加地尚武さんのレビュー一覧
投稿者:加地尚武
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2003/12/17 17:35
著者コメント
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この小説は、ちょうどパソコン通信からインターネットへと、ネットの主役が交代しつつあるころ、つまり96年から97年にわたって書かれた「ファンフィクション」が元になっています。95年から社会的なブームを巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」に年甲斐もなくはまってしまい、パソコン通信のアニメ会議室に入り浸るうちに、この「ファンフィクション」に手を染めるようになっていたんです。
正直に言うと「ファンフィクション」書きは、ほんのお遊びのつもりでした。ところが、ダイレクトに反応の返ってくるネットの中の創作というものにすっかり夢中になってしまい、最後にはこんな大長編を書き上げてしまったというわけです。
作者自ら言うのもなんですが、一時公開を中止していたこの作品が「古典」とか、「幻の作品」と呼ばれ、執筆後六年あまりを経て、こうして出版されるなんて、奇跡のようです。
この小説は、ネットが生んだ、というより、ネットが育てた小説です。発表当時の掲示板の「ノリ」は再現できませんが、寝っ転がるなりなんなり、くつろいで楽しんでください。
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