しはるさんのレビュー一覧
投稿者:しはる
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2008/03/07 05:34
旅好きの人はもちろん、最近いろいろ行き詰まっている内気な女性にも元気の出るエッセイ
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
タイトルや装幀から、センスはいいけどお嬢さん育ちの人の気ままなエッセイかなと思いましたがさにあらず、料理好き・スイーツ好きの私にとっては、暇つぶしに買ってみたもののなかなか良い買い物でした。
著者は40歳にもならないのに安定した大新聞の記者の職を投げ打ってパリに製菓留学をし、そのときの顛末をまとめたブログのコラムが本になったようです。
幼いときにお父さんを亡くされて母子家庭でがんばって来られたようですが、そういう人にありがちな「苦労自慢」のような所はありませんし、岡山出身だということですが、自分の「ドジ」なところを「笑ってもらって」読者を喜ばせる所などサービス精神旺盛な部分は大阪人の私も絶賛したい所です。
「元新聞記者だけあって文章が上手い」という言い方がありますが、私はむしろ新聞記者の人の文章(本)って「おもろないな〜」と常々思ってきたので、この本には良い意味で期待を裏切られました。テンポよくすいすい読めるのに内容が薄いわけでは決してない、なんとも魅力的な文章に満ちた本です。
「旅」や「留学」、「お菓子作り」に興味のない人でも、このままでは私の人生つまらないままに終わってしまうのでは、という不安や焦りを感じる若い女性には(いや、若くなくても)一読の価値有り。早く次回作を期待したいです。
それにしてもこのような才能豊かな女性が見限る「朝○新聞」って私も購読していますが、やっぱりそろそろやめ時かなあ・・・。
2015/10/02 02:29
料理の記事は再考を
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
暮しの手帖といえば、3世代にわたって購読されている読者も少なく無い雑誌。生活全般についてカヴァーしているが、衣食住、特に料理は長年にわたって力を入れているところだと思う。編集長がスター編集者と言っても良い松浦弥太郎氏から変わって2号目の本号だが、やはり少し精彩を欠く。なぜ今更コメの研ぎ方をカラーで教示されなければならないのか?新規読者開拓?あまりにも常連客をバカにしている。いや、新規のお客も。
他で読めない記事を書いてください。コメの研ぎ方くらいネットで腐るほど紹介されているし、パソコンを使わない高齢者が今更コメの研ぎ方を習うかね、全く。
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