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BLことはじめ(好書好日)
BLの世界を知りたい、読んでみたいという入門者に向けて、朝日新聞社「好書好日(BLことはじめ)」にて毎月さまざまな切り口でおすすめのBL本を紹介している連載企画。hontoのBL担当者が個性全開でお届けします。
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“BLことはじめ”にもおすすめ!「映画 ギヴン 海へ」音楽と恋愛、ダブルで心揺さぶられる青春群像BLが完結
BL(ボーイズラブ)入門者に向けて、毎月さまざまな切り口でおすすめのBL本を紹介する「BLことはじめ」。今回は、キヅナツキさんのBLコミック『ギヴン』(新書館)のアニメシリーズ完結作「映画 ギヴン 海へ」の公開を記念して、ハイブリッド型総合書店hontoのBL専門フロア「すわんぷ」の担当にして「BLことはじめ」の執筆者でもある…
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【2024年上半期】BLコミックランキング BL担当書店員が振り返る、注目作3選
今月の「BLことはじめ」は、hontoの上半期ランキングを題材にBLコミックの注目作品をチェックしていきたいと思います!TOP10にはランキング常連の大ヒットシリーズなど人気作品がひしめく状況ですが、その中でまず注目なのは9位にランクインした末広マチさんの『ちぐはぐなキス』(集英社)です。【あらすじ】高校三年、最後の…
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BL初心者にもおすすめ「彼のいる生活」原作もドラマも“きゅん”がいっぱい!
BL(ボーイズラブ)入門者に向けて、毎月さまざまな切り口でおすすめのBL作品を紹介する「BLことはじめ」。今回は現在放送&配信中の実写化BL作品の中から、『彼のいる生活』(リブレ)を取り上げます。ハイブリッド型総合書店hontoのBL専門フロア「すわんぷ」の担当にして「BLことはじめ」の執筆者でもある井上將利さんと…
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期待のニューカマー2023
今月は「期待のニューカマー」ということで、昨年デビューされた作家さんの作品からヒメミコさんの「モンスターアンドゴースト」(ブライト出版)をご紹介。まさにいま僕が激推しの作家さんです!【あらすじ】化け物と恐れられ、誰からも理解されない孤独な戸純椿(ことんつばき)は高校の転校初日から暴力沙汰で注目を浴びていた。…
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2024年1月~3月の近刊&新刊より
3月は今年発売となったばかりのホットなタイトルをご紹介! 今回は日暮くれさんの「愛だなんて言わないから」(大洋図書)について書かせて頂きます。本作がデビューコミックスとなる作家さんですが、作画はもちろんのこと言葉選びの多彩さがきわだっていてとっても深みのある作風が印象的でした!【あらすじ】…会いたくはなかった…
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現実逃避できる異世界転生BL
ついにBLでも異世界転生モノに触れることになろうとは……。ということで、2月のテーマは異世界転生BL! 実際、少し前から異世界要素を含んだBL作品が増えてきたな~と肌で感じてはいたのですが、なかなか守備範囲を広げられずおりました……。そんな中「こ、これだーっ!」と思う作品、佐久本あゆさんの「転生アイドルと…
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マイベストBL 2023
早いもので今年もマイベストの季節がやってまいりました! 毎回頭を悩ますこのテーマですが、今年も例によって印象的な作品が沢山ありましたので苦労しました……。本当は5作品くらい「マイベスト!」って言いたいところですが、その中で1冊を選ぶならば芹澤知さんの「ホワイトライアー」(オーバーラップ)をご紹介したく!【あらすじ】…
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心をデトックスできる、泣けるBL
今回は心のデトックスをテーマに、思わず涙がこぼれるような作品をご紹介。厘てくさんの「カメレオンはてのひらに恋をする。」(スクウェア・エニックス)は人と人との意思疎通という「当たり前」がいかに奥深いものかを僕に教えてくれた作品です。【あらすじ】「何年も聴きたかった言葉を、出会ったばかりのお前から聴くなんて」俳優の…
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親友から恋人へ 幼なじみBL
