フェア 開催終了 丸善 京都本店
開催日時:2023年02月15日(水)~2023年03月15日(水)
「SFが読みたい!2023年度版」フェアを開催中です!
年間のベストSF作品を決める『SFが読みたい!2023年度版』(早川書房)が発売となり、見事国内篇の1位に輝いたのは春暮康一さんの『法治の獣』(ハヤカワ文庫)、海外篇の1位はアンディ・ウィアーの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(早川書房)に決定致しました!ただいま地下1階文芸書コーナーでは、「SFが読みたい!2023年度版」を受賞した国内外10位までの作品を集めたフェアを開催しております。絶品のSF作品が揃っております。この機会にぜひご覧ください!
見事海外篇1位に輝いた『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、未知の物質によって太陽に異常が発生し、地球が氷河期に突入しつつある世界が舞台。謎を解くべく宇宙へ飛び立った男は、ただ一人人類を救うミッションに挑む。『火星の人』で火星でのサバイバルを描いたアンディ・ウィアーが、地球滅亡の危機を描く極限のエンターテインメントです。
担当者の注目作品は、海外篇2位のサラ・ピンスカーの『いずれすべては海の中に』(竹書房文庫)です。最新の義手が道路と繫がった男の話「一筋に伸びる二車線のハイウェイ」、クジラを運転して旅をするという奇妙な仕事の終わりに待つ予想外の結末「イッカク」など、全13篇を収録。奇想の海に呑まれ、たゆたい、息を継ぎ、泳ぎ続ける。その果てに待つものは――。静かな筆致で描かれる、不思議で愛おしい、奇想短篇集です。こちらもぜひご注目ください!
「SFが読みたい!2023年度版」のフェアは、3月中頃まで開催予定です。宇宙や異星生物をテーマにした作品や、AI、未知の伝染病、実際の歴史とは異なる歴史の経過を経た世界を描く歴史改変SFなど、さまざまなSF作品が集まっており、普段あまりSFを読まないという方も気になる作品がきっと見つかると思います。ぜひ、ご覧くださいませ!
2023/02/21 掲載