長田美穂さんのレビュー一覧
投稿者:長田美穂
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紙の本売れる理由
2004/04/17 03:15
著者コメント
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序章「2000年代のヒットとは」では、ヒット商品が成立する条件が、企業と消費者の「情感」の交換にあるとみて、缶コーヒー・ワンダモーニングショットやJリーグチーム「アルビレックス新潟」ダイハツのオープンカー「コペン」などを例に挙げた見取り図を示しました。
さらに商品の作り手の態度に「創意型」(自分の欲求に沿って発想する)と「工夫型」(無私の境地から市場の鼓動を感じ取る)の2パターンを見いだしました。
私たち消費者は、モノを買うという行為に、自らの変身願望を託します。自分を、生活を変えたいなという内なる願望がうまくすくい上げられた時、爆発的な「ヒット商品」が誕生している。これが5年間の取材の実感です。
解説は「創意型」の奇才、秋元康さんにお願いしました。「おニャン子クラブ」やとんねるず、セガのCM「湯川専務シリーズ」など消費社会史に残る企画を秋元さんがいかに発想したか、「手の内」も披露頂いています。題して「ヒットとは人間ドラマである」
「ヒット力」(日経BP社)より「聞茶」「動物占い」「ユニクロ」「キャラっぱ!」の四章を除いた十章を再掲載し、「着うた」「ヘルシア緑茶」と序章、終章を新たに執筆しています。
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