10月のテーマは「幼なじみ」。切っても切れない腐れ縁~とか、気付けばずっと一緒にいる~とか、小さい頃からの時間を共有し続けたという絶対的な事実が生み出す深いつながり……とても好きです(笑)。そして今回選んだのは、三田織さんの「ライオンハーツ」(プランタン出版)。三田さんの作品はなんと本連載3回目の登場です!作者の…
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BL担当書店員の気になる一冊【2023年6月~9月の近刊&新刊より】
最近の気になるタイトルをご紹介する今回は、いま最も勢いのある&井上も大注目の野白ぐりさんの「金銀ささめくひみつは夜」(幻冬舎コミックス)です。2021年のデビューコミックス「それは春の終わりに」の発売当初から注目を集めており、その後刊行されたタイトルも立て続けにヒットするなど書店員としても「徹底マークしなければ…
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愛情と紙一重!? 執着系BL
今回は、でん蔵さんの「60億分のふたり」(海王社)を選ばせて頂きました。コミックスの帯にも「著者、新境地への挑戦作」とあるように、作者のこれまでの作品とはちょっと雰囲気が違っていて、かつ一筋縄では語れない難しさがある作品です。ただ、「執着」をテーマにするにあたり、これ以上ハマる作品はないと思ったので心してご紹介…
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どこまで進化する!?オメガバースの世界
「オメガバース」とは?男女のほかにα(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)という第二の性がある特殊設定のこと。作品によって細かな設定は変わってきますが、基本的にはαは社会的に希少なエリート、βはマジョリティのいわゆる一般人、Ωはマイノリティで発情期にはフェロモンを発し男女関係なく妊娠可能です。性差によるヒエラルキー…
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【2023年上半期】マイベストBL
今年もあっという間に半分が過ぎてしまいました。そこで今回は上半期を振り返ってみてのマイベスト作品をご紹介いたします。選んだのは、奏島ゆこさんの「また明日会えるよ」(ホーム社/集英社)です。まだ本作が単行本2作目となる作者さんですが、温かみのあるキャラクターや風景の描写などを是非見て頂きたい&個人的にも…
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ハートフルな子育て・子連れBL
今回は「家族」や「子育て」と言ったキーワードで作品を選ばせて頂きました。ご紹介するのは、ろじさんの「ぼくのパパとパパの話」(リブレ)という作品です。文字通り2人のパパが登場する本作では同性婚が認められた世の中で特別養子縁組により子供を授かった、ある家族のお話となります。自由奔放で何事も堂々とオープンにする…
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期待のニューカマー2022
2022年10月、ある一冊のBLが発売された時の衝撃は半年たった今でも薄れることなく僕の記憶に焼き付いています。それは、もりもよりさんのデビュー作「君の夜に触れる」(シュークリーム)でした。作者の方は漫画を描くこと自体が初めてのことだったと何かの記事で見かけたのですが、いやいや、なんて完成度!とんでもない作家さんが…
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2023年1月~3月の近刊&新刊より
ようやく春らしい気候になってきまして、花粉以外はとても過ごしやすい今日この頃です(ほんと花粉以外は。笑)そんなほのぼのとした季節にピッタリな作品と出会うことができたので、皆さんにもご紹介したいと思います! 今回は西本ろうさんの「はじめの恋」(幻冬舎コミックス)を選びました。恋愛経験皆無な元ヤクザと恋多き大学生…
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映像化してほしいBL作品
2月のテーマは「映像化してほしいBL作品」ということで、高橋秀武さんの「サイケデリア」(ホーム社/集英社)を選ばせて頂きました。本連載では前にも同じく高橋さんの作品「雪と松」を紹介しましたが、本作も独特の作風が癖になって楽しめる作品となっております。物語は1ページ目から衝撃の幕開けとなります。新米刑事の…
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ポッドキャスト「好書好日 本好きの昼休み」でBL作品を紹介!
「マイベストBL 本が好き、読書が好きなすべての人に、読んで楽しく、聴いて楽しい本の情報をお届けする、朝日新聞社運営のデジタルメディア「好書好日」のPodcastにhontoのBL担当I上がゲストで出演!2回にわたって2022年のBL作品を振り返りました!
