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![『啓蒙思想2.0[新版]』](https://img.honto.jp/item/2/265/360/31447259_1.jpg)







『考古学者が発掘調査をしていたら、怖い目にあった話』 大城 道則, 角道 亮介, 芝田 幸一郎(ポプラ社)
考古学者が発掘調査をどのように行っているか、わたしたち一般人がわからないのは当然として「本当にそんなことが…?」と戸惑ってしまうような不思議でこわい体験談の数々。面白いに決まっている!(丸善 アスナル金山店 / 社会担当 / Y.N.)
『スキップとローファー 1』 高松 美咲(講談社)
この漫画の登場人物達は<思考>している。それぞれ違う環境や資質に基き、違う価値観を持っている。違いを否定するのではなく受け入れようとする彼らの世界は、軋轢でさえ優しく美しい。
既に売れているがもっと売りたい、普段漫画を読まないひともどうか読んでみて欲しい。(ジュンク堂書店 三宮店 / 文芸担当 / Pigrone)
『イラク水滸伝』 高野 秀行(文藝春秋)
日本のメディアでほとんど取り上げられない砂漠の国イラクの湿地帯アフワール。水滸伝の梁山泊のごとく猛者が集まる。無謀な調査を協力者とともに実行。日本人の知らない世界をまた高野さんが開いてくれました。(ジュンク堂書店 三宮店 / 文芸担当 / S.H.)
『毎日おにぎり365日』 日々おにぎり ゆこ(自由国民社)
コンビニにはいろいろなおにぎりが溢れていますが、これは365日新しいおにぎりが自分で作れる本です。これとこれが?という組み合わせもありますが、そこはチャレンジで。意外にハマってしまうかもしれませんよ。(丸善 四日市店 / 実用担当 / F.M.)
『イラストで見るゴーストの歴史』 アダム・オールサッチ・ボードマン(マール社)
「ゴースト」という不可思議な存在。この書籍ではその時代ごとにどのようなものがゴーストとして取り扱われたのかをポップなイラストで紹介しており、怖いものが苦手な人でも面白く知ることが出来ます。(丸善 四日市店 / 物流担当 / Y.A.)
『国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか?』 渡辺 範明(イースト・プレス)
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」内の人気企画シリーズから生まれた本。幼少の頃出会ったドラクエ・FFの「作品としての意図」が明確に言語化され、再解釈ができたという意味で、読んでよかったと思える歴史と論考でした。(ジュンク堂書店 高松店 / 店長 / T.T.)
『ボンボンと悪夢 改版』 星 新一(新潮社)
星新一さんには大いなる借りがある。中学生の時にこの本を読んでいなければ、私は今頃本屋で働いていなかった。一生かけても返せそうにない借りだが、書店員である限り星新一は面白いと言い続け、一冊でも多く売って行きたい。(ジュンク堂書店 三宮店 / 文芸担当 / Pigrone)
『おつかれ、今日の私。』 ジェーン・スー(マガジンハウス)
人生半分過ぎた同世代ならばきっと首がもげるほど頷くはず!日々に追われ、くたびれすぎて自分をどう労っていいのかわからない。そんなとき、仲のいい女友達が背中をぽんぽんってしてくれるような本なのです。ぼちぼちいこか~っていう気分になりますよ。(丸善 アスナル金山店 / 店長 / Y.K.)
『魔道祖師 1』 墨香銅臭(フロンティアワークス)
大人気中華BLの金字塔。BLと侮るなかれ、これは魂が引き合う運命の物語です。実写ドラマは100億回再生を記録!今なお愛され続けている作品は中華BLの入口として間違いなし。(丸善 四日市店 / コミック担当 / 知己が好き)
『慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件』 木村 盛武(文藝春秋)
今夏北海道で牛66頭を襲ったOSO18の駆除のニュースが記憶に新しいですが、1915年に起きた日本史上最悪の三毛別羆事件について後に生存者への取材を元に営林署勤務の著者がまとめた人喰い羆戦慄のドキュメント。(ジュンク堂書店 福岡外商部 / 書店員F)
『セガハード戦記』 奥成 洋輔(白夜書房)
セガ家庭用ゲーム機挑戦の歴史(失敗ではない)をセガ現役社員自らが書き下ろした1冊。セガだけではなく日本のゲーム機興亡の歴史を知ることができ、最後は何故か万感の涙が溢れる内容です。セガファンだけでなく、全てのゲームファンにオススメの1冊です。(丸善 有明ワンザ店 / コミック・文具担当 / I.H.)
