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コラム

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2017年8月号

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2017年8月号


今月の特集は
『知性の肖像 科学者という人間』

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ)。今月の特集ページで紹介された書籍を一部ご紹介致します。
気になった書籍はネットストアでご注文も可能です。
(※品切れ・絶版の書籍が掲載されている場合もございます。)

すべての内容を、WEB上でお読み頂けます。





今月の特集(一部抜粋)



『知性の肖像 科学者という人間』

 保育園の卒園式で「せいめいのかがくしゃ」になる、と宣言してどよめきを呼んだ我が息子。小学生になった今では『コロコロコミック』と『かいけつゾロリ』ばかり読んでいる平凡な児童ですが、七夕の短冊に「生命の科学者になってノーベル賞をとる」と書いたりして、どうもまだそのつもりのようです。
 そこで「科学者になるんだったらいっぱい勉強しなければダメだよ!」と諭したのですが、待てよ……と思いました。現代の「お勉強」は、はたして独創的な科学者を育てるのに向いているのか?
 いま中学受験をする子は、三年生の二月に塾に入るのがスタンダードコースなのだそうです。塾で夕方五時から九時まで問題に取り組み、宿題もどっさり出る。「いい大学」に入るにはすさまじい勉強をしなければならないようなのです。
 しかし、大事な成長期にそんな生活を続けた子は、どういう大人になるのでしょうか。(少なくとも)科学者とはそうした人たちなのでしょうか?
 というわけで個人的な関心もあり、「大科学者とはどのような人だったのか」ヒントになりそうな本を集めてみました。




村上陽一郎の科学論 批判と応答


柿原 泰(編),加藤 茂生(編),川田 勝(編),村上 陽一郎(ほか著)
新曜社
4,212円(税込)






【内容紹介】

「聖俗革命」「逆遠近法」などの概念で科学史・科学哲学の世界に新風を吹き込んだ村上科学論。その評価をめぐる、気鋭の論客による批判と、村上の学問的自伝をからめた真摯なる応答により、科学・技術のあり方を根底から問う。





マヨラナ 消えた天才物理学者を追う


ジョアオ・マゲイジョ(著),塩原 通緒(訳)
NHK出版
4,320円(税込)






【内容紹介】

ニュートリノが実際に観測される25年も前に、その性質について考察していた天才物理学者、エットーレ・マヨラナ。彼はなぜ失踪したのか? 原子核物理学の世界に何を残したのか? その人生と科学研究の意義に迫る。





物理学者ランダウ スターリン体制への叛逆


佐々木 力(編訳),山本 義隆(編訳),桑野 隆(編訳)
みすず書房
5,184円(税込)






【内容紹介】

20世紀ソ連科学界を代表する天才理論物理学者レフ・ランダウの科学思想と、その知られざる政治的叛逆の事跡について、ソ連崩壊に伴い解禁されたKGB(秘密警察)資料を中心に、関連論考を集成・解明する歴史ドキュメント。





坂田昌一の生涯 科学と平和の創造


西谷 正(著)
鳥影社
3,456円(税込)






【内容紹介】

戦後の物理学界で湯川、朝永両博士に並ぶ坂田昌一。原子力平和利用の三原則を打ち出して科学者の社会的責任を強く訴えたほか、独創的な坂田模型でクォーク理論を導きニュートリノ振動を予言するなど、その業績をまとめた評伝。





原理 ハイゼンベルクの軌跡


ジェローム・フェラーリ(著),辻 由美(訳)
みすず書房
3,024円(税込)






【内容紹介】

あなたは問いかけていた。「強固なものはなにか?」 量子力学に魅せられたゴンクール賞作家が、過去と現在を往還しながら、言葉にならない世界のうちに、これまでにないハイゼンベルクの姿を幻視する、詩的な理系小説。


2017/08/07 掲載