よんさんのレビュー一覧
投稿者:よん
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紙の本人生をやり直すための哲学
2011/07/27 10:29
本当はみんな哲学者
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「哲学」
この言葉を聞くと、反射的に「小難しくて、なに言ってるのか分からない」という反応を示すひとがいる。
かくいう自分も、そのひとりだった。
しかし、哲学の基本とは「なぜ?」という問いに自分が、もしくは相手が深く掘り下げていく、ただそれだけのこと。
読めない漢字や、まわりくどい表現は必要ない。
なぜ、自分には教養がないのだろう?
なぜ、いつも孤独を感じてしまうのだろう?
なぜ、満ち足りないのだろう?
なぜ、浮気をしてしまうのだろう?
普通に生きてるだけでも「なぜ?」がたくさんある。
そんなときは、読みやすそうな哲学書を読みながら、そっと胸に手を当ててみよう。
きっと、なにかが見えてくるはず。
紙の本月蝕島の魔物
2011/07/25 15:08
知識人は冒険好き?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
舞台は1857年のイギリス。
スコットランド沖で発見された、氷塊に包まれた謎の帆船。
物語は、そこからはじまる。
「アルスラーン戦記」「創竜伝」「銀河英雄伝説」など、ベストセラー作家として名高い田中芳樹先生の欧州冒険物語。
読者を物語に引きこむ筆力はさすが。
気づけば、読んでいるという感覚を忘れていた。
弾むような台詞のやりとり、物語のなかに政治、戦争のことを読みやすく織り込む手腕は田中先生ならでは。
ほんのり笑えて、主人公たちといっしょにハラハラドキドキしてみたい、そんな方にはぜひオススメの1冊。
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