『飯は食えるときに食っておく寝れるときは寝る 自衛隊が教えてくれた人生を明るく生きぬくコツ』 ぱやぱやくん(発売=育鵬社 / 発行=扶桑社)
私が異動したてで体力的にも精神的にもしんどかったときに出会いました。体が弱っているからこそ心も弱くなる。自分自身をケアしてあげることでまわりにも優しくなれる。自衛隊で培ったそのような考え方を、どんな人にも当てはまるように分かりやすく書いています。(丸善 日本橋店 / 実用担当 / M.I.)
『電車のなかで本を読む』 島田 潤一郎(青春出版社)
本を読むことのよろこび、本とともに生きることの意義をよーく知っている方による読書案内。押し付けがましさのないきわめて率直な言葉で綴られています。さわやかな文章を味わっているうちに、紹介されている本をどんどん読みたくなってしまいます。(丸善 名古屋本店 / 洋書担当 / R.I.)
『ひとりだから楽しい仕事 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活』 クォン・ナミ(平凡社)
日本文学翻訳家のクォン・ナミさんによるエッセイ。翻訳という仕事に対する真面目で正直なお人柄と淡々とした文章の中に垣間見えるユーモア溢れる日常の対比が楽しい◎韓国でこんなにたくさんの日本文学が翻訳されていたなんて!!(ジュンク堂書店 秋田店 / 文芸担当 / 735号)
『名探偵のままでいて』 小西 マサテル(宝島社)
ミステリー初心者にも読みやすい!
どこか心がほっこり温まる。あなたの大切な人にも読んで欲しいと思えるそんな一冊。「楓。煙草を一本くれないか」紫煙をくゆらし推理する そんな祖父の姿が目に浮かんでくる……。(ジュンク堂書店 橿原店 / 文具担当 / T.M.)
『猫がいなけりゃ息もできない』 村山 由佳(集英社)
愛猫もみじ17歳。作家と猫、最後の1年。生きるとは。看取りとは。そこには人間同士と変わらない「家族」の姿があった。笑い、涙、涙、涙の一冊。(ジュンク堂書店 秋田店 / 副店長 / ケイ)
『性表現規制の文化史』 白田 秀彰(亜紀書房)
「えっちなのはいけません!」ひと際目を惹く強烈な帯文!!少し前はテレビで色々流れていたのに、色んなお店で売っていたのに、気付けば規制規制規制。そんな規制に歴史はあるの?性表現規制の歴史が猥褻・性の概念と共に今紐解かれる。(ジュンク堂書店 難波店 / 人文担当 / 大和駆)
『悲しみの秘義』 若松 英輔(文藝春秋)
特に予備知識なく何気なく表紙に惹かれて読んだ一冊。思いがけず感動して泣けた。解説を書いている俵万智の言葉もこの本を的確に表していて、歌人の言葉のやさしさと強さにも感動した。自分の中の大事な一冊として留めたい本。(丸善 日本橋店 / 書籍担当 / A.K.)
『「やりがいのある仕事」という幻想』 森 博嗣(朝日新聞出版)
「仕事というものは、今どんな服を着ているのか、というのと同じくらい、人間の本質ではない」━━やりたいことをやるために1日1時間しか働かないことを決めたベストセラー作家が記す「身も蓋もない」仕事論。仕事と人生に悩む全ての人に届けたい1冊。(丸善 京都本店 / 話題書担当 / Y.H.)
