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柚草庵さんのレビュー一覧

投稿者:柚草庵

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紙の本

外交は面白いサスペンス?

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第一次世界大戦後のパリ講和会議の模様が、しっかり物語として描かれていて興味深く読むことが出来た。ウイルソン米国大統領が主人公だが、会議に出席した各国の元首達も個性的に描かれていて、会議の模様も生々しく再現されている。歴史教育もこのようにすれば、もっと面白く学習できるのに・・と思ってしまう。登場人物の中では、クレマンソー仏首相がなかなかタフでしたたかな外交交渉を展開していて魅力的だ。勿論時代が生んだ政治家なのだろうが、今のわが国の政治家にも欲しいしたたかさである。ロイドジョージ英首相の人物評も「天才的なご都合主義者」で「朝礼暮改や方針変更など意に介したkとはなく発言がぶれるなどは、いつものことだったから・・」と、発言がぶれると言われて、ぶれていないと必死に抗弁する何処かの首相に見習ってもらいたいぐらいの図太さが小気味良い。
また、中国全権のウエリントン・クウとの山東半島問題のでの攻防も非常に興味深く読んだ。
いづれにしても、各国が自国の国益をかけての外交交渉は、下手なサスペンスよりも面白いと思わせる一冊である。

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