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バブシュカさんのレビュー一覧

投稿者:バブシュカ

8 件中 1 件~ 8 件を表示

タイトルと内容に相違あり

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本の内容は、サンディスクの社長である小池氏の会社運営であるとか半導体テクノロジーに関する知見を述べた本であり、人工知能であるとかシンギュラリティに関しては、著者は、専門ではなく、上っ面をなでているだけだ。自動運転に関してもヤマハのバイク自動運転ロボットには触れることもなく、自分がバイクに乗っていて、その自慢話に終始している。要するに、この本は、小池氏のバイオグラフィーである。タイトルに騙された

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電子書籍日本版インダストリー4.0の教科書

2017/12/28 05:01

基本的な誤りがあっては教科書にはならない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

以下、本書からの引用
「自動車の車体の素材は、鉄から強化プラスチック(FRP)へ比重が移る。<中略>自動車業界からやがて部品を形成する金型がなくなるかもしれない。」

これは、誤りだ、FRPでも金型を使うからだ。
この本は、いろいろと記事を集めて、産業政策もしくは、コンサルタントの視点から書かれた本で、技術的な基礎をこの本に求めてはいけないのだろう。

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時代の空気がひしひしと伝わってくる

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本は、かなり詳細な、盧溝橋事件、満州事変、張作霖爆殺事件、二・二六事件、南京事件、日米開戦等々の歴史的事実の記述と平行して、伍代財閥という、日産財閥がモデルと思われる架空の財閥の周辺のひとびとの物語が同時に進行する。場面は、歴史的事実の分析の部分とフィクションの章が明確に分離されており、たとえば、司馬遼太郎のように、すべてを辻褄のあったものがたりとして、構築しようというような意図は、著者の五味川純平にはない。五味川純平は、その時代に満州で従軍し、さらには、シベリアに抑留されたという経緯がある。「歴史」や「ものがたり」や「政治」に回収されることを意図的に回避したのだろう。よって、内容は、政治的問題を扱いながらも政治談議にならず、そしてまた、男女の恋の物語もロマンスに埋没せず、戦闘行為もナショナリズムや虚無主義に回収されることもなく、その時代の空気がひしひしと伝わってくる。推測するに、フィクションに回収することで、失われる事実の重みを著者は、尊んび、このような書き方をしたのだろう。たとえば、二・二六事件歴史的な事実の分析のこところなどは、僕などは、あまりの詳細さと、やるせなさと残酷さで読み進むのが非常に辛くなったが、フィクションの部分を通じて、その時代の空気、そして人々が伝わってきて、読み進むことができた。歴史的事実というのは、いまだに消化できないものも多々あるのだ。我々は、ただ事実として、そこに置いておくしかないようなものもある。そんなものを多々設置しつつも、我々は生きていくわけで、この部分は、望むと望まないとの関わらず、我々の営み、そして自体が進行していくのは、このフィクションの部分と重なる。この本を読んでいると、この「戦争と人間」をもとにして、いろいろな人がこの時代の物語を現代人に消化できるようにアレンジして、希釈化して、商売にしていることがわかる。あえて、そのような本については、ここでは述べないが、司馬遼太郎よりも五味川純平こそが国民作家と呼ばれるべきだろう。

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電子書籍ウイルスが変えた世界の構造

2020/12/21 14:36

「佐藤優と副島隆彦の宗教問答」

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者の副島さんに敬意を表して、この本のタイトルは、「佐藤優と副島隆彦の宗教問答」とするべきだろう。おそらく、コロナ終息後に、そのように改題されることになるのだろう。佐藤さん、副島さんともに、コロナは、インフルエンザとほぼ同等のものであり、不必要な騒ぎが「大政翼賛会」さらには、大恐慌、戦争というシナリオへと至る道を危惧している。この本においてコロナは、導入部にすぎず、うしろ、ユニタリアンというアメリカの主流の信仰が、現在の世界の思想の底流となっていることへの危惧が、二人にある。ユニタリアンを簡略化すれば、「啓示」を否定し、人間の知力のみで、やがては、神に至るという思想である。’それは、キリストはいったい何者なのかという簡単な問いに還元することができ、ユニタリアンでは、キリストは、単なる人間ということになる。裏の世界で辛酸をなめつくした両者は、時に、暗殺をともなう暗い裏の世界の話に至り、時に、昭和恐慌のときに、売りに出された娘の値段は、だいたい自動車ぐらいというように、人間の存在、そして生業というものが、いかにして、卑しくも金銭に還元されていく過程を追っていく。二人は、恐ろしく暗く、醜い話に突入するが、宗教者の佐藤優と思想家の副島隆彦は、読者に世の危険、醜さというものを、読者にわからせようと、展開する。そして、そこには、いかにして、読者そして、人々を救ったらいいのかというような、二人の苦悩のようなものがにじみ出てきており、宗教学者や坊主の講釈や説教とは、隔絶した重みをこの本はもっている。ある意味、この二人は、地獄に落ちたダンテ(読者)を導くウェルギリウスのような存在だ。