『地球にちりばめられて』 多和田 葉子(講談社)
留学中に故郷の島国が消滅してしまった主人公が、言語学を研究する青年とともに自分と同じ母語を話す者を探す旅に出るというお話です。国とは何だろうか。民族とは何だろうか。その意味を考える中で、大切なのは個人同士の繋がりであることを優しく教えてくれます。(ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店 / 文芸・文庫担当 / Y.M.)
『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』 奈倉 有里(イースト・プレス)
「人と人を分断する」言葉ではなく「つなぐ」言葉を。文学を学ぶことなしには得られなかったロシア留学での心の交流を綴ったエッセイ。心に深く沁みていく作品。(丸善 イオンタウン千種店 / 文芸担当 / M.O.)
『インスマスの影 (クトゥルー神話傑作選)』 H・P・ラヴクラフト(新潮社)
今年で『クトゥルフの呼び声』等が掲載されたパルプ雑誌『ウィアード・テイルズ』創刊100周年。現在も映画、ゲーム、小説など数々の作品に多大な影響を与え続けているクトゥルフ神話。この名状し難い宇宙的恐怖を知ることは、忘れられない読書体験になるだろう。(丸善 名古屋本店 / 文庫担当 / ひま(わ)り)
『ムーミンパパ海へいく 新装版』 トーベ・ヤンソン(講談社)
料理が得意で優しいムーミンママ、時に空回りするけど元気で楽しいムーミンパパ、心優しく素直なムーミン。「理想的な家族」を体現したようなムーミン一家だからこそ、それぞれ異なる問題を抱え、他者として互いに向き合うことになるこの物語が、より一層胸に響くように思います。(ジュンク堂書店 西宮店 / 芸術担当 / 柿の里)
『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』 三國 万里子(新潮社)
編み物作家三國万里子さんによる初にして金字塔の、後世に残る名エッセイ!と個人的に思っています。読み進め、共感するうちに、著者がまるで旧知の友人のように思えてきて不思議です。手編みのセーターのような、温かく優しい気持ちになる読書を保証します。(ジュンク堂書店 三宮店 / 店長 / O.H.)
『いなくなっていない父』 金川 晋吾(晶文社)
自分自身や父親の関係や存在への思索が深く、安易に結論を出さない。ひたすらに向き合い続け、こういうことだろうか、でもそれは違うよな、ということを積み上げて積み上げてそれでも判断を下さない。文章に凄味が漂う一冊です。(ジュンク堂書店 難波店 / 文庫・新書・文芸担当 / K.N.)
『レーエンデ国物語 1』 多崎 礼(講談社)
久しぶりにガッツリのファンタジー小説。このあとはどうなるか、続刊がでるまで自分の妄想をふくらませる。読んだあとも、次が発売するまで楽しさが止まらない。(ジュンク堂書店 西宮店 / 文芸・文庫担当 / まんじゅう)
『ランニングする前に読む本 最短で結果を出す科学的トレーニング』 田中 宏暁(講談社)
世は、普段着可のファストなジムも流行する大トレーニング時代。そんなご時世でも頑なに運動習慣を拒む某書店員も、「一流ランナーと同等のスキルが簡単に習得できる」と謳うこの本には心を動かされた次第。まずは「スロージョギング」から始めてみますか……。(ジュンク堂書店 立川髙島屋店 / 店長 / M)
『ツユクサナツコの一生』 益田 ミリ(新潮社)
コロナ以降人との繋がりを強く感じるようになった今、ナツコの飾らない真っ直ぐな言葉が心に響く。自分にとって大切なものが何なのか、改めて見つめ直そうと思う。涙が止まらないのにもう一度読み返したくなる。(ジュンク堂書店 郡山店 / 文芸担当 / M.G.)
