梛野さんのレビュー一覧

ホームズ物アンソロジー・シリーズ第５弾

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収録作品一覧中、ケイレブ・カー、バーバラ・ローデン、ローレン・Ｄ・エルスマンらによる章はエッセイ(いずれも再録)。
他、パスティーシュ１０作品中、「超自然的な存在など無かったという現実的解決に終わるもの５作、現実的解決に終わるがラストで超自然の存在を臭わせるもの３作、完全に超自然的存在が出てきて解決がないもの２作。
主題が、タイトルにもあるように、「不思議」系のものばかりだが、上述のように、その扱いは著者によって異なる。私の趣味で言えば、せっかくのホームズ物なのだから、すべて理性的推理で解決できる物ばかりだったら嬉しかったのだが…。なので、ホームズ物アンソロジー短編集として、星、１つマイナス。
超常現象に対する立場が著者により不統一なので、ホームズ・ファン以外のミステリ・ファン、オカルト・ファンには勧められない。