恋模様を軸にして描かれる人情捕物帳

御宿かわせみ

平岩弓枝（著）

税込価格：432円

江戸情緒をたたえた捕物帳でロングセラーとなった、人気シリーズの新装版の第一作。大川端にある小さな旅籠「かわせみ」。若き女主人るいは、元・同心の娘。都市を行きかう人びとがひと時のやすらぎを求めて投宿する。ときに、表沙汰にできない厄介ごとを胸に秘めて……。誘拐、詐欺、敵討ちなど、大小さまざまの事件に巻きこまれながら、るいは恋人の神林東吾と協力し、解決の途をさぐってゆく。数度にわたりテレビドラマ化され、話題をとった人情譚。

人はなぜ珍獣に惹かれるか。

キミは珍獣と暮らせるか？

飴屋法水（著）

税込価格：432円

フェネック、サル、スカンク、ハリネズミ、アリクイ──なぜ犬や猫では飽き足らず、珍獣を飼おうとするのか。珍獣と呼ばれるにはワケがある。獰猛や虚弱体質ゆえに飼うのが難しい、飼い主になつかない、ムチャクチャ臭い…それでも飼おうという人は、キセキのような楽しさが味わえるのも、また真実なのだが。伝説の珍獣ショップ「動物堂」店主として、あまたの珍獣を扱い、飼ってきた著者による、類のない珍獣選び・育成指南の書。ぐっとくる写真と自筆イラストも満載です！

若き手練が織りなす深川の橋を巡る人間模様

いつかのきみへ

橋本紡（著）

税込価格：497円

引き返そうか進もうか。人生は橋を渡ることに似ている…幼馴染み同士、水商売の夫婦、祖父と孫娘、父と不仲のOL——深川のここかしこで肩を寄せ合い暮らす人々の息遣いが伝わる短篇集。東京の下町・深川に架かる6つの橋を軸に、人生にちょっとつまずいた人びとの人間模様を写しとった、やさしく清冽な物語。

時代小説3冊セット

【セット商品】サクサク読める傑作！時代・歴史小説≪文春文庫チャレンジセット≫

税込価格：1,619円

実在した人物を題材にした読み応えたっぷりの短編集、宇江佐真理『桜花（さくら）を見た』、混乱する幕末の京を舞台に夫婦で難題を乗り切る痛快時代小説、山本兼一『とびきり屋見立て帖』、朝顔栽培に魅せられた主人公が幕末を生きる、梶よう子『一朝の夢』。初心者でもサクサク読める時代小説3冊をセット化しました！

セット商品内容

『桜花（さくら）を見た』宇江佐真理（著）

『千両花嫁　とびきり屋見立て帖』山本兼一（著）

『一朝の夢』梶 よう子（著）

きっと生涯忘れない、子供たちとカミサマの物語

月と蟹

道尾秀介（著）

税込価格：637円

「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。何でも」──小学生の慎一と春也は「ヤドカミ様」なる願い事遊びを考え出す。100円欲しい、いじめっ子をこらしめる――他愛ない儀式はいつしかより切実な願いへと変わり、子供たちのやり場のない「祈り」が周囲の大人に、そして彼ら自身に暗い刃を向ける……。第144回直木賞受賞作。

綾野剛さん撮影エピソード

読書家としても知られる綾野剛さん。
撮影用に準備した『月と蟹』を手渡すと、「道尾秀介さんは好きな作家のひとりです。『月と蟹』も読ませて頂きました」。
手に持った感じがとても自然なショットになりました。