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BL担当書店員が選んで語る!マイベストBL4選【2022年】
「マイベストBL 2022」として一つだけ選ぶとすれば、この作品です。「ジャッカス!」の続きにあたる作品なので、まだ読んでいない方は「ジャッカス!」から、ぜひ!本作は「ジャッカス」のサブキャラとして出てきた保坂さんと三好くんの年の差カップルの話になります。前作では2人の関係性がちょっとできあがったところで終わったのですが…
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BL担当書店員が選ぶ「マイベストBL 2022」
え、2022年のマイベスト? まじか、今年もおしまいか~早いな~。今年もたくさんの作品が世に送り出されましたね。皆さんも素敵なBLライフを過ごせたでしょうか。さて私のマイベストはというと例によって悩みに悩んだ訳ですが、11月にこの作品が登場して迷いなく心を決めることができました。スカーレット・ベリ子さんの『保坂さんと…
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働く姿にも萌える♡オフィスラブBL
今回のテーマであるオフィスラブについて考えたときに、ふと最近はテレワークやら在宅勤務が増えたことで職場での恋愛事情にも変化があるのでは……?と疑問に思いました。もしかして「オフィスラブ」ってもう死語だったりして(笑)。でも作品の中ではちゃんと生きていますからご安心を。今回ご紹介するのは、ほどさんの「あてない処に…
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ドラマチックが止まらない!三角関係なBL
三角関係と言っても、その関係性にはいろんなパターンがありますよね。今回はとても歪(いびつ)で複雑な関係性を描いた作品、本郷地下さんの「シンデレラリバティ」(新書館)をご紹介します。かなりシリアスで読み手の思考をフル回転させられるようなストーリー進行、ハラハラする展開が、まさに私好みの作品です。歪なトライアングルを…
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BL担当書店員の気になる一冊【2022年7月~9月の近刊&新刊より】
ここ数ヵ月のうちに登場したBLコミックスから気になる作品をピックアップする今回のBLことはじめ。ご紹介するのはmimosaレーベルから今月発売されたばかりの「繋ぐ指先、瞬く世界」(リイド社)です。本作が作者しのだ楚芭(そば)さんの初コミックスということで、まずはおめでとうございます!物語としては平凡なサラリーマンの内海が…
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この表紙は裏切らない!ジャケ買い成功なBL作品
出版物の表紙って個人的にはその作品の「顔」だと思っていて、電子書店でもサイト上に無数の表紙が並ぶことが多いのですが、その中で「ん?」と第一印象で読者の興味を惹きつけられるか、どんな顔をした作品か、というのは実際の売れ行きを左右する重要な要素だと感じます。さて今回は「この表紙は裏切らない!」をテーマに、ある意味…
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人ならざるものの世界へ。夏に読みたい人外BL
「人ならざるもの=人外」をテーマに今回は書かせていただくのですが、外は大変な猛暑。暑さでうんざりする今日この頃ですから、少し肝の冷える作品をご紹介したいと思います~。「スリーピングデッド」(CannaComics)は、朝田ねむいさんが描くなかなかダークなゾンビBL。ストーリーとしては、真面目で人気者の高校教師・佐田先生が…
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【2022年上半期】マイベストBL
皆さん、お気づきでしょうか、今年もあっという間に半分近くが終わってしまったという衝撃の事実に。(ついこの前、年越しした気がするのは私だけ?笑)となれば2022年のBL事情も折り返しということで、ここまでのマイベスト作品をご紹介させて下さい! 今年もさまざまな作品が登場しましたが、その中で「これだ!」と選び抜いたのは…
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期待のニューカマー2021
僕が紹介したい「注目のニューカマー2021」はイラストレーターとしても活躍中で昨年3月にデビューコミックス「灰雪の街のサバーカ」(日本文芸社)が発売となった帽子さんです。表紙のインパクトがまず凄い、黒い! どこまでも落ちていきそうな暗闇を直感的に感じましたが、内容はそれ以上に深く底が見えない重厚さをもった…
