RAREHOPEさんのレビュー一覧
投稿者:RAREHOPE
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紙の本メモリーズオフセカンド〜相摩希/望〜設定解説ファンブック
2008/09/20 14:32
『希望』という名の少女
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『メモオフ2~相摩希/望~設定解説ファンブック』を楽しませていただきました。とりわけ、ネットとかで話題になっていた少女、【相摩希望(注記参照)】に関する内容が印象的でした。相摩希望の在る世界にて、彼女がどういう人物なのか、伊波健とどのように関ったのか、そちら方面を自分はずっと考えていました。それ故、ファンブック中のコメント(1)~(4)には嬉しいものがありました。
注記:相摩希望とは、メモオフ2の希望エンドのみに登場する少女です。彼女の在る世界については様々な解釈があります。夢オチ(相摩希望のいる世界が現実)説、現実を否定する伊波健がつくりあげた逃げ道説、『インフィニティ』仕様のキュレイシンドローム説、etc。ファンブックより「解釈の助けになれば幸いである」とのこと。
(1)相摩希望のパーソナルデータ1。こちらは全て相摩希と望の姉妹と同じです。
年齢:17歳(高校2年)・・・時間軸:メモオフ2の頃
身長:153cm
体重:44kg
血液型:AB型
誕生日:4月13日(おひつじ座)
住所:中目町
学校:澄空学園
(2)相摩希望のパーソナルデータ2。こちらは全て相摩希と望の姉妹と異なります。
性格:躁鬱気質
特徴:不安定な気質
趣味:お風呂、手品、ペット雑誌の購読
好き:動物(犬も猫も)、絵を描くこと
嫌い:病院、病弱な自分の体
(3)相摩希望ストーリー概要。病弱な身ながらも、アルバイトを始める事にした相摩希望。彼女はそのバイト先、ファミレス・ルサックで伊波健と出会います。仕事を通じて打ち解けあっていく二人。帰り道を送ってもらったり、相談事に乗ってもらううちに、彼女は自分に対して親身になってくれる彼に好意を持ち始めていました・・・。
(4)相摩希望の在る世界について。彼女の性格については、躁と鬱の二面性を抱えています。快活な日もあれば、ふさぎ込んでしまう日もある、ということです。これ故、伊波健は相摩希望を双子だと思いこむようになった・・・という設定です。彼女の行動に関しては、体を動かすことは好きだったが、病気を患ってからというものの、完全なインドア派に変貌しています。これと同じように、長い闘病生活を経て、自分に対する自信のようなものも失っていました。この『いました』というのは、現在の彼女は、彼によって変わりつつあるからです。劇中では明確に描かれていないが、彼女も彼に相談を持ちかけ、彼の励ましで文字通り希望を見出しているのです。たぶん、絵に関することで励まされたのでしょう。「絵があるじゃないか。それで希望ちゃんは自分を表現できる。体が弱いからって、殻に閉じこもる必要なんてないよ」希望エンドにおいて、彼女は彼に自画像を見せようとします。『自分が前に進み始めたことを健に伝えたい』それには、こんな想いがあったのかもしれません・・・
【自分の意見】相摩希望の在る世界は決して伊波健にとって都合のいい世界ではないでしょう。相摩希望は、ときには希バージョンとなることもあれば、望バージョンとなることもあるでしょう。そんな気質の彼女を「どうか受け入れてほしい、そうか幸福に導いてほしい」。それが希望エンドへ辿り着いた伊波健への自分からのメッセージです。以上!
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