氷室駿河さんのレビュー一覧
投稿者:氷室駿河
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紙の本結婚ってどうよ!?
2003/11/06 23:39
肯定されない、快感。
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書評登録に掲載されている、本書の表紙を見て、少しドッキリ。
なぜなら、私が読んだ本書には、帯がついていたから。
それも、アリスがピンクドレスを着て、左手の先には花婿さんらしき手が…。
それが、帯の下のアリスは、ジャージ姿でコンビニ袋を提げていたとは……。
読了してから気づいた、アリス・ジャージでコンビニより帰る。の図。
は、各曜日ごとのアリスのいろいろな姿が思い浮かび、傑作です。
ラジカル・鈴木さんの描く、すべてのアリスが本書にスパイス炸裂です。
そして、書評ですが。
書評タイトルに、すべて集約してしまいました。
まさに、『肯定されない、快感』でした。
タトエバ、占いを見るとき、イイコトは信じる。ヤナコトは信じない。
マタハ、悩み相談をしたとき、自分の考えに賛同してもらいたい。
アルイハ、自分の見方の味方になってもらいたい。
という、傾向が、女性には多いような気がします。
相対的に、結局、解決に至らず、一時の慰め、一時の平安です。
しかし、本書の中で、アリスは、いろんな認識のヌルサを、岡田さんとプチバト ルをしつつ、気づいていきます。
読み終わって、ハタと気がついたコトがあったのですが。
それは、岡田氏の巻末の裏話で、納得がいきました。
本書は、「岡田斗司夫の恋愛本」ではなく、「渡辺由美子の小説」と書かれて
います。 私も確かに、そういう印象を持ちました。
本書は、恋愛同情道場ではなく、29才・独身・アリスの小説でした。
でも、小説だからこそ、読者はアリスに自身を投影していくことが出来ます。
そして、解答はないけれど。
アリスという、女友達を得て、自分の生活を見直すきっかけをつかめると
思います。
2003/08/27 22:16
もうひとつのモンスター
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まだ、コミックは読んでいる途中ですが。
最終回を読むのが、怖いです。
ノンフィクションなのではないかと錯覚してしまったほど、
もうひとつのモンスターは、真に迫ったものです。
読み進むのが、怖いほど。
本当に、モンスターな作品です。
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