川原つばささんのレビュー一覧
投稿者:川原つばさ
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本プラトニック・ダンス 4
2003/07/28 20:57
著者コメント
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
一晩限りのプライベートホスト(ホストクラブに居るのではなく、個人契約してクライアントをエスコートする)鷲尾カイと、頭脳明晰なのに人間関係に不器用で、いつも無意識で他人を誘惑しては、自己嫌悪に落ち込む絹一(けんいち)。仕事を生活の第一にしている勤め人の絹一にとって、鷲尾のような『癒し』の存在はこれまでになく、できればずっと親しい関係でいたい…そう思えるものになっていきます。でも距離が近づけは近づくほど、絹一の心の奥にひそんでいた、他人との接触を嫌悪する理由が見えてくる。そんな状況を、いつまで鷲尾は許し、どこまで絹一の『癒し』となれるのか。鷲尾のように本当にやさしい人のそばにいたら恋をしたくなるし、自分を見つめ直してみたくなるかな。書きながら、私自身そう感じています。恋人のいる人にも、恋が成就していない人にも、読んでもらえると嬉しいです。次の巻で完結の予定。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |