リロさんのレビュー一覧
投稿者:リロ
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2004/09/14 21:01
一気に親近感。理系学生よ、技術士を目指せ!
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均等法第一期生である理系の私にとって、技術士はねらっている資格のひとつ。技術士は難関資格で、片手までは取りにくい高嶺の花と感じていたが、本書を読むと、最近では、意欲のある理系学生がこぞって目指すべき資格と変革しているようで、よし、取るぞ!という気持ちにさせてくれる。
学生、新社会人、子育て中の30代女性、40代半ばの会社員がモデルとして登場し、物語形式で展開する読みやすさ。萌え系の可愛いイラストを多用した、まるでマンガを読むようなスタイルは、無理なく技術士の世界にいざなってくれる。
それにも増してありがたいのは、欄外にぎゅーぎゅーに詰まった丁寧な解説で、こんなに読みやすく楽しいのに、きっちり欲しい情報は盛り込まれている資格本はなかったと思う。
技術士に親近感が湧いた。こういう人たちと会いたい。近いうちに絶対技術士になりたい、そう思わせてくれる一冊だ。
2004/09/14 20:45
お酒も特産物もまずは水から
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美味しいお酒はまず水が大切と聞く。
お茶やコーヒーも美味しく飲むには水が大切だという。
筆者によれば、俳人、山頭火はきき酒ならぬきき水の名人だったということだ。
「水も味も身にしむ秋となり」。
山頭火の句とともに、秋のひとときに味わいたい一冊である。
紙の本演習問題で学ぶ技術士試験適性科目徹底対策 カテゴリーとキーワードによる課題分析と解答の導き方
2004/09/14 19:24
技術倫理のドラマチック・ストーリー
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著者らの前作である姉妹作の「事例に学ぶトレードオフを勝ち抜くための総合技術監理のテクニック—リスクマネジメントのすすめ」が読み応えがあったため、興味を持った本。
国家試験である技術士試験の適性科目用とのことだが、その実、技術倫理の本である。食品や環境をめぐる昨今の事件の背景をじっくり考えるためのよい材料である。カテゴリー分けした演習問題はなるほど、試験対策用ではあるが、ここのケーススタディーはドラマチックで、技術者にとってはどれもこれも、考えさせられる設定ばかり。
秋の夜長に、じっくりと、各問題の背景を考えながら、著者たちの意欲的な筆致を堪能したい。
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