きたろうさんのレビュー一覧
投稿者:きたろう
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2009/09/01 03:38
ごちゃごちゃの人間関係に悩んだら……
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
人間関係、コミュニケーションに悩んでいる人は多い。自分はなぜ嫌われるのかがわからない人もいるだろう。別に無理に好かれることはないが、嫌われるより好かれるほうがコミュニケーションもうまくいく。
著者はビジネス書業界ではそれなりに知られた名物編集者である。本書が異色なのは、「聞いた話」がほとんどないこと。一貫して、編集者としてどうやって人と接してきたか……その経験がベースになって語られる。そのため、ある意味で著者の「生き方論」「編集者論」としても読める。しかし決して押しつけがましくない。「まずじっくり聞こう」というのが著者の基本姿勢であり、本の構成もそうした実直さと謙虚さが軸になっている。
コミュニケーションに関する本は多い。しかし多くは「技術」が書かれている。この本にもそれはあるが、最小限に抑えられている。むしろ「技術よりも大切なものがある」ことをあらゆる角度から書いてゆく。
編集者だけあって、文章は淀みない。説得力のある構成はさすがだ。
ギクシャクした人間関係に悩んでいたら、一読をお勧めする。また、出版業界にいる人、編集者を志している人は、「伝説の編集者」の秘密を垣間見ることができる。
無味乾燥なビジネス書が多い中、感動さえ覚える本だと思う。
紙の本「うつ」は、ゆっくり治せばいい! 「軽症うつ&ストレス」と付き合うための習慣術 私、「うつ」を手なずけて、生きてます。
2007/03/04 05:16
共感できる内容
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
著者は10年近く、うつと「同居」して生活している。軽症うつが長引くパターンだ。しかし著者は焦ってはいけないと言う。
「一病息災」というコトバもあるが、うつをてなずけて、同居するぐらいの開き直りがあってもいいのではないか——と。
治らなくていいと言っているのではない。焦ってはいけないと言っているのだ。この言葉は非常に説得力があるし共感できる。軽症うつに悩んでいる人に読んでほしい本だ。
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