やんたさんのレビュー一覧
投稿者:やんた
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紙の本渋谷ではたらく社長の告白
2005/04/10 11:11
働いているすべての人に役立つ一冊
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今までの自伝はどちらかというと、自慢話や会社のPRなどが多かったが、藤田さんは社長業の厳しささや難しさ、周りとの軋轢などを赤裸々に告白している。こういった会社はこれからも伸びていくのだろう・・・というふうに感じざるをえない。ネットバブルの時代、多くのネットベンチャーが誕生し、一躍脚光を浴びたが、アメリカでネットバブルが崩壊すると、そのほとんどが消えてなくなり、残っているのはほんの一握りである。そういった栄光と地獄を味わってきた藤田さんは、まだ30歳そこそこだが、本物の一流経営者であろう。経営とは何か、ネットビジネスとはなにか、会社とはなにか、そして働くことの意味はなんなのか・・・。今働いているすべてのビジネスパーソンに色々な疑問を投げかける、そんな一冊である。
紙の本経済物理学の発見
2005/03/21 18:38
いままでの常識を覆す科学
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
経済物理学(エコノフィジックス)とは1997年に誕生した新しい学問である。これはカオスやフラクタルといった物理学の概念を用い、経済の動き特にマーケットの動きを分析するものである。マーケット関係者として面白いと感じたのは、短い時間スケールでの市場価格の変動は、非常にくせのある変動であり、短期の予測は十分に可能である。最も進化した市場である外国為替市場でも、内部矛盾した状態である裁定機会は1日のうち5%程度の時間発生している、という2点である。これはいまはやりのデイトレードやヘッジファンドを肯定する概念といえる。今までのマーケットは“長期投資”と“分散投資”が常識であったが、経済物理学の発展によって180度変わる可能性があると考える。
紙の本リスクの心理学 できるトレーダーは、なぜ不確実性に勝てるのか
2005/03/26 23:25
マーケットを心理面から捉えた本
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本書はマーケット心理学について書かれた本である。実際に株式を取引している私にとって最もショックだったのは、“多くのトレーダーは十分なリスクをとっていない”というフレーズである。損切りの重要性や資金管理の大切さを書いた本は多々あるが、筆者は勇気をだしてリスクをとれという。つまりトレーディングの本質はリスクを取ることにあり、リスクをいかに管理するかによって、勝者と敗者が決まるという。そこそこ利益をあげられるようになったが、いまいち伸び悩んでいるというトレーダーや投資家に特におすすめしたい。
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