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経済学者、エコノミストは、その数式に隠蔽された思想を語らない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

経済学者、エコノミストは、その数式に密かに埋め込まれてた思想を語らない。なぜならば、彼らはその信者であり、「真理」であると思っているからだ。彼らは、思想的訓練を受けておらず、こういうことをいっても理解しない。我々は、たとえば、竹中平蔵というような人間に対峙した時、いったいこの人間は、どのような信仰をもった人間であるのか、彼らの足元を深々と詮索する必要がある。経済学者、エコノミストは、されには、われわれは、その思想を理解しないまま、経済学の数式に踊らされるのだ。たとえば、我々は、「市場」というものの絶対信者であり、「利益」=「経済成長」という数式の絶対信者であり、「人間の労働」=「商品」という数式の絶対信者なのだ。いったい、このようなことを副島隆彦以外の誰が語るというのか

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電子書籍なぜ私たちは生きているのか

2017/12/28 07:54

ドイツロマン派の美学者高橋巖とカルバン派神学者佐藤優の対談

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ドイツロマン派の美学者高橋巖とカルバン派神学者佐藤優の対談である。一体どんな会話が成立するのか、はたまた会話が破綻するのではないのかという興味もあって読んだ。高橋巖は、「聖杯」(女性原理)と「剣」(男性原理)シンボルをもちだし、キリスト教というのは、男性原理すぎるのじゃないのかと批判をすれば、カルバン派の佐藤は、「キリスト教は、極度に男性的な世界をつくりだしてしまっていることは否定できません。現代のキリスト教は、それをどう脱構築していくのかという課題を抱えています。」と応じ、そこから「パウロがつくった宗教ですから根本に男性原理がある。」とキリスト教の脱構築を展開する。ポストモダンの手法を駆使し、キリスト教を脱構築していく、カルバン派キリスト教神学者の佐藤は、圧巻だ。二人の会話はを、読んでいくと、ドイツロマン派の美学というのは、意外にも、カルバン派と整合性があることに驚かされる。あまりに話が合いすぎて、僕は、二人に騙されているのかと疑ってしまうぐらいだ。さらには、この二人をもってして、本書でなされるカソリック批判に根源的なものがある。

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自分の給料は、どうやって決まるのか?選択肢はあるのか?

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この本で展開されている佐藤氏の経済についての解説は、現代の大学教えられている経済学の主流ではない。だが、いくら現在、主流であるところのマクロ経済学や経済解説本をいくら読んだところで、佐藤氏がここで提起しているような、自分が労働者として、いったいどういう状況に置かれているかというようなことは、全く書かれていない、経済解説本、現在の経済学というものは、マクロ的な数字を眺めたりているばかりで、その視点というのは、やはり、数字をいじくっている延長線上には、自分では、労働せずに、儲かるなり、資金を運用するなり、金融政策に手を突っ込むとか、というような、考えしかなく、たとえば、どのようなロジックで、自分の給料が決められ、そして、資本主義の社会の身を置く自分にはどんな選択肢がありうるのかというような根源的な問いはそこにはない。佐藤氏は、この本で明快に、こういった根源的な問に対する回答を与えている。

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電子書籍ミケルアンヂェロ

2023/04/30 08:07

自由都市、芸術への熱狂をもって書かれたフィレンツェの歴史書

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書かれた時代、そして、政治家としての著書ということもあるのだろう、この歴史書には、溢れ出る感情量が、ある。それが、歴史事実を歪曲しているかというとこではなく、逆に、読者を嫌が上にも、著者のもつ都市、そして芸術に対する理想それに対する熱狂に、引き込んでいく。それはフィレンツェという自由都市、ミケランジェロの芸術というものが、理想への熱狂を軸としているゆえに、ある意味必然といえるだろう。この熱狂が客観性を失っているということはない。叙述が、独特なのだ。副島隆彦の推薦でこの本を知った。このような情熱と理想をもって芸術、歴史を語る者は、少ない。昨今の芸術批評といえば、矮小化、萎縮し、歴史といえば、理想、情熱をイデオロギー化している。この本は、独特である。

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