『勝手にふるえてろ』 綿矢 りさ(文藝春秋)
振り向いてくれないけれど好きな人。好きではないけれど自分のことを好きでいてくれる人。あなたならどちらを選びますか?「自分を想ってくれている人を大切にしたくなる」そんな1冊です。いつも「追う恋」をしてしまう人必読!(ジュンク堂書店 立川高島屋店 / 学参担当 / moon)
『シャチ生態ビジュアル百科 世界の海洋に知られざるオルカの素顔を追う 世界の海から新情報を満載 第2版』 水口 博也(誠文堂新光社)
皆さんが思うシャチはどんなイメージですか?獰猛で怖い?そんな虚像から描かれ始めた実像へ。近年北海道の知床にて「白いシャチ」が目撃され、ますます多様な生き方が注目されているシャチ。そんなシャチについてもっと詳しくなれる1冊です。(丸善 日本橋店 / 洋書担当 / T.Y.)
『逆ソクラテス』 伊坂 幸太郎(集英社)
教師の生徒への態度がこんなにも子供達に影響を与えるのかと愕然とさせられる。「敵は先入観だ」転校生の安藤の言葉に小6の僕はある作戦を実行に移す。小中時代、教師とよく戦った私は読みながら共感し、泣いてしまいました。大人にも子供にも読んでもらいたい1冊です。(ジュンク堂書店 難波店 / 文具担当 / nori)
『性差別の損失 なぜ経済は男性に支配され、女性は排除されるのか』 リンダ・スコット(柏書房)
女性に無償労働を課す一方で、男性と同等の働き方を求める社会の矛盾を浮き彫りにし、歴史的な無償労働の遺産が、現代でも女性の経済活動を適切に評価させず、仕事の価値評価を歪めている現実を問い直します。経済の男女格差を考えるうえで必読の一冊です。(丸善 京都本店 / 社会担当 / 弱々しい犬)
『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』 城戸 久枝(新潮社)
もしこの後世へ読み継がれるべき傑作がこのまま各書店の棚から消え去り絶版になるようなことがあれば、それは書店員と書店の怠慢であろう。大宅壮一ノンフィクション賞が未だ一般に認知度が低く注目されないのと同様に。文学賞は直木賞、芥川賞、本屋大賞だけではないのだ。(ジュンク堂書店 鹿児島店 / 社会担当 / H.U.)
『三流シェフ』 三國 清三(幻冬舎)
料理界のカリスマシェフ、世界のミクニの自伝。とにかく熱い。人柄も生き方も。目標に向かって「前に進むしか道はない」と言い切り、どんな状況でも止まることなく、進み続けてきた行動力が圧巻。今の時代の若い人に是非読んでもらいたい。(戸田書店 長岡店 / 文芸・社会・人文担当 / Yukie.m)
『トリリオンゲーム 1』 稲垣 理一郎(小学館)
内気な性格のガク、超ワガママなハル、性格も言動も正反対な二人が織りなす起業ストーリー。1兆ドルを稼いで大金持ちになるというシンプルな設定なのに、話の緻密さ、怒涛のスピード展開に読んでいて惹き込まれます。(ジュンク堂書店 大泉学園店 / 文庫・コミック担当 / Rin)
『この夏の星を見る』 辻村 深月(KADOKAWA)
夜空の星を探す彼らこそ、小さな地上の星のようだった。足が震えても、心が軋んでも、一歩を踏み出す。その一歩一歩が光を放っていることに、多分彼らは気づいていない。彼らは常に空を見ている。(戸田書店 富士店 / 学参担当 / セロリスキ)
『コレラの時代の愛』 G・ガルシア=マルケス(新潮社)
文章に「匂い立つ芳醇な味わい」があるとすれば、まさにこの作品のことだろう。「内戦」と「疫病」のはびこる時代(=コレラの時代)を舞台に人間の愛の可能性を滑稽なまでに探る。村上春樹も近作で紹介し、ピンチョンも絶賛した濃厚なチョコレートのような小説!(ジュンク堂書店 三宮店 / 社会担当 / H.K.)
