いずみさんのレビュー一覧

まただまされた

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　まただまされた、とは穏かではないが、騙されるために読んでいる面もあるのでそれも仕方ないかもしれない。しかし、最初から騙されようとしていたわけではない。一巻のように個人戦のワンアイデアなら、まだ主人公についていけたのだが。
　ライアーゲームの特徴は、奇抜なゲームの内容と、その必勝法。心理戦をよみきっての、完全な頭脳戦。プラスこの巻は犯人当ても。マンガだと思ってさらっと読んでいれば、あっという間に主人公に置いて行かれる。しかも二度目以降に読む時は、頭脳戦の要素が強いだけに面白さが半減してしまう困り者。全くもってとりあつかいには要注意だ。
　しかしやはりおもしろい。特にこの巻は、裏の裏の裏、という言葉がぴったりだ。ゲームの必勝法を主人公と一緒に考え、あの人に騙され、主人公の頭脳に拍手。
　主人公ではないが、このゲーム主催者が気になる所。そして次のゲームも。さて次はどんな風にだましてくれるのだろうか。