イベント ジュンク堂書店 名古屋栄店
開催日時:2025年06月19日(木) 18:30~19:30
さて、映画館にいきましょうかvol.15【続 映画と被写体との距離、映画と私たちとの距離○□と寄り添う、と安易に言わないために考えること】
先月は、中国の現代監督ワン・ビンの最新作『青春』三部作を中心に、主に撮影機材、特にカメラのレンズを中心にお話をしましたが、今月は、その続きと言いますか、もう少し距離感のお話を続けてみたいと思います。たまたま、『選挙と鬱』やアンコール上映となる『風たちの学校』、そして非常にセンシティヴな題材を扱った『それでも私は』と言ったドキュメンタリー映画はもちろんのこと、『トランケ・ラウケン』から続くラウラ・シタレラ監督作品集、『血』や『骨』などのペドロ・コスタ監督の初期傑作選などが続き、映画の中での距離感と、映画と観客との距離感をはかることに敏感にならざるをえない作品が7 月にかけて目白押しです。映画の中での距離感は、必ずしも現実世界のそれと同じモノサシで測ることはできません。と書いてはみたものの、果たしてそうなのかどうか、そのモノサシとはどういうものなのかを、今一度考えてみるつもりです。続きもののようではありますが、毎月別々の番外編みたいなものとして聞いていただければと思います。
◆ナゴヤキネマ・ノイ 永吉直之
料 金:参加無料(要予約)
会 場:ジュンク堂書店名古屋栄店B2Fエントランスにて
予約受付:ジュンク堂書店名古屋栄店(052)212-5360
2025/06/09 掲載