Jyunさんのレビュー一覧
投稿者:Jyun
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紙の本ぼくんち 3巻セット
2002/07/21 23:19
「ぼくんち」のこと。
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「ぼくんち」は、主人公ニ太とねえちゃんの貧しい海辺の日々を描いた作品です。見開き2ページ毎の1話完結モノで、オールカラーとなっています。作中には、シンナー、ピンサロ、シャブなど殺伐とした世界がごく日常的に扱われているのですが、ニ太の目を通して見る人々は、とことんシビアで悲惨な状況下でもタフで、いつも健気に幸せを求めているのです。
また、シンプルな造形のイラストは、ストーリーを時に明るく、時に表情豊かにしています。
紙の本失敗学のすすめ
2002/07/20 19:00
失敗学のすすめ
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失敗談義は、愛嬌のあるレベルであれば笑って済ませられようが、こと莫大な損害を伴い、信用を著しく失落しては、その重大責任を負わなければならない。
著者は、企業活動で、失敗と上手に付き合う実利の伴うメリットまで高めることができる、とみる。
人マネでは通用しなくなった昨今、創造力が問われ、それを身につけるには失敗の体験こそが源であるという。そして大切なのは、体験の記録、その知識化である。失敗の原因究明、処置法に留まらず、さらに一歩踏み込み、失敗情報を知識化する能力こそが失敗を予測し、予防できる。失敗体験が、改善、成功への起点になる。振り返ってみると、失敗体験が随分ムダになっていることに我々は愕然とする。
仕事での失敗、事故、クレーム病いなどこれまでマイナス体験とみなしたものの中に成功、改善、信用回復のヒントがあることを、例題をもって読者に説く好著である。
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