直木賞受賞作『熱源』から伝わる熱とともにアイヌ文化に触れる

コミック作品『ゴールデンカムイ』のヒットや北海道白老町に今年4月「民族共生象徴空間・ウポポイ」がオープンするなど、アイヌへの関心がこれまで以上に高まっている今、絶妙なタイミングで川越宗一氏の『熱源』が第162回直木賞を受賞しました。『熱源』はそのタイトル通り、極寒の地樺太に住み、故郷を奪われ生き方を変えられた樺太アイヌが人生を賭け「生きていくための熱」を求める闘いと冒険を描く圧巻の歴史小説です。
史実をもとに鮮やかに描かれる樺太の厳しい風土やアイヌの風俗、時代に翻弄されながら生き抜いてゆく人々から伝わってきた「熱」をそのままに、さらに熱く、その作品の世界観を深くするアイヌ関連書籍を『熱源』とともに並べました。買物公園通り側中央エスカレーターを下りて正面の話題書コーナーで展開しています。『熱源』であなたに灯った心の火を更に熱くする本をを続けてぜひどうぞ。