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映画「チェリまほ」で萌え語り! “BLことはじめ”にもおすすめの優しい世界
童貞のまま30歳を迎え、“触れた⼈の⼼が読める魔法”を⼿に⼊れたサラリーマン・安達(⾚楚衛⼆)と社内の⼈気者で仕事も出来る同期・⿊沢(町⽥啓太)は恋⼈同⼠。デートを重ね、社内恋愛も順調な幸せな⽇々の中、安達に転勤の話が舞い込む。やりたい仕事ができるチャンスに喜ぶ安達だったが、転勤先ははるか1200km離れた…
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BL担当書店員が選んで語る!BLコミックBEST5
麻生ミツ晃先生の作るストーリーの奥深さ、繊細さみたいなところが本当にすばらしいんです! 重度の難聴であるデイトレーダーの五十鈴(いすず)とバイオリンを専攻している音大生の十嘉(とうか)くんが友達として関係をスタートさせて、その関係をだんだんと深めていくという作品。会話の際、基本的には筆談やスマートフォンの音声…
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笑って開運招福!笑えるBL
2022年! 今年はどんなBL作品と出会えるのか、楽しみな一年が始まりました!さて、そんな今年の最初のテーマは「笑えるBL」ということで、皆様に笑いと感動をお届けするべく選んだ作品は、虫歯さんの「不死身の命日」(ホーム社/集英社)です。本作に登場する三角冬真(みかど とうま)は超有名企業の御曹司であり、容姿端麗&…
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カサイウカさん「例えば雪が融け合うように」インタビュー おじさんBLは“歴史もの”
――前作「例えば雨が降ったなら」と本作「例えば雪が融け合うように」の表紙の雰囲気が対照的で印象に残りました。それぞれのタイトルや表紙のイラストに込めた想いを教えてください。前作の「例えば雨が降ったなら」というタイトルは、おじさんものなので四十年ちょっと生きてきて人生晴ればかりではない時もある、みたいなイメージで…
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イケオジが素敵なおじさんBL
今回は「イケオジ」をテーマに臨んでいきたいと思いますが、よく考えたら最近ご紹介した作品、ほとんどイケてるおじ様が登場していることに気付きました。不思議ですね(笑)さて、そんなこんなで満を持してご紹介するのは、糸井のぞさんの「グレーとブルーのあいまで」(プランタン出版)です。本作では平凡な高校教師・甲太郎、その義父で…
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BL担当書店員の気になる一冊【2021年6月~9月の近刊&新刊より】
「最近の気になるタイトル!」ということで、今回は8月にNUUDEレーベルから発売された「うしみつどきどき古書店譚」(東京漫画社)をご紹介します! 作者は「お守りくん」 「二代目! 地獄ブラザーズ」(ともに東京漫画社)でおなじみtacocasiさん。ほのぼのとした日常から奇想天外な展開まで、柔らか~く描いて下さるのがとっても魅力的な…
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野ノ宮いとさん『はだしの天使』インタビュー “人間のフリして生活する人外”をBLに
――初コミックスの刊行、おめでとうございます! 野ノ宮さんは、これまでイラストレーターとして活躍されてきましたが、初のBLコミックス執筆を経験して、イラストとは違う楽しさ、苦労などありましたか?ものすごく大変だったのが締め切りです。毎話間に合わなかったので担当さんに迷惑かけっぱなしの修羅場でした。イラストの仕事は…
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ディープな裏社会BL
ジメジメする梅雨からいよいよ夏本番、今年も暑い日々が続きそうですね。と、夏っぽいご挨拶もそこそこに、早速今回のお題「ディープな裏社会BL」からオススメの一冊をご紹介したいと思います!今回ご紹介するのは西田ヒガシさんの「やさしいあなた…」(茜新社)です。作者はリーマンやヤクザ・マフィアが登場する作品を多く描かれている…
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2021年3月~5月の近刊&新刊より
最近、気になる作品をピックアップしよう!ということで、今年4月に発売された大島かもめさんの「逢縁カタルシス」(コアマガジン)に注目です!大正浪漫BLということで和洋折衷な時代背景もあり、スーツや着物をビシッと着ている姿がカッコいいのなんのって……。そんな僕のツボを押さえてくれる作品を見逃すわけにはいきませんよね。…
