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葵居ゆゆ先生 新書デビュー10周年特別インタビュー

葵居ゆゆ先生 新書デビュー10周年特別インタビュー

葵居ゆゆ先生の新書デビュー10周年を記念して、創作活動や思い出のエピソードなどたっぷりお答えいただきました。新刊の紹介や既刊作品のお得なキャンペーン情報もご用意しています。最後までお楽しみください♪

――新書デビュー10周年おめでとうございます!これまでを振り返ってひとことお願いします。

ありがとうございます。振り返ってみると、最初の本が出たときは、この先ちゃんとやっていけるか不安でしたが、1冊1冊を大事に、悔いのないように書こうと決めて、やっているうちに10年経った……みたいな感じだったなと思います。読んでくださる皆様には心からお礼を言いたいです。ありがとうございます!

デビュー作品『はちみつハニー

――葵居先生が作家としてデビューしたきっかけ・経緯など教えてください。

最初は仕事が忙しすぎて体を壊したとき、「このまま人生が終わってしまったらいやだな」と思って、昔からの夢だった作家に挑戦しようと決め、一番好きだったBLの賞に応募をはじめたのがきっかけです。結局受賞はできませんでしたが(笑)応募作の参考掲載というかたちでひろっていただいて、その後デビューとなりました。

――ご執筆活動の中で思い出深いエピソードがありましたら教えてください。

兼業していたときに飼っている犬の闘病が重なったことがあって、肉体的にはすっごくハードでしたが、自分で思っていた以上に頑張れたので、今思うと逆に執筆がなかったら心はもっとつらかったんじゃないかと思います。書くのはつらいと思うこともありますが、基本的には大好きなんだと思います。

――ご執筆活動を10年続けられてきて一番思い入れのある作品はなんでしょうか。

月並みですが、どの作品も思い入れがあります。タイトルを見ると、「この本ではこんなお手紙をいただいたな……」と思い出せるので、作品は世に出てからのほうが愛おしく思えるようになりました。

――葵居先生とBLとの出会いを教えてください!

友達が貸してくれた「タクミくんシリーズ」です! 友人はその後BLは卒業してしまったのですが、私は大ハマりして今にいたります。

――BL小説を書くうえで、楽しいと感じることを教えてください。

私は作業で一番楽しいのはネタを考えているときなのですが、攻と受の関係性がいい感じに決められたり、えっちの内容はこうしよう! と考えたり、こんな要素も入れたい、いやこれも萌える、と妄想していると本当に幸せです。

――キャラクターやお話はどんなときに思いつきますか?

たぶん、歩いているときが一番多いと思います。あとはお風呂。

――このたび新書デビュー10周年を迎える月に刊行となる「図書塔うさぎの一途な恋」の作品紹介をお願いします。

旧世界から遺された「書物」によって人々の暮らしが成り立っているという世界で、書物を発掘したり読み解く「読書士」という職業があります。攻のセザールは読書士の中でも偉い「読書士長」で、天才という設定です。受のチカは「うさぎ」と呼ばれる種族で、書物を第六感を頼りに探し当てられる、耳尻尾つきの獣人。チカはわけあって小さい頃からセザールに育てられているのですが、ある日暮らしている図書塔に王都からの使いがやってきて……というお話です。
イラストは古澤エノ先生。めちゃくちゃ素敵な美形攻と可愛い一途な受うさぎさんに描いていただきました!

――「図書塔うさぎの一途な恋」の主人公たちの紹介をお願いします。

受のチカはふんわり可愛い垂れ耳うさぎの獣人で、ちょっと複雑な生い立ちと境遇ですが、セザールに大事にされて育っているので、素直で純粋です。セザールのことが大好きで、でも育ての親なので、叶わぬ恋をしている……というところからお話がはじまります。
攻のセザールは外国でも名前を知られた有名な読書士で、住んでいる国の一番大切な遺跡「図書塔」を管理する長です。他人には鷹揚だったりそっけなかったりしますが、チカだけは溺愛しています。執着度が高く、一度決めたことは成し遂げる人で、愛するにしろ憎むにしろ激しいタイプです。

――発売に際して今のお気持ちをお聞かせください。

世界観やイメージはずっと昔から頭の中にあったものなので、ちょうど節目のときに作品として書くことができてとても嬉しいです。

――10年間、数多くの作品を世に送り出していただきありがとうございます。これからの創作活動も読者の方と一緒に楽しみにしています。実は、hontoもお蔭様で今年10周年を迎えました!

まさかの同い年でびっくりしました! 10周年おめでとうございます。
これからもますます便利に、たくさんのユーザーさんに素敵な作品を届ける書店さんになっていかれることと思います。読者としても愛用させていただきます!

――ありがとうございました。最後に、改めて読者の方へメッセージをお願いします!

いつもお手に取っていただき本当にありがとうございます。BLは丁寧なご感想をいただくことが多くて、作品が出しっぱなしにならず、皆様を楽しませるはずが私のほうがいっぱい幸せをいただいています。最近いただいたお手紙にお返事ができていないのですが、その分も心を込めて、1作品ごとに丁寧に向き合っていきたいと思いますので、題材やキャラクターがお好みにあいそうなときだけでも、読んでいただけたら嬉しいです!

葵居先生、新書デビュー10周年の記念すべきリンクスロマンス最新刊!

『図書塔うさぎの一途な恋』
イラスト/古澤エノ

おまえは私に愛されて、私のことだけ愛していればいい――

STORY
半獣うさぎのチカは“図書塔”で書物の発掘を行う日々。
“図書塔”の長で育ての親であるセザールに恋をしているが、実はチカは現国王の子供で次期王になる立場らしい。
さらにセザールがチカを育てた本当の理由が明らかになり…?

★電子書籍版はhonto限定特典付き!
新作をもっと楽しめる限定描き下ろしを収録しています。

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★紙書籍版は応募者全員プレゼント!
新書デビュー10周年を記念して、葵居先生のリンクスロマンス既刊3作品の書き下ろし番外編ペーパーを応募者全員にプレゼントします。この機会にしか読めない貴重なお話の数々をお見逃しなく!

※応募には「応募カード」「宛名カード」「発送用切手」が必要です。「図書塔うさぎの一途な恋」の帯をご確認ください。

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