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らふさんのレビュー一覧

投稿者:らふ

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本ピアニシモ

2002/07/27 18:51

虚構の世界の中であえぐ主人公を見た

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主人公の透と透にしか見えないヒカル
2人は切っても切れない縁でありいつもヒカルなくしては生きていけない
透であったが、ヒカルと一緒にいる時、透は同級生のいじめにあったり
自殺現場にいたり父親の自殺があったり伝言ダイヤルで知り合った女性から
は欺かれる。
いわばヒカルの存在は、最後まで透を不幸に導く存在であったに違いない。
透がラストでヒカルと決別することになるが、これは悪運を断つことになる
だろうと僕は思った。
「梅雨が終わって夏が来るのかもしれない。空は再び昇ってくる太陽を
待っていた」という表現に透が自らの過去と決別し大人として成長する決意
が感じられた。
この作品から思春期を生きる主人公の闇と光を感じることができた。

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紙の本十七歳プラス1

2002/07/27 15:58

これは詩とエッセイで本音を表現したものでしょう

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「17歳」を書いた著者が出した詩とエッセイの混在した本音をまとめた
ものですが、「17歳」が本になったことによる影響はかなり大きかった。

「私の周りの何かが変わってしまったのだろうか? 私自身は何も変わって
いないはずなのに・・・・・・。」
本が出た後の反響による戸惑いは大きい。

「いろいろの事があった。つらい事も、悲しい事も、そして苦しい事も・・・・・・
楽しかったことも・・・・・・。」
それらがこの本の詩やエッセイに反映されている。

そして「ますます私の居場所がなくなってしまった感じ。」になった彼女は
アメリカへ旅立つことになる。

これが現実への逃避であったとみるか 見失いそうになる自分の心を取り戻す
ためか いずれにしても彼女はアメリカに自由を求めようとしたと思う。

正直のところ こういう生き方ってなかなかできないよね。
だからそれに対する共感もあるし反発めいたものもあるのではないかと思う。

僕も路望のように気持ちだけでも自由を手に入れたい。

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紙の本海猫宿舎

2002/07/26 20:47

ほのぼのとした物語です!

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ヒバ先生の息子のショウマがこの春から専門の医学の勉強をするため
遠くの大学に行くことになりかわりに「海猫宿舎」で教えるために
青いひとみのパスカル・ジュリアン・アンプローズ先生がやって来た。
この先生が来てから少年のネリが燈台で白い髭のイヴン船長を見たり
不思議なことが起こるようになるのであるが、ユンクも片足の海猫たち
に向かってしゃべっているイヴン船長を見かけた。
のちにユンクはパスカル先生の住む燈台に行きイヴン船長がパスカル先生
の祖父に似ていて2人が手を握って一緒に写っている写真を見て驚いたの
であるが、パスカル先生をいつも見守っていてくれてどんな時でも祖父は
助けてくれるのである。
それがあとで仲の良くなかったユンクとリリンがパスカル先生の指示で手を
つないで最初はいやいやであったのに手が離れなくなって2人のわだかまり
がとけたのはパスカル先生の祖父が2人の間に入ってくれたのだと思う。
この物語は亡くなった人が出てきたり不思議な感じがするが、こわさはなく
ほのぼのとした心温まる感じがしてよい。



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紙の本猛スピードで母は

2002/07/26 14:26

猛スピードで母は

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「サイドカーに犬」と「猛スピードに母は」の2編の小説で構成されている。

「サイドカーに犬」は「小4の夏休みは母の家出」という事件で物語の「幕」
が切って落とされた。
そして7月の終わりに突然「ようこ」さんが家に現れてから物語は急展開して
いく。
おもしろいと思ったのは、母が「禁止」していたことが「ようこ」さんが
来てから「いくつものタブーをやぶること」になったのであるが、それを
薫がすんなりと受け入れたところがシンプルに描かれていることだ。

薫の「母」と「ようこ」さんに対する思いが交互に描かれていて興味深い。

また「離婚」という言葉が出てくると暗いイメージがあるにもかかわらず
なぜかそういう雰囲気がない。不思議な気分だ。

「猛スピードで母は」は「私、結婚するかもしれないから」といい、
猛スピードで軽自動車を抜き去ったり、10台のワーゲンをすべて先導
するなど男勝りな母の姿がコミカルに描かれていてよかった。

いずれの作品も文章はシンプルだが、なつかしい言葉がてできて楽しめた。

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