にとっての『新人類』とは今まさに40歳台に入ろうとしている人である。そして団塊ジュニアとは30歳台に入った世代である。これらの世代がこれからの日本をどのような国に導くのかがわが国の最大の問題点であろうが、団塊の世代が残した負の遺産である無責任や自己中心主義のまん延がこの国をおかしくしてしまったことだけは少なくとも彼等の責任である。団塊の世代は総括すべし。

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読みごたえは上巻よりあり。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 田中角栄が政治的影響力を失った以後の政界の疑獄事件を取り上げた下巻。1993年夏の自民党の分裂、下野までに起こったロッキード事件以降の大きな疑獄事件を詳細に記述している力作である。また第?部は戦後の黒幕二人にスポットを当てており、松本清張氏の著作にも通ずるといえる。全体の流れとしては田中政治の弊害が自民党の分裂時まで尾を引いていたとの田中憎しの文脈で貫かれてはいるが、ここまで徹底的に取材されていれば納得せざるを得ないか。

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角栄のお陰?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

元総理大臣、田中角栄の金脈追求にはじまる20年来の評論などを納めたもの。上巻は田中が政治的影響力を失い、失意のうちに政界から引退する時期までの記録である。尋常小学校しか出ていない庶民派(?)宰相を東京大学出身の著者が執拗なまでに追いつめている著作の数々。もしも田中角栄という首相がいなかったならば、そしてロッキード事件が闇に葬られていたならば著者はこれほどまでに売れっ子にはなり得なかったのではないか。下巻はロッキード事件以降の疑獄に目を向けており、なかなか読みごたえがあるが、この上巻は角栄憎しのオンパレードでいささかうんざりしてしまうのは評者だけであろうか。

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伝説の勝負。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 1969年の夏の甲子園球場のあの決勝戦の長い長い2日間を松山商業、三沢のナインたちの生い立ちからその後までを綿密に取材して書き上げたノンフィクション。後に高校野球初のスーパーアイドルとなった三沢の太田幸司にはあえて紙数をかけずに、他の仲間や相手の愛媛の球児に多くの内容を割いた力作である。当時小学校の低学年だったが、今もあの当時の周囲の騒々しさを思い出す。時代は高度成長も終わりに近づいた60年代末、世の中はまだまだど根性物が流行っていてなにより精神力が第一の時代であった。練習、練習また練習の愛媛勢に対したのは無欲で奔放な青森の若者達。この対比がいまもってあの決勝戦の輝きを喪わせてはいない。

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