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PATAさんのレビュー一覧

投稿者:PATA

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紙の本

紙の本IT革命 ネット社会のゆくえ

2003/02/18 16:14

良い意味で期待を裏切ってくれました

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は、良い意味で評者の期待を裏切ってくれた書物です。といいますのは、「IT革命」というタイトルの本である限り、「IT革命」の弊害や今後のあり方といった実務よりも本かと思っていたのですが、「IT革命を考えるためには何を考えれば良いのか」ということを重視した本だったからです。
 本書では、IT革命について考える時には、「IT革命後、われわれは生きる意味を見いだせるのか、生きがいを持って暮らしていけるのか(6頁)」を考えなくてはいけないというスタンスをとっています。それは、IT革命のエッセンスというものが、「放送と通信が融合するメディア・ビッグバン」であり、「これまで放送(マスメディア)によって支えられてきた工業社会のモラルや価値観は、ネット社会の到来とともに変質を迫られることになる(182頁)」という現実認識があるからに相違ありません。そして、この主張に対して、評者は全面的に首肯します。
 本書の中ごろで議論されているIT革命に関わる現実の動きということについては、評者は勉強不足なため十分な評価を下すことができませんが、本書がとらえようとした現実の動き、その動きの中で変質するモラルや価値観といったものについては、非常に学ばされました。巷で流布している「IT革命」についての議論よりも一歩踏み込んだ、文化史的な書物として本書を推薦したいと思います。

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紙の本

どこに論理力があったのか…

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は非常にがっかりした本です。
 本書の冒頭で野矢茂樹『論理トレーニング』産業図書をコテンパンに批判しているため、野矢とは違った切り口で議論を進めてくれるのかと思ったのですが、本書には「論理」そのものが欠けていました。少なくとも、思いつきや感覚的な議論が論理であるというのでなければ、本書で書かれていた内容の大半は、論理に欠けるものだったと言えます。
 本書ではそもそも「論理とは何なのか」「論理的な議論とはいかなる議論か」といったものが考えられておらず、何の根拠もないままに「○○は論理力に欠けている」といった独善的な主張がなされていました。少なくとも、読者にはその主張に至る「論理」が見えません。
 本書のような本がでることによって、論理とは何なのかということに対する誤解が生まれないことを切に祈ります。

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