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期待のニューカマー2020
2020年のデビューコミックスの中から「期待のニューカマー」を選出! ということで、今回ご紹介するのは2020年12月に発売された富田童子さんの「BOYS OF THE DEAD」(Canna Comics)です。この1年も多くのBL作品・作家さんがデビューされた訳ですが、今回1冊を選ぶにあたっては一切悩みませんでした。発売当初から何と…
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マイベストBL 2020
今年度、最も心に刺さった作品を選ぶということで、この一年も素晴らしい作品に沢山出会えた訳ですが、その中で一番を決めるのはそれはそれは難しく……。そして、どうも最近の自分は「獣」に惹かれるようで(笑)。今回選ばせていただいたのは昨年6月に刊行された、小石川あおさんの「食べないの? おおかみさん。」(幻冬舎コミックス)。…
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映像化もされたおすすめBL
最近はBL作品の映像化も増えてきましたね。アニメ化だけでなくドラマや映画として実写化される作品もしばしば。そこで今回は映像化された作品をテーマに、2020年9月に実写映画されたココミさんの「リスタートはただいまのあとで」(プランタン出版)をご紹介します!タイトルの「リスタート」「ただいま」という言葉にもあるように、本作は…
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愛に年齢なんて関係ない!年の差BL
新年一発目のテーマは「年の差BL」! 年齢差が大きいと社会的な立場も違っているなど様々なハードルが行く手を阻むわけですが、やはり愛の力は偉大……!という具合に燃えるテーマですよ、これは(笑)。そんな熱量で今回ご紹介するのは「YOUNG BAD EDUCATION」(祥伝社)。本連載2度目の登場となるダヨオさんの作品です!…
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「続刊&シリーズ化、切望!続きが読みたいBL」2選
この連載を始めてなんと3回目の年末を迎えます。時の流れってやつは早いし怖い!さて今回は年末年始に読みたい名作!ということで、僕が大好きな2人が登場する腰乃さんの「鮫島くんと笹原くん」(東京漫画社)をご紹介。本作はコンビニのバイト仲間である鮫島君、笹原君という2人の大学生が登場するのですが、設定が2010年…
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「続刊&シリーズ化、切望!続きが読みたいBL」2選
「続きが読みたい~!」と思うBL作品は数知れずですが、仕事で疲れた時に無心で摂取したくなる作品が今の僕には必要だ!ということで、宮田トヲルさん2作目のコミックス「デリバリーハグセラピー」(リブレ)をご紹介。そうです、ハグをデリバリーするセラピストのお話です。なんて簡単には終わらない魅力と癒しが詰まった作品となって…
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「読書の秋、文化の秋に読みたい」2作
「読書の秋、文化の秋に読みたい作品」として、歴史的な側面にも触れつつ強烈な絆の形に衝撃を受けた作品、渡瀬悠宇さんの『櫻狩り』(小学館/全3巻)をご紹介したいと思います。大正9年、第一次世界大戦後の日本が舞台。長い大恐慌が続き、銀行や商社など大手企業が倒産することも珍しくない社会情勢の中、激動の世の中だから…
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「三角関係なBL」2選
「意中の人をライバルと取り合う!」みたいな、ある種の闘いの構図となることも多々ある“三角関係”。3人という登場人物設定により物語の幅は劇的に広がり、キャラクターの個性や行動が絡まるほど深みも増していく、非常に魅惑のテーマです。今回ご紹介するのは一言で「三角関係」と説明するにはあまりに歪で、捻じれた恋愛模様を描いた…
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幼なじみBL2選
長い時間を共にし、友情や愛情、信頼関係を築いてきた幼なじみという関係性は特別なもので、そんなかけがえのないテーマを描いたnojiさんの「焦がれて焦がして」(ふゅーじょんぷろだくと)もまた特別な作品です。田舎育ちの古山悠次と常川総一は幼少期からの幼なじみで、実家も隣でいつでもどこでも一緒だった2人。でも悠次にとって…
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「オメガバース」とは? BL担当書店員がすすめる入門作品2選
