本澤宏明さんのレビュー一覧
投稿者:本澤宏明
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紙の本1+2=パラダイス 5
2005/06/12 13:08
締め括るには不満
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本作は外部圧力のせいで、作者の意図とも愛読者たちの希望とも乖離した終わり方をしました。中村梨花と咲田愛美がバスルームで、山本優介を悩殺し、そこで微妙な違いが出ているのには余計ヌケてよかったけれど、以降はエロティシズムのボルテージが下がっていき、杉山ますみとはエロい絡みがあってほしかったし中村結花のストリップシーンもコマを割いて凝ってほしかった。フィナーレは、大団円なのに本作らしさがなく、忸怩たる想いです。
2005/05/26 14:00
有終の美
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ライダー共闘エピソードこそ講談社の、天下に誇れる豪華スティールの見せ所でしょう。また、東映の企画者の雁首の揃った座談会はライダーシリーズと並走する他の石ノ森ヒーローとの触発のし合いまで分かり、世も読み応え満点です。ちなみに共演回の怪人で我がフェイバリットは、〈漆黒の斬空〉ことギルガラスです。単純にならないよう配慮された、上嘴と腹から大腿部の辺りの小林晋一郎が「メロンの皮」と比喩しそうな(笑)体表も面白いし、目の周りもです。後者はタカロイドに影響したかもしれません。それに、飛翔に遜色のない、堂に入った眉刀の構え方もクロウロードを出渕裕がデザインする際に触発したこともありえます(各種のあれの得物の凝りようを見ても)。
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