サンドさんのレビュー一覧
投稿者:サンド
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2010/11/11 23:12
恋愛編に突入?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
安定した面白さでした。
兄と妹の関係がテーマのこの作品、本巻でも兄の京介が妹の桐乃に思いっきり振り回されていきます。桐乃の言動は相変わらずきついわけですが、どうみても兄が好きなようにしか見えないのはどうしてでしょうか・・・
同じように、京介の友人の赤城浩平が妹の瀬菜に振り回され、暴走してしまうという話も出てきます。こちらは携帯という道具を使った演出でくすりとさせてくれました。この作者、こういう小道具を使った話が上手ですね。
全体は4章に分かれており、1章が桐乃編、2章があやせ編、3章が夏コミ編で4章がクライマックスという構成になっています。
桐乃のツン、あやせのツン、黒猫のデレが見たい方、一読して損はしないと思います。
紙の本ねこシス
2010/11/15 22:54
なかなか
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
猫又四姉妹のお話です。
といっても、妖怪たちのどろどろした話ではないです。14歳にして初めて人化の術を会得した三女の美緒が、学校に通って人間社会を体験していく、ほのぼのストーリーです。
今まで猫として暮らしていた美緒は、14歳といっても外見は10歳以下、考え方や言葉使いも子供のような状態です。それでも、初めて見る人間としての景色、人間としての言葉遣い、学校での生活などに、戸惑いながらも好奇心いっぱいにチャレンジしていきます。
猫が人間になったらどう感じるだろうか?
クールな次女や元気な四女もからんで、コミカルに、丁寧に描かれていきます。最後はちょっと斜め上にいってしまいますが、あの演出は嫌いではありません。
作者/伏見つかさ、イラスト/かんざきひろさんのコンビは「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」シリーズが有名になってしまいましたが、なかなかどうして、この作品の完成度はあちらのシリーズに負けない出来だと思います。1巻完結ですが、読後さわやかな本は久しぶりでした。おすすめです。
紙の本となりの柏木さん 2 (MANGA TIME KR COMICS)
2010/11/21 21:46
ほのぼの高校生ストーリー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ほのほのちょいオタク高校生ストーリーです。
主人公の桜庭勇斗は、アニメと萌え絵鑑賞を趣味とするライトなオタクの男子高校生。そんな彼の隣の席に座る大人しそうな女の子の柏木さん、実は同じアニメを好きだということが分かり、二人の控えめな交流が始まって・・というお話の続きです。
1巻でそれなりにオタク話がはずむぐらいには仲良くなった二人、今巻では柏木さんの裏の顔、萌え絵師Sayaneを巡る話から始まります。少しずつ有名になっていくSayaneさんに対して、前からファンだった主人公は素直に応援できない気持ちを持ってしまいます。それに対して自分がSayaneだと言えない柏木さん、ついつい感情的になってしまい~。
ということで、前巻以上に柏木さんの喜怒哀楽の表情が楽しめる巻でした。絵は安定していてきれいです。柏木さんやその親友の福田さんの、笑っている顔はもちろん、イラ顔、困惑顔、様々な表情が楽しめます。特に福田さんの、このミジンコめ!顔は必見です。
それにしても、前巻にもその気配はあったのですが、桜庭勇斗の鈍感っぷりと無意識のフラグ折りは、もう何とも申し上げる言葉がありません。果たして主人公は次巻で男っぷりを上げることができるのか?
今から楽しみです。
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