サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. なにわさんのレビュー一覧

なにわさんのレビュー一覧

投稿者:なにわ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

言葉と歴史に裏打ちされた政治への道しるべ

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「政権交代本なんて、どれも同じだろう」
こんな考えを気持ちよく裏切ってくれた一冊。

全国紙政治部執筆の政権交代本は数多あるが、本書のカバーに
記されたTBSラジオ国会担当記者とのプロフィールに興味を
ひかれて手にした。

福田総理の突然の辞任、麻生総理の誕生そして自民党の崩壊へ
と至る経緯が日記形式で綴られる。こうした日記スタイルの著
書にありがちな、筆者の単なる印象論に終始せず、一線を画し
ているのがこの本の特長だ。
政治家のふと漏らした一言、筆者が通暁する中国史から照射される
日本政治のありよう。「言葉」と「歴史」に裏打ちされた日記は
見事なまでに政治書へと昇華されている。

ただ本書に気がかりがないわけではない。「ある政治家」の影に
怯えているのだ。あらゆる政局を「ある政治家」と結びつけて解釈
しようとする、いわゆる陰謀史観だ。
筆者に憑依したであろうその思いは、自民党の崩壊へと重なるよう
に日増しに強くなる。その筆者の苦しさは痛々しい。

そして本書のフィナーレを飾る「ある政治家」との対談。筆者は極度
に緊張していたせいなのだろうか、面と向かって聞いてしまうのだ
政治家にとってタブーの質問を・・・。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。