フェア 開催終了 丸善 京都本店
開催日時:2023年10月06日(金)~2023年10月31日(火)
【最高の翻訳で名作を楽しむ】「河出文庫 古典新訳コレクション」が発売となりました!
来年1月より放送の大河ドラマ『光る君へ』は、『源氏物語』を描いた紫式部が主人公の物語。『源氏物語』一度読んでみたいけれど、難しそうで読めないかな…と思っている方も多いかもしれません。そんな読者の方にぜひおすすめしたいのが、この度発売となりました河出文庫の「古典新訳コレクション」です。2014年から刊行が開始され、累計50万部を突破した『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』全30巻の中から、角田光代さんや古川日出男さん、川上弘美さんといった現代を生きる多くの人気作家たちが名作の新訳・新釈に携わり大きな話題となった古典作品を文庫化して「古典新訳コレクション」として刊行が開始されました。刊行を記念したフェアをただいま地下1階文庫話題書コーナーにて開催中です。現代の作家による最高の翻訳で、読んでみたかった名作の数々をこの機会にぜひお楽しみください!
10月に発売となった第1弾は、池澤夏樹さん訳の『古事記』、角田光代さん訳の『源氏物語1』、古川日出男さん訳の『平家物語 1』、川上弘美さん訳の『伊勢物語』の4作品です。現代作家によるみずみずしく読みやすい現代語訳や解釈だけではなく、訳者・編者のあとがきも収録され、古典の生まれた背景やその作品の魅力・特徴を語る書き下ろし解題が収録されています。また、文庫化で大きく変わったのは、各巻の個性を生かした装丁。『古事記』のカバー装画は現代美術家の鴻池朋子さん、『源氏物語1』のカバー装画はデジタルクリエイターのyasuo-rangeさん、『伊勢物語』のカバー装画は漫画家のおかざき真理さん、『平家物語 1』のカバー装画は漫画家の松本大洋さんが務めるなど、それぞれの作品世界を表現した装丁にもぜひご注目ください。
フェアでは、『源氏物語 1』の冒頭試し読みフリーペーパーもご用意しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
「河出文庫 古典新訳コレクション」は、10月より毎月刊行予定です。10月~12月発売の「古典新訳コレクション」の中からいずれか3冊をご購入の上、ご応募いただくと特製ブックポーチをプレゼントするキャンペーンも開催中です。(詳しくは本の帯の裏面をご覧ください)『平家物語』の訳者である古川日出男さんの「古典なんて存在しないよ。きみが読むから新作だよ。」の言葉のとおり、古典だからと構えずに、新たな読書の出会いにつながるシリーズだと思います。「河出文庫 古典新訳コレクション」刊行記念フェアは10月末頃まで開催しております。この機会にぜひご覧ください!
2023/10/10 掲載