フェア 開催終了 丸善 京都本店
開催日時:2023年08月18日(金)~2023年09月30日(土)
【注目の著者】東畑開人さん『ふつうの相談』刊行記念フェアを開催中です!
臨床心理学やカウンセリングと聞くと、専門的で難しいというイメージがあるかもしれませんが、一般の方でも気軽に読める「読むセラピー」として今注目の著者がいます。東畑開人(とうはた かいと)さんは、京都大学卒業の博士(教育学)・臨床心理士。2019年、沖縄の精神科デイケアでの経験を書いた『居るのはつらいよ』(医学書院)で第19回大佛次郎論壇賞を受賞され、その後、『心はどこへ消えた?』(文藝春秋 2021)、『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(新潮社 2022)など一般の方でも読みやすいケアやセラピーについてのエッセイなどを出版され、昨年発売となった『聞く技術 聞いてもらう技術』(筑摩新書)は、「新書大賞2023」で5位に輝き、ベストセラーとなりました。そんな東畑さんの最新刊『ふつうの相談』(金剛出版)は、人が人を支えるとはどういうことか、心の回復はいかにして可能になるかという問いに答えるために、臨床心理学と医療人類学を駆使して、「ふつうの相談」を解き明かした、「つながり」をめぐる根源的思索を描いた1冊。ただいま、刊行を記念して「『ふつうの相談』にいたるまで」と題し、東畑さんの書かれた本や読んだ本を集めたフェアを地下2階人文書コーナーにて開催しております。この機会にぜひご覧ください!
フェアでは、特製の無料冊子もご用意しております。東畑さんの最初の著作である『野の医者は笑う』(文藝春秋より9月に文庫化)から、最新刊『ふつうの相談』までの著作の分類や足跡を辿ることができる「東畑開人を読むためのフローチャート」や、東畑さんによる自著解説、そして影響を受けてきた本がご紹介されています。フェアコーナーでは、東畑さんの著作と、冊子の中で紹介されている本をPOP付きでご紹介しております。こちらもぜひご注目ください。
『ふつうの相談』刊行記念フェアは、9月末頃まで開催予定です。東畑さんの著作は、専門家の方だけではなく、一般の方でも気軽に読みながら自分の心や悩みのこと、ケアすることを考えられるまさに「読むセラピー」です。この機会にぜひご覧ください。
2023/08/21 掲載