トークイベント ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2024年11月26日(火) 19:00~
来店トークイベント【19:00開演】『安部公房 消しゴムで書く』刊行記念 安部公房生誕100年企画 3回連続トークセッション ABE工房(KOBO)への誘い 第三弾「文学篇」
鳥羽 耕史(早稲田大学文学学術院教授)
古川 日出男(小説家・劇作家)
18:20開場
19:00開演
会場:9F イベントスペース
小説だけでなく戯曲、映画、放送の世界から劇団の主宰に至るまで活躍し、ノーベル文学賞候補として世界的な評価も高い、今年生誕100年を迎えた安部公房。その公私に及ぶ行動を仔細に追い、周囲との影響関係をどう作品へ結実し、またその痕跡をどう消し去ったかをたどった第一人者による決定版評伝の刊行を記念しての、著者による連続3回のトークセッションを開催。
10/1に好評のうちに終了した第一弾「映画篇」に続いて、第二弾は「演劇篇」と題して、作家で演出家の鴻上尚史さんをゲストにお迎えして10/29に開催(現在予約受付中)。
本イベント第三弾「文学篇」は、小説家・劇作家の古川日出男さんをお迎えして、安部文学の魅力について存分に語っていただきます。生前安部のよきライバルで盟友でもあった三島由紀夫へのオマージュも多く、三島戯曲の朗読なども盛んに行っている古川さんだけに、これまで語られなかった安部文学の側面に光を当てて下さることでしょう。
【講師紹介】
鳥羽 耕史(とば・こうじ)
1968年東京都生まれ。北海道大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)。現在、早稲田大学文学学術院教授。著書に『運動体・安部公房』(一葉社、2007年)、『1950年代——「記録」の時代』(河出書房新社、2010年)、『安部公房——メディアの越境者』(編著、森話社、2013年)、『「サークルの時代」を読む——戦後文化運動研究への招待』(共編著、影書房、2016年)、『転形期のメディオロジー——一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成』(共編著、森話社、2019年)『ミネルヴァ日本評伝選 安部公房――消しゴムで書く』(ミネルヴァ書房、2024年)ほか。
古川 日出男(ふるかわ・ひでお)
1966年、福島県郡山市生れ。1998年『13』でデビュー。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞、2006年『LOVE』で三島由紀夫賞、2015年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞、2016年には読売文学賞を受賞。戯曲『冬眠する熊に添い寝してごらん』(2014)ならびに「ローマ帝国の三島由紀夫」(2018)は岸田國士戯曲賞の候補となった。2022年には、全巻の現代語訳を手がけた『平家物語』(2016)がTVアニメとして放送され、続く『平家物語 犬王の巻』(2017)も同年に劇場アニメとして公開された。近著に『京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る』『超空洞物語』(ともに2024)。
★入場料は2000円。イベント当日受付でお支払いください。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
2024/10/28 掲載