柿玉蔵(かき たまぞう)さんのレビュー一覧
投稿者:柿玉蔵(かき たまぞう)
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2004/05/26 12:38
ライター入門書の決定版
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実用的なフリーライター入門書。特に首都圏に住んでいるライター志望者には、即効性のある書物だ。ツボを押さえた構成は素晴らしい。
内容には「〜なるには本」特有の幻想が微塵もない。はっきりと「厳しい」「休日などない」「サバイバルだ」と書かかれている。
いい意味で即物的なマニュアル本だ。特に、巻末の出版契約書のテンプレートは、志望者にとっても現役ライターにとっても千金の値がある。
2003年の発行なので、今後、少なくとも5年以上は売れ続けるだろう。これは、良書である。
2004/05/26 12:46
不況にあえいでないで、読め!
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書店経営者ならびに現場の書店員が読むべきマニュアル本。
特に、売上増加のための具体的な手法や意匠が多数紹介されている。
全編にわたる、数字やデータを重視した増売論は、徹夜をしてでも読むに値する内容。あくまでも実用的。これで定価2000円は安いと思った。
日ごろの売上不振に思い悩み、このサイトを訪れた人は、決してこの本との出会いを逃すべきではない。いち書店に一冊…いや、書店員ひとりにつき一冊、座右におくべき本である。
紙の本文学賞メッタ斬り!
2004/05/26 12:29
テルちゃんの役割
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芥川賞における宮本輝の役割。文学新人賞における山田詠美の毒舌。この二点には深く共感。そのほかの作品に対する評価も的を得ている。
期待の新鋭、舞城王太郎・佐藤友哉の評価も、あれでほぼ間違いない。この二人がセットであるということを、見事に喝破している。
文学賞関連書のなかでは、ズバ抜けて見識の高い書物だ。
紙の本蹴りたい背中
2004/05/22 13:14
罵るのは、読んだあとで。
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若い。カワイイ。芥川賞。
偏見で小説を読むな。綿矢りさに文句を言いたいのなら、すべてのページを繰り終えたらにしよう。読み終えた人だけに、この作品を馬鹿にするなり罵倒するなり唾棄するなりの資格がある。
ちなみに私は、この作品を賞賛する気にはなれない。
物語がつまらない、からではない。
単に、完成度が低い。
それだけの理由による。
巷には、(蹴りたい背中)という、このもっともらしいキャッチフレーズに感銘を受けた…と言っている人々があふれているようだが、それは本心か? あなたがたがかけている、その「メガネ」をはずして、もう一度あの薄っぺらい単行本をはじめから読んでみてほしい。
え? 二度も読む気がしない?
あなたがたは、感銘を受けたといっていたじゃないか。
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