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コラム

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2019年11月号

今月の特集は
『ローマ教皇がやってくる! ― 世界と日本とキリスト教 ―』
『君は特撮を愛しているか』

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ)。今月の特集ページを一部ご紹介致します。
気になった書籍はネットストアでご注文も可能です。
(※品切れ・絶版の書籍が掲載されている場合もございます。)

すべての内容を、WEB上でお読み頂けます。





今月の特集(一部抜粋)



■『君は特撮を愛しているか』
先日、某国民的TVアニメの劇場版第一作(1980年公開)のリメイクの製作が発表され「そういえばあの映画の同時上映って『モスラ対ゴジラ』(再編集版)だったよね」と懐かしく幼少期のことを思い出しました。実はこの「モスラ対ゴジラ」こそが、私が映画館で生まれて初めて見た映画であり、特撮作品でした。大きなスクリーンで観る大怪獣に対し抱いたのは恐怖というよりも「この不思議な生き物たちについてもっと知りたい!!」という興味・関心でした。

1980年当時のTV特撮は「ウルトラマン80」、仮面ライダーシリーズは「スカイライダー」・「スーパー1」、スーパー戦隊シリーズは「電子戦隊デンジマン」が放送されていた、そんな時代でした。ゴジラの衝撃以降、TV特撮の存在は空想好き・大きな生き物大好きな私にとっては無くてはならないものとなっていました。それらの放送以外にも、平日の夕方にはウルトラシリーズや仮面ライダー等の再放送を観ることが出来、自分が生まれる前から活躍していたヒーロー達についてもより関心を深める事となりました。

特撮作品も一般の映画やドラマのように脚本が存在し、監督をはじめとする多くの人の手により丁寧に創られていたのだと知るのはもっと後のことになるのですが、ここからは皆様とご一緒に当時の私が知ったら驚くような「特撮を創った人たちとその時代」へ、本の旅に参りましょう。

四人の特技監督
ゴジラそしてウルトラへ

■鈴木和幸『大空への夢 特撮の神様円谷英二伝』(大月書店・2,000円)
まずは、やはりこの人から。「特撮の神様」と呼ばれた男の伝記。
飛行機乗りに憧れていた少年はやがて映像の世界に導かれ、誰も考え付かなかった手法で新たな世界を作り出してゆく。日本映画の青春時代の担い手でありながら、戦時中に戦意高揚映画の製作に携わったとして47歳の時に公職追放の憂き目に遭ったものの、53歳で「ゴジラ」を製作して空前の大ヒットに。シリーズの成功を受け後進に特撮演出を任せて、自らは「ウルトラQ」「ウルトラマン」等のTVシリーズや他作品を展開していくが、最晩年まで構想していた「かぐや姫」(このアイデアをもとに1987年「竹取物語」として公開。特撮パートは後述の中野昭慶監督が担当)と「ニッポン・ヒコーキ野郎」は実現することなく、1970年に68歳で世を去った。

■有川貞昌『有川貞昌 ゴジラの息子と円谷英二』(洋泉社・2,500円)
その円谷英二監督を「オヤジ」と慕い、円谷監督の愛弟子にして右腕、そして特撮キャメラマンも務めた有川貞昌監督は、東宝の二代目特技監督。円谷監督同様飛行機乗りだったこともあり意気投合、空撮のため共にセスナの操縦桿を握ることもあったという。円谷監督から受け継いだ操演などの技術を更に発展、確固たるものにし、数々の名作・名シーンを世に送り出した。
円谷監督の死後東宝を退社したが、その後も映画・TVで特撮パートの演出や特技監督を務めた人物である。

■中野昭慶・染谷勝樹『特技監督 中野昭慶』(ワイズ出版映画文庫・1,400円)
円谷・有川監督から数えて三代目特技監督となった中野昭慶監督は「ド派手な爆発・爆破」のイメージが強いが、黒澤明監督や成瀬巳喜男監督といった日本を代表する監督陣の下で助監督を務めていた。円谷組に参加したのは1962年からだ。
ゴジラシリーズにおいては光線や熱線はあまり使わず、自らが演技指導を行うなど肉弾戦重視。作品別に時代劇風・西部劇風なイメージで演出し、また能や歌舞伎を参考にして怪獣の動きに美しさを出した。2016年公開「シン・ゴジラ」では狂言師野村萬斎さんがゴジラのモーションキャプチャを務めたが、全てのはじまりは中野監督だったのである。「シン・ゴジラ」の特技監督を務めた樋口真嗣監督と庵野秀明総監督の、中野監督への敬意が感じられた。

■川北紘一『特撮魂 東宝特撮奮戦記』(洋泉社、品切)
少年時代に「地球防衛軍」を観たことがきっかけで特撮映画を志すことになった川北監督。1962年東宝に入社して円谷監督に師事し、のちに「平成ゴジラの父」と呼ばれる。元々撮影技師志望だったが、光学合成技師・飯塚定雄氏の下で怪獣やメカの出す光線の作画や合成を手掛けた。飯塚氏の仕事について関心をお持ちの方は飯塚定雄・松本肇『光線を描き続けてきた男 飯塚定雄』(洋泉社・2,700円)も是非お読み戴きたい一冊。
前述の中野監督が手掛けた作品の光学合成・演出を手助けした事もあった。中野監督とは対照的に、怪獣同士が取っ組み合う格闘戦ではなく光線技の応酬を多用しているイメージがあるが、肉弾戦に入ると確実に相手の命を奪おうとする怪獣の残酷さ・生々しさを打ち出した演出が印象的。怪獣達にも表情を付ける、ゴジラの歯を二列にする・背びれを光らせる等、様々なアイデアも取り入れた。
物語を創った・彩った人たち

■本多きみ『ゴジラのトランク 夫・本多猪四郎の愛情、黒澤明の友情』(宝島社・1,300円)
徹底したリアリズムと破綻のない淡々とした演出で「ゴジラ」の物語を創り出し、ギレルモ・デル・トロやタランティーノにも影響を与えた本多猪四郎監督。映画のみならず円谷プロ製作のTVシリーズ(「帰ってきたウルトラマン」「ミラーマン」等)の監督も務めた。黒澤明監督とは親友ともいえる間柄で、五本の作品で演出補佐も務めた。東宝でスクリプターを務めていた夫人であるきみさんの手により綴られた映画に真摯に向き合う本多監督と友人たちの姿があまりにも尊い。本多監督についてもっと知りたい方には切通理作『本多猪四郎 無冠の巨匠』(洋泉社)もおすすめなのだが、残念ながら品切。

■樋口尚文『実相寺昭雄才気の伽藍 鬼才映画監督の生涯と作品』(アルファベータブックス・2,500円)
「ウルトラセブン」第八話「狙われた街」(ちゃぶ台を挟んで話し合いをするメトロン星人とモロボシダンが印象的な回)を手掛けた事で知られる実相寺昭雄監督は、実に多才。「帝都物語」(1988年)「D坂の殺人事件」(1998年)等の映画を製作したが、クラシック音楽にも造詣が深くオペラやミュージカルの演出も務めた。本書には実相寺監督の手による絵コンテや写真が収められており、その絵や言葉は実に味わい深い。

・・・続く

2019/11/07 掲載

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