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Baudさんのレビュー一覧

投稿者:Baud

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

紙の本最後の特派員 上

2001/07/21 00:37

ベストオブダニエル

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 46歳の文学中年である評者は、本書をダニエル最高の傑作と称えます。(ちなみに、今までの最高は「無言の名誉」です。)
 若い女性ファンが多いと思われる著者の作品の中で、間違いなく本書は広い年齢層に支持されるでしょう。その理由は、本書が人種差別問題や戦争といった社会テーマをベースに構成されたラブストーリーだからです。また、時代背景が60年代から70年代にかけてであり、ケネディ、ウッドストック、ベトナム戦争などを知る40歳代後半以降の世代には更に興味深いからです。その世代が若かった頃、米国からのニュースとして見聞きしたそれらを、著者は見事に掘り起こしてくれました。
 本書の主人公は、ひときわ行動力あふれる女性であり、この点も本書を際だたせています。
 難を言えば、最後の部分での時間経過を急ぎすぎたことと、日本語著書名でしょうか。「特派員」という響きは新鮮で大変興味深かったわけですが、読み終わった時は、原題名の方がしっくりきました。ちなみに原題は、「メッセージ フロム ナム」です。
 著者の本を読んだことがある方にも、初めての方にもおすすめします。
 尚、この書評は上下通しての物です。

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紙の本

紙の本つばさ 上

2001/10/25 20:10

やけにサラリとした一作

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 著者ダニエル・スティールの作品の中では、随分サラリとした一作である。持ち前のドラマ展開はさすがではあるが、「サラリ」なのである。
 評者の勝手な推測ではあるが、本書と次作「最後の特派員」は同時取材によるものではないだろうか? 両作とも同じ時代の同じアメリカが舞台である。従って、両作ともに読むと、20世紀前半アメリカの家庭の情景がよく理解できる。その意味では、なかなか味わいがあると言える。評者の推測が当たっていれば、連作の一作目である本書が幾分あっさりしているのもまあ理解できる。
 評者は本書に幾分の物足りなさを感じてはいるが、楽しむに足る良作であることは言うまでもない。

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紙の本

実にアナログマインドなIT本

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 ダスキン事業を核として、多角的事情を営む(株)武蔵野の社長の著書である。小山社長の考え方をエピソードを交えて物語っている。
 本書の論点は以下のように思う。
 1.社員の事務作業をIT技術を駆使して省力化
 2.社員評価または管理の合理的手法
 3.「変化」に反発する社員への啓蒙
 4.顧客と仕事への感謝
 著者の書にはこれらが実にすがすがしく説かれている。中小企業こそITツールの導入を積極的に行うことで強い企業に変身できるという著者の主張とそのための手段は、他者の書では得られない実に生々しいものである。生々しいと言っても実に明るくすがすがしいのである。
 本書は企業のトップの方々には勿論、「トップがちっとも解ってくれない」と嘆く中堅社員の方々にもお勧めできる。著書名は「情報革命」と銘打って勇ましいが、内容は実に人間味あふれている。ビジネスはお客様との人間関係で築かれるという実にアナログマインドな本なのである。
 尚、著者の既刊書に同様な物があるが、読み比べてみると情報ツールの発達がうかがえておもしろい。是非、併読をおすすめする。
 蛇足であるが、評者は先日始めて著者にお目にかかった。15分程度の講演を聴かせていただいただけであるが、氏の魅力に魅せられてしまった。

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紙の本

紙の本幸福の選択

2001/06/24 22:40

少し変わった作風の1冊

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 著者の書は現在、アカデミー出版より「超訳」本として出版され、人気を博しています。評者もその展開の小気味よさ、「感動的な最後」が好きです。
 著者のテーマは主として、「芯の強い健気な女性」、「家族愛」、「運命の悪戯とドラマ」と言ったところでしょう。
 著者の初期の作風は、女性向け小説風であったと思います。現在は「超訳」の助けも得て、スケールの大きな万人向けのものとなってきました。本書はその転換点にさしかかる頃の作品ではないでしょうか? 天馬さんの「超訳」ではなく、北條さんの訳ですが、なかなか小気味よいものに仕上がっています。これは、著者の原文の力なのでしょう。
 本書には、著者の作風パターンから考えるとちょっと変わったことがあります。それは主人公が男性ということです。多くは女性を主人公として、男女愛や家族愛を表していますが、本書では男性の視点からそれらを描いています。そのために、主人公の生き方が少々違います。多くの著作では「社会的な力の無いひ弱そうな女性の強く健気な生き様」を描くのですが、本書では「能力と力のある男性のナイーブで優しい心」を描いています。尤も、著者の作品には両方の人物が必ず登場してはいます。本書ではその視点が異なるのです。
 日本人の「家族愛」は、言葉にはしないものですが、欧米人のその表現は実にはっきりしています。日頃、評者などは言いたくても照れくさくて言えないことを、本書では実に素直に表現してくれています。
 著者のファンにも、まだ著者の作品を読んだことのない方にも、おすすめできる感動的な1冊です(やや老眼気味の評者には、ちょっとページ当たりの字数が多すぎましたが)。

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