「オメガバース」とは、生物学的な性として男女のほかにα(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)という3つの性があるという特殊設定のこと。もともとは海外の二次創作から生まれたもので、作り手によって様々な解釈やアレンジがなされ、BLの中でも人気ジャンルの一つになっています。そんなややディープなジャンルの中から、初心者にも…
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“ジンガイ”をご存知?はじめての人外BL
人ならざるものを描くことは、人間のそれとはまた違った表現が楽しめる特殊なカテゴリーであり、BLの世界でも確立された一つのテーマであると思います。そんな人外の世界で僕が絶対に外せない作品が、文善やよひさんの「鴆-ジェン-」(プランタン出版)です。この作品の舞台となる国には鴆(ジェン)という鳥人が存在しており、その…
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このセリフがすごい!BL
キャラクターの放つ言葉はとても大事な作品の構成要素。今回、初めてセリフに着目したテーマということで選んだのは、じゃのめさんの「黄昏アウトフォーカス」(講談社)。学生寮で暮らす高校生、土屋真央と大友寿は同室になって2年目の春を迎えた。そんな2人には3つの約束がある。 ①真央は寿がゲイで彼氏がいることを口外しない…
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子はかすがい!? 子育て・子連れBL
「かすがい」という言葉、皆さんは知っていますか? お恥ずかしい話ですが僕は知らなくて、このコラムの編集さんから「子はかすがい!?~」のテーマを頂いてから焦って調べました……。「かすがい」とは大工さんが使う釘の一種で木材を繋ぐもので、それが由来して「人と人を繋ぐもの」という意味で使われるようになった言葉だそう(なるほど!)…
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年度末総決算!? 令和元年度マイベストBL
この1年間の“マイベストBL”なんておこがましい限りですが、やはり今回はダヨオさんの「ロンリープレイグラウンド」(祥伝社)ですね!昨年11月に開催したダヨオさんとのトークイベント(イベントの模様はコチラ)で作品作りに対する凄まじい熱量に圧倒されて以来、僕にとって特別な存在である本作を皆さんにもご紹介しなければ!!と…
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この執着がすごい!執着萌えBL
皆さんは何かに心がとらわれ頭から離れなくなった経験はありますか?急に脳内でエンドレスループする音楽や、最終巻まで止められない漫画とか。大なり小なり何かに執着をしたことがあるのではないでしょうか。今回のテーマは“執着×萌え“という化学反応!彼が心を囚われたのは、クラスメイトでした―――。ご紹介するのは秀良子さん…
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子年でチュー♡キスシーンが最高なBL作品
無事に冬休みから社会復帰を果たしまして、今年も「BLことはじめ」を皆様にお届けします!2020年最初のテーマはキスシーン!どうやら今年は去年より突っ込んだ切り口が増える予感がしますね!?今回ご紹介するのは「たゆたう種子」(ホーム社/集英社)。柔らかで穏やかな印象でありつつ確かな“目ヂカラ”を持ったキャラクターたちが…
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こんな恋人がほしい!私の理想のスパダリは彼♡
自分が思う“理想のスパダリ”をご紹介するという、わりと恥ずかしいテーマが今年最後のお題!「スパダリ」と一言にいっても十人十色な世界。一人を選ぶのは至難の業であり贅沢な悩みですが、今回はやろうと思ってもなかなか真似出来ないハイスペックなキャラクターに決めました!選んだのは本作がデビューコミックスとなった…
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業界の舞台裏も垣間見られる「お仕事BL」
ハロウィンが終わり来月はクリスマス、「今年もあと少しですね~」なんて会話が増える11月ですが、意外と落ち着く時期だったりもして仕事に集中しちゃったり(しなかったり)。そんな少々無理やり?な導入で始まる今月のテーマは「お仕事BL」です!今回は橋本あおいさんの「きこえる?」(ホーム社/集英社)を選ばせて頂きました。この作品…
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スポーツの秋に読みたい。さわやかBL
今年はラグビーワールドカップで日本中が熱狂していますが、