サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. わっふさんのレビュー一覧

わっふさんのレビュー一覧

投稿者:わっふ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本アンノウン

2008/03/06 20:25

人が死なない公務員ミステリ

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

元航空自衛官による、航空自衛隊ミステリです。

部隊はは御前崎のレーダーサイト。
22歳の野上3曹が属する監視隊の隊長室で盗聴器が発見された。
解決に乗り出したのは防衛部から派遣された27歳の朝香2尉。
コーヒーをこよなく愛し、”ファッション雑誌の表紙が充分務まる”イケメン自衛官である。
保全点検の名目で調査をする朝香2尉と野上3曹は、盗聴器という「アンノウン」をどのように処理するのか。

以上が私なりのあおり文です。
当たり前なのですが、自衛隊の描写は細部に至るまでリアルです。
内務班のやり取りなど、ウィットにとんだ会話も面白い。
自衛官の立場から言うと、あるある、ということが盛り沢山。

事件は盗聴器から発展していきます。
だれが、何のために?と推理しながら読む手がかりは沢山あります。
もし読者が自衛官だったなら、階級や組織の事など、一般読者より若干有利に推理できるかもしれません。
大どんでん返し、と言うようなサプライズはないのですが、キチンと読ませてキチンと落としている。
話自体も中編と長編の間、くらいのボリュームでサクサク読み進められ、読了感のいい作品だと思います。

「アンノウン」は、ミステリ初心者にも自衛隊初心者にも優しい小説です。
読後は、読む前より少しだけミステリも自衛隊も好きになってるかも知れません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。