KOBOさんのレビュー一覧
投稿者:KOBO
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2003/06/22 03:15
編集者コメント
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美術鑑賞というと、静謐な空間で作品と対峙している、そんなシーンを思い描く方は多いのではないでしょうか?本書はそうした従来の静かな受身の「鑑賞」のイメージから抜け出し、アクティブな表現としての「鑑賞」を追いかけています。
第一章のアプローチでは、アーティスト、中学生、教師、学芸員、評論家の5つの視点から「鑑賞」を語っています。
第二章は近現代の巨匠からマンガやファッションといった領域までを個人的な作品との出会い、作家との出会いを中心に解説しています。
第三章は「学校+美術館」の具体的な活動例を多く収めています。その背景にある理論の紹介も随所に入っています。
本書は「美術鑑賞」の本格的テキストとして、「美術」と「人」にかかわる多くの方に読んでいただきたい一冊です。そして本書で「美術鑑賞」が完結するのではなく、ここから活動が広がることを切に望んでいます。
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