『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』 パク ソンヒョク(ダイヤモンド社)
受験大国の韓国で50万部を超えるベストセラーになった勉強バイブル。受験、資格、キャリアアップ…etc、勉強をするにはもう遅いかなと思った方におススメ‼もう一度勉強に向き合うきっかけになる本です。(ジュンク堂書店 上本町店 / 学参担当 / お茶)
『雲を紡ぐ』 伊吹 有喜(文藝春秋)
まさか小説を読んで縁もゆかりもなかったはずの場所を大好きになるなんて、思ってもみませんでした。主人公・美緒の心の成長をそっと温かく見守ってくれる、盛岡の街。物語の中で描かれる実在のスポットやお店、どこも素敵すぎます(福田パンおいしそう!)。(丸善 高島屋大阪店 / 社会担当 / K)
『ふるさと銀河線 軌道春秋』 高田 郁(双葉社)
著者 高田郁さんの現代の物語ということで、気になり手にとりました。短編、全てに小さな感動、時にはじーんと涙ぐむ。心が温まる1冊です。特に3つ目の話がすきです。(ジュンク堂書店 橿原店 / 児童書担当 / Y.J.)
『啓蒙思想2.0 政治・経済・生活を正気に戻すために 新版』 ジョセフ・ヒース(早川書房)
現代社会における様々な出来事に関して何かしらのモヤモヤを抱えている人、この本を読んでみてください。世の中の見通しがよくなること請け合い。「悩む」を「考える」に、そして「考える」から「分かる」に。理性の力はまだまだ捨てたもんじゃないです。(丸善 有明ガーデン店 / 実用・芸術担当 / K.U.)
『死にたいって誰かに話したかった』 南 綾子(双葉社)
死にたいという気持ちは、何か後ろめたいような気がして他人に話すのは難しい。
でも生きていくのが難しく感じたり、虚しく感じてしまうこともある。ため息と一緒に涙が出ちゃいそうな時に読みたい本。(ジュンク堂書店 大泉学園店 / 児童書担当 / C.W.)
『ミセス・ハリス、パリへ行く』 ポール・ギャリコ(KADOKAWA)
ディオールのドレスに出会った60歳の家政婦が、数々の幸運や不運、数奇な出会いを経験しながらもドレスを購入すべく突き進む物語。昨年映画も公開されました。半世紀以上前の小説でありながら、今の時代に読んでも変わらずワクワクさせられます。(丸善 松本店 / 語学担当 / ■)
『美しい住宅へ』 横河 健(左右社)
日本の建築住宅を考える前に必要な生活感覚というのを『美しい住宅へ』は感じさせてくれます。肌で感じられるよいものが何より我々に幸福をもたらすことを美しい住宅ができる過程を読みながら経験できるはずです。(ジュンク堂書店 池袋本店 / レジ担当 / ダンケ)
『その昔、ハリウッドで』 クエンティン・タランティーノ(文藝春秋)
映画界の鬼才、タランティーノがメガホンをとった名作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を自ら小説化した作品。本編では描かれることのなかったエピソード満載で、映画を観た人はもちろんのこと、そうでない方にもオススメの古き良き映画狂時代を描いた傑作をご賞味あれ。(丸善 日本橋店 / 文芸書担当 / K.I.)
『リテイク・シックスティーン』 豊島 ミホ(幻冬舎)
10代の頃きっと誰もが見た景色。もちろん楽しいだけじゃなく、辛いことも悲しいことも悔しいこともあったはず。でも、豊島ミホさんの言葉で表現されると、そのどれもが愛おしい。好きになれない自分も、好きな自分と一緒にぎゅっと抱きしめて前に進みたい!(丸善 高島屋大阪店 / 社会担当 / K)
『十次と亞一』 コドモペーパー(新書館)
大正×文学×ミステリー。著者のコドモペーパー先生が切り絵作家ということもあり、独特のタッチで描かれている本作。十次と亞一、二人の男が織りなすミステリーは、読み始めるとどんどんのめり込んでしまう。そんな作品です。(ジュンク堂書店 西宮店 / コミック担当 / SF.com)
『扉は閉ざされたまま』 石持 浅海(祥伝社)
過去読んだミステリーの中で、これ程犯人VS探偵の心理戦を楽しめる作品を私は知りません。しかも作品は犯人の視点で進むため、あなたは犯人を通して探偵との心理戦を疑似体験できるのです。(ジュンク堂書店 西宮店 / 学参担当 / N.Y.)